テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~ 作:モニカルビリッジ
オサムロウ「ソナタが精霊に………?
………それは一体何の「師匠!カオス様!」!」
オサムロウに精霊とのことを話しているとハーベンが二人に駆け寄ってくる。
ハーベン「御無事でしたか!?
先程何者かがこのトリアナスに魔術での攻撃を仕掛けてきたようで不発に終わったようですが次がいつくるのか分かりません!
急ぎ周辺の警戒に当たるべくチームを編成して敵の対処に「慌てるなハーベン。」!」
オサムロウ「先程のあれは敵襲ではない。
カオスの仕業だ。」
ハーベン「はい………?
カオス様の………?」
カオス「すみません………。
驚かせちゃったみたいで………。」
ハーベン「…そっ、そうだったのですね………。
ですが一体何を………?」
敵襲ではないと知りハーベンは一旦警戒を解くがどうしてカオスが魔術を発動させたのか訳を訊いてきた。
オサムロウ「ソナタから頼まれたと聞いたぞハーベン。
洗礼の儀を皆に施してくれとな。」
ハーベン「!
では今のが………!?」
オサムロウ「そのようだ。
術が成功しているのであればソナタ等にも効果は出ているはずだ。
一先ずはソナタはスラートで力を受けてとっていなかった者達を集めて確かめてこい。
フリンク、アインワルド、ブルカーンには我から伝えておこう。」
ハーベン「はい!」
ハーベンはオサムロウの指示に従いスラートを集めてどこかへ行ってしまった。
オサムロウ「では我も行くとしよう。
カオスもついてきてくれるか?
我だけだと上手く話ができんのでな。
ソナタがいた方が納得しやすいだろう。」
カオス「分かりました。」
その後カオスとオサムロウは一緒に全ての部族の元へ説明をしに回った。先ずは各部族の族長達に事の経緯を話しそこから他の人々にも話が行き届く。全てが終わる頃には既に真夜中の時間帯となりカオス達は疲弊した足で床へとつくことなった。
……………………………………………………………………
――翌日――
トリアナス砦 部族会議室
ファルバン「………皆揃っているようだな。
それではこれから、
翌日になりカオス達と各部族の族長達を集めて会議が開かれた。議題は当然マテオとの対決に向けてだ。
ファルバン「この会議は前ダレイオスの王の余ファルバンが務めさせてもらう。
異論があるものはおるか?」
ミネルバ「構わないよ。」
ナトル「ありません。」
クララ「同じく。」
オーレッド「異論は無いからさっさと進めろ。」
ファルバンの宣言に族長達からそれぞれ反論は無かった。
………がブルカーンの族長代理オリヘルガから声が上がる。
オリヘルガ「ん?
七部族会議ってのは何だよ?
ここにいる族長格は六人しかいねぇじゃねぇか。
数もまともに数えられねぇとか流石に終わってねぇかスラートの前王さんはよぉ。」
オリヘルガが第一声にファルバンが言った七部族会議が間違いであると指摘する。
ファルバン「…何も間違ってはおらぬぞ。
ここに集まっておるのは九の部族の内の七部族の長達だ。
下らぬことを申すなブルカーン。」
オリヘルガ「だからその七人目の族長ってのはどこにいるんだよ?
この間からここにはスラート、ミーア、クリティア、フリンク、アインワルドの五つの部族しか集まってねぇじゃねぇか。
そこに俺達が来て六部族だろ?
ブロウンもカルトもアイネフーレもいねぇんだから七部族会議ってのは違うだ「アイネフーレならここにいますよ。」!」
タレス「アイネフーレ代表はボクです。
ボクが貴方と同じアイネフーレ族長代理を務めます。」
タレスがアイネフーレと名乗りでたことに唖然とするオリヘルガ。オリヘルガ達ブルカーンとは始めは敵対していたためにカオス達がどの様な集まりだったのかを知らなかったのだ。
オリヘルガ「お前がアイネフーレ………だと?
お前はカオス・バルツィエ達と一緒にやってきたマテオのハーフエルフじゃねぇのか?」
タレス「違いますよ。
ボクはアイネフーレです。」
オリヘルガ「…アイネフーレねぇ。
そういやここに来てから
そんでお前みたいな育ちの悪そうな餓鬼がアイネフーレ族長代理?
………ハハハ!
おい!
他のアイネフーレはどうした?
何でここにいねぇんだ?
ここは俺の記憶が確かならアイネフーレ領だったはずだが?
マテオとの最前線基地で何でそこの
アイネフーレは今どこにいるんだよ?
どこで道草食ってるんだ?」
タレス「………」
オリヘルガ「何とか言ったらどうだ?
“ボク以外のアイネフーレは全滅しちゃって寂しいけどボク一人で頑張ります”ってほら俺達に説明………!?」チャキッ………、
ハーベン「その耳は御飾りか?
ちゃんと耳としての働きをしているのか?
飾りと言うのならばお前には似合わぬから削ぎ落としてやろう。」
室内にいたハーベンが剣を抜きオリヘルガの首筋に突き付ける。
オリヘルガ「てっ、テメェ………ハーベン………!」
ハーベン「第一回七部族会議の進行を
議論をするでもなく嘲笑したいだけならお前をこの場から摘まみ出すぞ?
なんなら貴様等ブルカーンは我等の戦いに参加しなくていい。
そうなったらダレイオスの足並みを乱すブルカーンをバルツィエよりも先に排除してやる。」
オリヘルガ「!?
わっ、悪かったっての!
軽い冗談だろが。
何をムキになってんだよ。」
ハーベン「今のが冗談だと言うならお前は一生冗談を口にしない方が長生きするだろうな。
冗談と言うのはそれなりに付き合いの長い相手にしか通じない。
それと特定の個人を貶めて笑いを誘うなどと性根が腐りきったブルカーンらしいとは思うが今の冗談は一体何が面白いのだ?
お前達ブルカーン以外には通じないのか?
私達とお前達とで冗談の定義が異なっているのか?
今一度お前達ブルカーンが私達と同じ人種であるのか調査してみる必要があるな。」
オーレッド「ほほう?
それは興味があるのう。
ブルカーンの生態調査なら儂等クリティアが請け負ってもよいぞ?
一通り調べ尽くしたら標本にして資料をまとめて発表してやろう。」
オリヘルガ「ふざけるな!
テメェ等になんかに
つーかハーベン!お前も脱線してんじゃねぇか!!
会議を始めるんじゃねぇのかよ!
愚劣王!!
早く話を進めやがれ!」
ファルバン「まったく………ソナタが突っ掛かってきたのが原因であろうに………。」
会議の初っぱなから族長達の間で険悪な空気が漂う。
アローネ「(…大丈夫なのでしょうか………?
このような雰囲気で本当に会議など………。)」