テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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ウルゴスの危険性

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オリヘルガ「そいつに立候補する権利があるなら俺達ブルカーンにもあるんじゃねぇのか?

 どうなってんだよスラート。」

 

 

ハーベン「それは………カオス様のお仲間だからあっても………。」

 

 

オーレッド「…まさか御嬢さんが頭だと思うてたら別の者が代表者じゃっただと………?

 御嬢さん以外は助手じゃなかったのか?」

 

 

 各部族でカオス達の印象が違い誰がリーダーであるのか分からない様子だ。アローネが名乗りを上げたことでブルカーンのオリヘルガが対等に権利を主張する。それに続き、

 

 

ミネルバ「ちょい待ちなよ。

 だったら私達ミーアにもその権利があるんじゃないのかい?

 ()()がそんなに必要ないんなら私達だってその権利はあるよね?」

 

 

オーレッド「代理風情は黙っておれ!」

 

 

ミネルバ「何さ!」

 

 

 たった一人の発言により会議の場は一気に雲行きが怪しくなってきた。先程まで纏まっていたというのに一つの議題が提示されただけでこうも荒れだしてしまうとは………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ファルバン「…この件については後日改めて決めるとしよう。

 今日で粗方マテオへの対策も立てられたのだ。

 王選出については数日後に代表をそれぞれの部族で出しあい公平に決めることとする。

 

 

 これにて解散だ。」

 

 

 これ以上場が混乱しないようにファルバンが会議を終わらせた。カオス達や他の族長達ももう一度作戦を練ってからこの議題に対応するためにその場は応じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オーレッド「……しかしのぅ。

 あの御嬢さんではなく助手の方が王になりたいとは………政治を任せられる器なのかのぅ?

 王は御遊戯ではないのじゃぞ?」

 

 

 去り際にクリティア族長老オーレッドがそんなことを言いながら部屋を退室していった。他の族長達もアローネを訝しむような目で見ながら去っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「アローネ………。」

 

 

アローネ「………私が…………私が力を握らなければならないのです………。

 私に力が無ければウルゴスの同胞達は救われない………。」

 

 

 アローネがダレイオスの王になりたい理由はウルゴスの同胞を見つけるためだ。王となってバルツィエとの決着がついた後にマテオ、ダレイオスの力を借りて世界中に散らばるウルゴスの同胞を捜索にあたるために立候補した。

 

 

 だがダレイオスの族長達からのアローネの印象はただの付き人に過ぎず特別に彼女が何か偉業を成したという話も無くただただどこかの()()()()()()()()()()にしか捉えられなかった………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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トリアナス砦 夜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウインドラ「明日もう一度ダレイオスの王に誰が相応しいか話し合いが設けられるそうだ。

 今度こそそこで次のダレイオスの王が決定するそうだぞ。」

 

 

 ウインドラがスラート達のところから戻りそんなことを言ってきた。

 

 

アローネ「明日………明日までに私がダレイオスの王となれる材料を手に入れなくてはならないのですか………。

 厳しいところですね………。」

 

 

レイディー「………お前何で王なんかになりたがるんだよ?

 一国の王になんかなっても多忙な毎日に追われるだけだぞ?

 そこのところ分かってんのか?」

 

 

 レイディーがアローネが本当に王になりたいかどうかを確かめる。その立場からくる責任はそう簡単に決めていいことではないからだろう。それに対しアローネは、

 

 

アローネ「………ですが同胞を探すにはそれしか手はないのです。

 この数百年の内でウルゴスの同胞が私とカタスの二人しか見付かっていない以上カーラーン教会だけでは手が足りないのが現状です。

 もっと人手を増やさなければいつまでもウルゴスの同胞達は………。」

 

 

 アローネからすればウルゴスの同胞達が心配なのだろう。彼女達ウルゴスは過去のヴェノムによる災害で時代の終わりを迎えた。生き残った人々はヴェノムが滅びた時代まで眠りにつくことにしたのだがその眠りについている間にウルゴスの人々は世界に散り散りになってしまったらしい。その世界の各地に散らばった同胞達を見付け出すためにアローネはダレイオスの王になって各部族に同胞達を探す手伝いをしてもらいたいのだ。

 

 

レイディー「ウルゴスか………。

 ウルゴスと言やぁフェデールが言ってたことも気になるな………。」

 

 

カオス「フェデールの………バルツィエが長年敵視していた相手がウルゴスだって話ですか?」

 

 

レイディー「あぁ、

 何でバルツィエがウルゴスを危険視してるのかは知らんが奴の話が真実だとしたら………、

 

 

 

 

 

 

 ウルゴスの奴等は目覚めさせない方がいいんじゃねぇか?」

 

 

アローネ「!!

 何故ですか!?」

 

 

 レイディーが言った言葉にアローネが反論する。

 

 

レイディー「落ち着けよ。

 アタシの話を聞きな。

 オーレッドの爺さんや精霊の話を纏めてみるとヴェノムが作られたのはウルゴスがあった時代だそうじゃねぇか。

 ウルゴスの時代でヴェノムが作られそれが世界中に流出して結果ウルゴスもダンダルクも滅びた。

 ヴェノム自体は一国家………もしくは世界中が総力を上げて作った病薬らしいがそれを制御する力も作り出しておきながら()()()()()()()()()()()()()って話も事実だ。

 ウルゴスの技術は安易に復活させない方がいいぜ。

 この時代にはまだ早すぎるんだ。

 行き過ぎた力は文明を滅ぼす。

 まだまだ成熟してないこの世界には危険すぎる。」

 

 

アローネ「そんなもの………!

 ごく一部の人達だけです!

 そんな技術を持つのは限られた人達だけのはずです!

 その方達のせいで他の関係の無いウルゴスの人々も復活させてはならないのですか!?

 そんなの理不尽にしか「復活させちゃならねぇのはどちらかというとお前の知り合い連中だよ。」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイディー「国の総力ってことは少なからずウルゴスの王族も関わってる可能性が非常に高いんだ。

 お前やカタスが知らないだけで他の()()()()()()()が関わってないっていう保証はねぇだろ?

 お前達の話じゃウルゴスの王族ってのは()()()()()()()()()()()()()()()表向きは味方同士でも裏では覇権をぶんどるために兄弟であっても殺し会いが行われてたんだろ?

 お前ですらそんなに関わりは多くなかったってんならそんな奴等のために世界を動かすべきじゃない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今度は国どころじゃなく世界が滅ぶぞ。

 ウルゴスの技術力はそれほど凶悪なんだよ。

 この時代にとってはな。」

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