テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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クリティア族の様子

トリアナス砦 クリティア居住区域

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オーレッド「………前に言わなかったか?

 儂の近くまで来たら真っ先に儂のところへ来いと。」

 

 

 クリティア族がいる区域に入って早速自称長老のオーレッドに捕まりカオス達に説教を始める。

 

 

ミシガン「そういやそんなこと言ってたね。」

 

 

アローネ「申し訳ありません。

 まだこの場所を把握しきれていなくて………。」

 

 

レイディー「うっせぇぞジジィ!

 アタシ等の都合を考えろ!

 世界はアンタを中心に回ってんじゃねぇんだよ!」

 

 

オーレッド「!

 おお、御嬢さん!

 彼等とは無事に合流出来たようじゃな!

 御嬢さんのおかげで儂等の研究は捗っておるぞ。

 ヴェノムの主も全て討伐したらしいな。

 おめでとう。」

 

 

レイディー「そんなことはどうでもいいんだよ。

 ………ったく相変わらず騒がしい爺さんだぜ。」

 

 

 以前はレイディーが不在時にオーレッドと顔合わせをしていたためこうしてレイディーがオーレッドと話をするところを見るのは初めてだ。話には聞いていたがレイディーは本当にダレイオスの北側を旅してローダーン火山まで行っていたらしい。

 

 

カオス「オーレッドさん………お元気そうで………。」

 

 

オーレッド「やぁやぁカオス君。

 噂はフリンクやアインワルドの巫女達から聞いておるぞ。

 何やら魔術を使いかなせるようになったとか。」 

 

 

カオス「えぇまぁ………。」

 

 

オーレッド「とすれば先日このダレイオスの上空にも何や

らド派手な術を展開していたようじゃがあれもソナタの仕業かのぅ?

 あれは何だったんじゃ?」

 

 

カオス「!

 あれは………。」

 

 

 グラース国道でマクスウェルが発動させた魔術のことを言っているのだろう。やはりあの術はダレイオスからも目撃されていたということか。どう言い訳しようか迷っているとオーレッドは特に気にした様子も見せずに、

 

 

オーレッド「ソナタ等のことじゃから何かあれだけの術を発動せねばならない事情があったのじゃろ?

 一瞬肝が冷えたが術も不発に終わったようじゃし儂等も特に何も無かったから気にしてはおらんよ。

 サムライがソナタ等の作戦じゃと言うておったからの。」

 

 

カオス「オサムロウさんが………。」

 

 

 事情を知るオサムロウが手回しをしてダレイオスでは大事にはならずに済んだようだ。後でオサムロウに会った時は礼を言わなければならないとカオス達は御互いに顔を見合わせた。

 

 

 

 

 

 

オーレッド「…それでソナタ等より授かった力で儂等はあれからソナタ等に言われていた研究を進めておったのじゃ。

 一つはヴェノムについての研究とカオス君に頼まれておったことじゃが………。」

 

 

アローネ「カオスに頼まれていたこと………?」

 

 

カオス「!

 そういえば………。」

 

 

 ヴィスィンを訪れた時カオスは魔術が暴走しないようにマナを抑えるための手錠に代わる新しい魔道具を作ってもらうようオーレッドにお願いしていた。今となってはその必要は無くなったが一応は成果を聞くことにした。

 

 

オーレッド「最初はバルツィエが開発したワクチンとは別のヴェノムに有効な薬の開発をと考えておったのじゃがカオス君に頼まれていたことも同時に進めなければならないと思い研究チームを二つに分けて行っておったのじゃ………。

 ………じゃがこの二つの項目を進めていく内にのぅ?

 

 

 …どうやら()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。」

 

 

レイディー「あぁ?

 二つが一つにだぁ?」

 

 

カオス「どう言うことですか?」

 

 

 ヴェノムの研究と人のマナを抑える研究が一つに纏められると言うことにピンと来ないカオス達。そんなカオス達にオーレッドは………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オーレッド「ついてまいれ。

 話はそこでするとしよう。」

 

 

 オーレッドにそう言われカオス達はオーレッドに連れられて怪しげな建物の中にある地下へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オーレッド「ここがここでの儂等がヴェノムを研究しておる施設じゃ。

 ここなら万一ヴェノムに感染した者が出ようともそのまま閉じ込めることが出来るのじゃ。」

 

 

 オーレッドに連れて来られた場所はかなり地上から深い場所に作られた部屋だった。従来のヴェノムを高低さのある場所で飢餓を待つという手段を流用しての地下研究施設なのだろう。

 

 

レイディー「そんで爺さん。

 ヴェノムと魔道具がどうのこうのってのはここでなら分かるのか?」

 

 

オーレッド「それを説明するためにここへと連れて来たんじゃ。

 儂等はな。

 

 

 ここでワクチンに代わる新たなヴェノムに対抗する手段を得たのじゃ。」

 

 

 オーレッドは自信満々に新訳を開発したと胸を張る。

 

 

アローネ「オーレッドさん………。

 ミネルバさんから御伺いしたのですが貴殿方にはそのような新たな薬を開発する必要は無くなったのではないですか?

 話では貴殿方は私達と同じく三ヶ月前から力が変化したとかでヴェノム自体が通常のモンスターと差が無くなってしまったのでは………?」

 

 

オーレッド「確かにその通りじゃが何かあった時のために研究は続けておった方が良いじゃろ?

 ヴェノムウイルスにはまだ更に変異を遂げる可能性もあるんじゃ。

 いつヴェノムウイルスがまた儂等に牙を向くか分からん現状では研究を止めるわけにはいかんでの。」

 

 

 オーレッドが言うようにヴェノムはカーヤから感染した個体は通常のヴェノムよりも強力な個体が出現してしまった。突発的にそんな怪物が現れるとあってはヴェノムについて生体を調べておくのは悪くないことだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オーレッド「………それでのぅ。

 ここにあるのが儂等クリティアがカオス君の血から作り出した対ヴェノム用兵器………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 “()()()()()()()()”じゃ。」

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