テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~ 作:モニカルビリッジ
「「「「「「カーラーン教会が参戦!?」」」」」」
アローネが宣言したカーラーン教会参戦に会議室にいた族長達が盛大に驚いた。
カオス「カーラーン教会が戦いに参加するの………?
でも教会は中立なんじゃ………。」
レイディー「あぁ、
カーラーン教会の方針は二つの国のいさかいには干渉しないっていう決まりがある。
それが何で教会がダレイオスに肩入れするんだ………?
………いやそれよりもだ………。」
オサムロウ「どういうことだ?
何故ソナタがここにいる?」
アローネと一緒に会議室へと入ってきたのはカーラーン教会のコーネリアスだった。
コーネリアス「小生がこの場に参ったのはカーラーン教会の今後の旨を伝えるためです。
オサムロウ氏。」
オサムロウ「今後だと………?」
コーネリアス「えぇ、
実は先日のこと………、
我が主カタスティア教皇の生存を確認いたしました。」
カオス・タレス・ウインドラ・レイディー「「「「!!」」」」
コーネリアスからカタスが生存していたことを聞く。長らく行方が分からなかったカタスがダレイオスに戻っているということなのだろうか。
オサムロウ「真か!?
それでカタスティア様はどちらに!?」
コーネリアス「大変恐縮でありますが主様はまだマテオにおられます。
マテオでバルツィエの同行を探っておられるようです。」
オサムロウ「………そうか。」
残念ながらカタスはまだマテオにいるようだった。情報としてはオーギワン港から南部にかけてのどこかにいるようだが結局行方は掴めないままだった。
落胆する一同にコーネリアスは更に言葉を続ける。
コーネリアス「主様は御不在ではありますがその代わりといって
カオス「言伝て?」
コーネリアス「一つが先程アローネ様が仰ったように彼女を正式にカーラーン教会の枢機卿に任命することです。」
オサムロウ「そうそれだ。
読師やら助祭などの過程を省いて卿と同じ枢機卿の地位だと?
何故カタスティア様がそのようなことを………。」
コーネリアス「主様からはアローネ様は祖国で十分な教養を得ているとのことで急遽この位階が贈与されました。
小生とは同位の称号ではありますがもう一つの言伝てで小生よりもアローネ様の立場は更に上へと上がります。」
カオス「もう一つの………?」
コーネリアス「我が主はこのように仰いました………。
カタスからの言伝ては想像以上の内容だった。たった一日の間にアローネがカーラーン教会のトップにまで上ってしまった。
アローネ「…昨日のことも踏まえて昨晩コーネリアスさんと二人で話し合いました。
私がダレイオスの王に立候補する目的はダレイオスの方からすれば不純なものだと思います。
私はダレイオスのためではなく私の祖国ウルゴスの人々のために王になろうとしておりました。」
オーレッド「そういえばそんなこと言っておったのぅ。
前に見せてもろうたウルゴスとやらの技術力は驚嘆に値するものじゃったしな。」
クララ「このダレイオスのためではなくウルゴスのため………?
ウルゴスとは一体どこにある国なのですか?」
ナトル「ダレイオスにはそのような国があったという話は聞いたことはありませんが………。」
オリヘルガ「こいつマテオからの来訪者じゃなかったのか?
ウルゴス?
そんな国あんのか?」
ウルゴスのことを聞くと族長達は突如聞いたこともない謎の国のために王になりたかったというアローネを妙なものを見るような目で見詰める。
ファルバン「…カーラーン教会がマテオとの戦いに参戦したいということは理解した。
だが今から会議に加わったところで我等の方は既に戦に向けての準備は完了している。
カーラーン教会として立候補するとは申すがそれではかえって立場的に余計王にならんとする資格が遠のくのではないか?」
オリヘルガ「今更カーラーン教会が来たところで遅いんだよ。
テメェ等教会に何が出来るんだっての。」
ファルバンやオリヘルガが言うようにこの時点でカーラーン教会が加わっても何もすることは無いように思える。ブロウン、カルト、アイネフーレの戦力が欠けている分を補充するにしても数が足りることはないだろう。そんな状況で教会から他の部族のように王に名乗りを上げる権利を得るのは流石に………、
コーネリアス「御心配無用です。
小生等教会はここにおられるどの部族よりも早くマテオとの戦いに備えて準備をしてきましたので。」
ファルバン「準備とな………?
それはどの様な準備だ?」
コーネリアス「
ファルバン・ミネルバ・オーレッド・ナトル・クララ・オリヘルガ「「「「「「!」」」」」」
コーネリアスの一言で族長達が反応する。
コーネリアス「貴殿等は自国の体勢を整えるばかりでこれから戦う相手の情報を詳しく存じておられますか?
バルツィエがどれ程の戦力を持ちどこを拠点にしているかやどの辺りが警戒が厚いのかまたは薄いのかを把握しておられますか?
敵はバルツィエの隊長達ばかりではないのでございますよ?
彼等に従う傘下の者達やそれぞれが使う武器をお調べになられましたか?
お調べになられておりませんよね?
貴殿等はダレイオスから一歩もマテオへと足を踏み入れてはおられないのですから。
教会は半年前に本部を襲撃された際から既にマテオとは中立ではなくなりました。
ですのでいつかこのような日が来ることを待ち続けていたのですよ。
貴殿等のような無鉄砲にマテオへと挑もうとする慌て者にはマテオの詳細な情報を欲するのではないかと。」
ファルバン「………ソナタの言う通りだ。
確かにマテオと戦うにしてもあちらの国のことについては何も情報を掴めてはおらぬ。」
ミネルバ「正面突破することしか考えてなかったからどこが守りが手薄なのか知ることが出来たら船を沈めずに済んで助かるけど………。」
オーレッド「此方の武器を揃えるので手一杯だったのでな。
マテオの情報については手付かずじゃったわい。」
ナトル「内陸側のフリンクとしても大陸を渡る術は持ち合わせていなかったのでマテオへの偵察は出せないところでした………。」
クララ「アインワルドとしては教会が味方につくのは助かるところですが………ブルカーンはどうなのですか?」
オリヘルガ「ハーフエルフの集団はあまり好きじゃねぇ………………がブルカーンとしてもイフリートのせいで多く仲間を失ってるんだ。
仲間が犠牲にならないためにも敵のことをよく知る奴等が味方につくのは願ってもねぇことなんじゃねぇか?」
ファルバン「………ということだそうだ。
コーネリアス枢機卿とそれからアローネ
ソナタ等の要望は聞き届けた。
我等ダレイオスをソナタ等の戦に加えて欲しい。」
アローネ「!
はい!」
こうしてマテオとの戦いに向けた勢力はマテオとダレイオスの戦いからマテオとカーラーン教会の戦いにダレイオスが教会側につく形となって成立した………。