テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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集う族長

トリアナス砦 部族会議室

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハーベン「失礼します。

 カオス様御一行が御到着されました。」

 

 

 ハーベンが扉を開けて中へと入る。カオス達もその後に続く。すると、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「!

 カオス様!」タッ…!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハシッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 部屋に入室して早速カオスのところへ駆け寄ってくる者がいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「クッ、クララさん………!?」

 

 

クララ「お久し振りですカオス様!

 またこうしてお会いする日を迎えられようとは!

 カオス様が旅立たれてからの毎日はいつ巫女の宿命の日が訪れるのか心配で心配でたまりませんでした!」

 

 

カオス「そんな大袈裟な………。

 まだクララさん達と分かれてから一ヶ月も経ってないじゃないですか。」

 

 

クララ「巫女にとっての一月はそれほど重要な時間なのです!

 私も二十歳を越えますしいつ宿命の日が来ても不思議ではありません!

 さぁ!

 早く私と一緒にどこか二人きりになれる部屋で一晩………。」

 

 

カオス「えっ、えぇぇ……!?」

 

 

 カオスに詰め寄ってきてのはアインワルドの巫女クララだ。彼女はカオスと同じくその体の中にラタトスクという精霊を住まわせていてアインワルドにあるデリス=カーラーンを三万年もの間守り続けてきた一族の末裔である。

 

 

レイディー「何だよ坊や自棄に気に入られてるじゃねぇか。

 アタシと再開するまでに女口説き落とす趣味でもできたのか?」

 

 

カオス「そっ、そんなことはないですけど………。」

 

 

ウインドラ「クララ殿。

 アインワルドから出てきても良かったのか?

 巫女は大じ………………アルターから離れられないのではなかったのか?」

 

 

クララ「御心配ありません。

 アルターは皆に任せて来ましたので。

 それにカオス様達のお話で他の部族達もここに集中していると聞いておりましたからアルターに侵攻するような勢力は今のところはありませんから。」

 

 

アローネ「そうですか………。

 でもカオスと二人きりになるのは駄目ですよ?」

 

 

 

 

 

 

ハーベン「巫女。

 カオス様を困らせるな。

 カオス様は先程ここに来られたばかりなんだ。

 今日のところはそこまで重要な会議も開かない予定であるからこのあとはカオス様方にはゆっくり休まれてもらう予定だ。」

 

 

 カオスを掴んで離さないクララをハーベンが宥める。

 

 

クララ「そういうことでしたら自粛致します。

 カオス様には後日アルターを経ってからのお話を聞かせていただきますね。」

 

 

 ハーベンが注意すると素直にカオスから離れるクララ。クララが離れたことによってカオスは自由になりそこへ………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ファルバン「よくぞ戻られたなカオス殿よ。

 ソナタ等が戻るのを待ちわびておったぞ。」

 

 

 部屋の奥の席からスラート族長のファルバンがカオス達にそう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミネルバ「アンタ達本当にやり遂げたんだね。

 アンタ達がクラーケンを倒した時から期待してたんだよ。

 アンタ達なら絶対やってくれるって。」

 

 

 ミーア族族長代理ミネルバもファルバンの隣で会議に出席していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オーレッド「漸くこの時が来たのぅ。

 ソナタ等はこのダレイオスを救った立役者じゃ。

 ソナタ等が来ねば話が始まらんぞ。」

 

 

 クリティアの長老オーレッドもミネルバとは反対側の席でカオス達を見据える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナトル「カーヤは………元気そうでなによりです。

 カオス殿に預けて間違いはなかったようだ。

 貴殿方にはフリンクの悪しき流れを断っていただいたご恩があります。

 この戦争私達は貴殿方と共に精一杯尽力することにしました。

 私達の手でマテオに打ち勝ちましょう。」

 

 

 フリンク族の族長ナトルがカオス達に近い入り口近くの席で話し掛けてくる。その隣には空席があった。恐らくクララの席だろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オサムロウ「ソナタ等はブルカーンすらも味方にしたようだな。

 先日の空の様子からトラブルでも発生したのかと思ったが今日という日が迎えられたということは危機は去ったのだな。

 

 

 残るはマテオとの対決のみか。」

 

 

 

 

 

 

カオス「オサムロウさん……!」

 

 

 いつの間にかカオス達の後ろにオサムロウが立っていた。

 

 

ハーベン「()()!

 どちらに行かれていたのですか?」

 

 

オサムロウ「カオス達が来たと聞いて迎えに行ったのだが入れ違いになってしまったようで急ぎ追い掛けてきたのだ。」

 

 

ハーベン「そうだったのですね。

 道理で会議室にいた師匠が見当たらなかったわけです。」

 

 

オサムロウ「途中オリヘルガが倒れていたが何かあったのか?」

 

 

ハーベン「カオス様に無礼を働こうとしたため成敗しました。」

 

 

オサムロウ「そうか………。

 ならば会議は明日以降に延期だな。

 オリヘルガがいないのでは話し合いも進むまい。」

 

 

ハーベン「私の方でもカオス様方にはそのように説明してあります。

 これからカオス様方には別室に案内しようと思うのですが宜しいでしょうか?」

 

 

オサムロウ「…ソナタは実に気が回る男だなハーベン。」

 

 

 二人の会話からしてオサムロウとハーベンは師弟関係であることが伺える。オサムロウに師事を仰いでいたのであればオリヘルガを難なく打ち破るのも理解できる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ファルバン「…この通り今後のことについての話は欠員が出てしまっているために進められぬ。

 事は慎重を要する作戦だ。

 皆が揃って会議を開くとしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今日のところはカオス殿達が合流なされたのを確認したということで解散するとしようか。」

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