テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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カオスの見立て

カーラーン教会 ダレイオス支部

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 カーラーン教会に着くと外でアローネとコーネリアスが対峙していた。

 

 

コーネリアス「…では行きますよアローネ様。」

 

 

アローネ「はい!

 どこからでも掛かってきてください!」

 

 

コーネリアス「それでは遠慮なく………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ()()()()()。」

 

 

 コーネリアスがアローネに対し無数の剣撃を放つ。カオスでもその剣筋は見切れない程に早く一瞬でアローネの体に幾つもの傷を刻み………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アローネ「『バリアー』!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガガガガガガガガガ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………込むことことはなかった。咄嗟にアローネが光の壁を張りコーネリアスの剣撃から身を守る。

 

 

コーネリアス「反応は宜しい。

 ではこれならどうでしょう?

 

 

 『テトラススペル』。」パァァ……!

 

 

 コーネリアスが術を唱えると空中にそれぞれ火と水、風、地の塊が発生しアローネへと飛んでいく。

 

 

アローネ「『レジスト』!」

 

 

 それをバリアーとは違う別の種類の術で防いでいくアローネ。

 

 

コーネリアス「物理的な力も魔術における力も防げるようになられましたね。」

 

 

アローネ「はい。

 コーネリアスさんのおかげです。」

 

 

コーネリアス「ダレイオス大王位決定戦では貴女様は四名の方と続けて戦わなければなりません。

 大会に出場するのはブルカーンから族長代理のオリヘルガ様、アインワルドからは巫女のクララ様、ミーアからは族長代理であるミネルバ様の旦那様()()()()()、クリティアからは長老のオーレッド様です。

 小生の目に狂いが無ければ彼等の御力は順にクララ様、オリヘルガ様、オーレッド様、シーグス様となっております。

 現時点でアローネ様の御力は()()()()()()()()()()

 とてもではありませんが優勝など夢のまた夢。

 アローネ様には現実的に遠い話です。」

 

 

アローネ「…重々承知しています。

 今までも私はカオス達に頼りきりで私自身は何かカオス達の役に立つようなことは一度たりともありませんでした………。

 ですから大会の話もあのような形にしなければ私にはそもそも資格すら無かったのです。

 また私はカオス達だけでなくカーラーン教会の力までも借りて私個人の力は何のお役にも立っていないのが今の私が置かれている状況です。

 カタスに与えられたチャンスを不意にしないためにも私はこの大会勝たなければなりません!

 

 

 コーネリアスさん!

 続けてください!」

 

 

コーネリアス「では正確に小生の技に対応してみせてください。

 運などに頼らず自身の目で戦いの目を養うのです。」

 

 

 そこからコーネリアスがアローネに休む間も無く猛攻を仕掛ける。落ち着いた雰囲気からは想像もできないくらいにコーネリアスはアローネの周りを駆け回っては死角から剣撃を浴びせていく。オサムロウと互角の実力は伊達ではないようだ。そんなコーネリアスの攻撃をアローネは巧みに弾いたり避けたりしてなんとかやられないように頑張ってはいる。

 

 

 …がそれも一分と経たずに………、

 

 

コーネリアス「そこです。」

 

 

アローネ「…ッ!?」チャキ!

 

 

 

 

 

 

コーネリアス「どうなさいましたか?

 これだけでもう疲れを感じておられるのですか?」

 

 

 あっさりとアローネの懐へと入り剣を肩へとゆっくりと乗せる。

 

 

コーネリアス「ここまで簡単に入り込まれてしまえば首が跳ねられたことにすら気付かずに貴女様の人生は幕を閉じることでしょう。

 油断しないようにと何度も忠告はしましたよ?

 何故小生は貴女様に剣を突き付けることが出来るのでしょうか?」

 

 

アローネ「………申し訳ありません………。

 少し気を抜いていました………。」

 

 

コーネリアス「気を抜いていた………?

 アローネ様………貴女様にそんな余裕などございません。

 貴女様はウルゴスの方々をお救いしたくダレイオスのトップに立ちたいのだと仰られましたね?

 人々の上に立つ方というのは常日頃用心していなくてはなりません。

 人は誰しも親切な人ばかりではないのです。

 貴女様も人には良い一面もあれば悪い一面もあることを存じておられるはずです。

 元貴族であられたのであれば貴女様を利用しようと近付く者や貴女様を蹴落としてでも貴女様の座る椅子に座ろうとする方がいたことでしょう。

 競争社会とは何も先へ先へと向かわずとも勝つ手段はあるのです。

 競う相手がいなくなれば良いのですからそうなれば貴女様の次点に来る方が貴女様の代わりとなります。

 ………小生が申されていることの意味が理解できますか?」

 

 

アローネ「私がどのような時でも命を狙われている覚悟で挑めということですよね?

 私がなろうとしているのはダレイオスの一番高みの存在………。

 バルツィエからは当然狙われるでしょうしダレイオスでもたとえ優勝しその座に修まることができたとしても私が()()()()()()によりその座からいなくなってしまうことも考えられますから。」

 

 

コーネリアス「アローネ様はこれからそういった環境へ身を投じようとなさるのです。

 事故は何度でも起きますよ。

 その度に貴女様はそれを御自分の力ではね除けなければならないのです。

 

 

 貴女様に必要なのは先ず第一に()()()()()()()()()()()()()()()()

 貴女様が一人で全てをこなせる御力があればカオス様に功績が偏ることもなかったでしょう。

 始めにそこを自覚しておいてください。」

 

 

アローネ「はい!」

 

 

コーネリアス「ではもう一度参りますよ。

 今度は二分耐えきって見てください。」

 

 

 コーネリアスは再びアローネに攻撃を開始する。アローネは言われた通りに二分間コーネリアスの攻撃を捌き続けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 二人を見ていたカオスはどうしようもない不安にかられる。アローネは一ヶ月という期間の間に大分成長はしたのだろう。だがそれでもアローネにはまだもう一つ致命的に足りない部分がある。コーネリアスとの特訓を看る限りでなその部分には()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「(………あんなんじゃ駄目だ………。

 防いだり避けたりする力なんか身に付けても結局()()()()()()()()()()()が欠けてるじゃないか………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ここはやっぱり俺の力で………あの()()通りに………。)」

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