テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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ミーア族の様子2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミネルバ「あぁ………、

 そりゃ気になるよねぇ。

 アンタ達マテオの人だったもんね………。」

 

 

 ミネルバに事情を聞いたところそんな反応が返ってくる。

 

 

タレス「忘れてたんですか?

 カオスさん達がマテオから来たってこと。」

 

 

ミネルバ「忘れていたというよりかはマテオとは違う別のところから来たってイメージだったかな。

 カイクシュタイフの洞窟があった時はアンタ達あのクラーケンを相手に戦ってたんだものだからマテオともダレイオスとも違うどこか異国の人のように思ってたよ。」

 

 

アローネ「私はその認識で合ってはいますが………。」

 

 

ミネルバ「そこのお嬢さん二人は前の時にはいなかったよね?

 二人もアンタ達のマテオから来たお仲間?」

 

 

レイディー「アタシはそうだな。」

 

 

カーヤ「カーヤは………。」

 

 

ミネルバ「んん

 ?見たところなんかフリンク族っぽいけどなんかアンタの顔どっかで………。」

 

 

カオス「!」

 

 

 カーヤは六年前にダレイオスをレアバードで飛び回っていたことがある。その時は他の部族から拒絶されてまたフリンク領に戻ったのだ。拒絶された原因は彼女が当時ヴェノムの感染者だからではなくレアバードで移動していたためにマテオから来たバルツィエと勘違いされたからだろう。

 

 

ミネルバ「………なんだったかなぁ。

 思い出せないや。

 まぁカオスさん達と一緒にいるなら大丈夫だよね。」

 

 

 ミネルバはカーヤに見覚えがあったようだが六年前はカーヤはまだ子供だったということもあり体型や見た目も成長しているので思い出せなかったようだ。

 

 

ミネルバ「それよりもさ。

 前にアンタ達から洗礼の儀とかいうのを皆受けたでしょ?

 あれについてなんだけどさぁ。」

 

 

ミシガン「?

 洗礼の儀がどうしたの?」

 

 

 急にミネルバが前にカオス達が施した洗礼の儀の話を持ち出す。

 

 

ウインドラ「まだ他に施術されていない者でもいたのか?

 だが今はあれは………。」

 

 

ミネルバ「あぁいやミーアは前ので全員終わってるんだけどね。

 

 

 なんか()()()()()()()()()アンタ達と同じように術が一つしか使えなくなってるんだよ。」

 

 

 ミネルバは困ったようにそんなことを訴えてきた。

 

 

アローネ「三ヶ月前………からですか?」

 

 

レイディー「どういうこった?」

 

 

ミネルバ「前にあの術を使ってもらった時はただヴェノムに感染しないってだけで良かったんだけどね。

 今は私達ミーアは水以外の術が使えなくなったんだよ。」

 

 

カオス「水以外………………!

 ビズリーさん達と同じ………!」

 

 

タレス「それ以外に変わったところはありませんか?」

 

 

ミネルバ「アンタ達と同じ様にヴェノムに攻撃が効くようになったよ。

 水の魔術しか使えなくなったのは不便だけど元には戻せないのかい?」

 

 

カオス「それは………その………。」

 

 

 現時点でアローネ達と同じ状態から前の段階に戻ったという事例は存在しない。一度状態が移行してしまえばもう元に戻す手段はないのだ。

 

 

ミネルバ「…まぁ無理言っても仕方無いよね。

 ウイルスに感染しないだけでも有り難いから今のままでもそう困ることはないからね。」

 

 

アローネ「その状態には皆が一斉に変化したのですか?」

 

 

ミネルバ「あぁ、

 三ヶ月前にいきなりね。」

 

 

カオス「三ヶ月前………ウィンドブリズ山にいた辺りから………。」

 

 

タレス「確かカオスさんがダインさんと修業している時にマクスウェルが話し掛けてきたと言ってた時ですよね。マクスウェルという名前もそこで判明しましたし。」

 

 

ウインドラ「カオスの術の効果が変化したのはやはりその辺りからだったんだな。

 ユミルの森でビズリーとダズに付加した際には()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()………。」

 

 

ミシガン「ミーアが水しか使えなくなったってことはスラートとクリティアも?」

 

 

ミネルバ「()()()()()()()()()()()()()()()()()()しか今は使えないみたいだよ。

 それも私はとほぼ同じ時期だったってさ。」

 

 

カオス「そんなことに………。」

 

 

 ビズリー達に術を施術した時には安易に使ってはならないと躊躇っていたが既にもう数百人以上がアローネ達と同じ状態へと変化しているようだ。それも三ヶ月も前に………。

 

 

 

 

 

 

ミネルバ「その分仲間内同士での連携が取りやすくなったとは思うよ。

 この状態だとミーア族同士で簡単に傷を癒やすことも出来るようになったんだよ。

 うちらの中には治療術の適正が無いのが多かったんだけどね。

 ミーア族ならミーア族同士でモンスターやヴェノムに襲われて負傷しても自分達でフォローしあえるから前よりも大分ダレイオスの往来が移動しやすくなって大助かりだとは思うよ?」

 

 

カオス「え?」

 

 

アローネ「!

 …言われてみれば私達と同じ状態になったのでしたら同じ属性の術を使える者同士がフィールドを移動するのに適しているのかもしれませんね。」

 

 

ウインドラ「不便なのは普通に生活することだけなのか?

 他に何か都合がついた方がいいところとかはないか?」

 

 

ミネルバ「今のところは………何も思い付かないね。

 今は電気が欲しかったらスラートに言えばいいし畑を耕すのにもアインワルドとかがいるし火だってブルカーンが来てくれたから何も困ってなんかないよ。」

 

 

カオス「………そうなんですか………。」

 

 

 アルターでカオスが不安に思っていたことはそこまでダレイオスの者達は気にしてはいないようだった。

 

 

ミネルバ「なんならフリンクとアインワルドの連中にもあの洗礼の儀ってのやってあげた方がいいんじゃないかな?

 あれやるだけでも魔力も結構上がるみたいだしね。

 どうせならブルカーンも………あぁそれだと時間が掛かりすぎちゃうかもね。

 そこはアンタ達に任せるよ。」

 

 

 そういってミネルバは去ろうとする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミネルバ「あぁそうそう、

 マテオのことだけどそこまで深く考えなくてもいいんじゃないかな?

 アンタ達がマテオから来たってことは皆知ってるんだしアンタ達がマテオから来た事情も皆知ってるんだ。

 マテオの連中をどうこうしようなんて誰も思っちゃいないんじゃないのかね。」

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