テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~ 作:モニカルビリッジ
アローネ「さぁ!
次は何を出しますか!
どんな術でも構いませんよ!
私は逃げも隠れもしません!
全力で全てを受け返してみせます!」
カオス「………」
カオスはこの時点でアローネに対する自分の勝機が途方もない程に低いことに気付く。アローネの魔力は既にカオスを上回る能力がありこの先どの様な術を出してもアローネはそれを跳ね返してくるだろう。
カオス「(…魔術の勝負で負けた………。
この俺が………。
アローネの力がここまで強かったなんて………。)」
今の自分とアローネを比べたとしてカオスが勝っているとすれば飛葉翻歩を使っての機動力の高さだけだろう。しかし足が速いというだけではこのアローネには勝てない。アローネは飛葉翻歩の速度にも対応してくる上にカオスが真面目にアローネと勝負を始めてからまだ彼女は
アローネ「………来ないのであればこちらから参ります!!
『エアブレイド』!!」
カオスが自身を無くしている内に先にアローネが仕掛けてきた。少し考え事が過ぎたようだ。
カオス「!!
『グランドダッシャー』!!」
ドドドドドドドドドドドドオオオオオオオオオオオオオ!!!!!
ザザザザザザザザザザザザザザザザアアアアアアアアァァァァァ!!!!
ドッゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!
地のエネルギーと風のエネルギーがぶつかり慟哭を起こして消滅する。二つの力は等しかったようだ。
カオス「………そんな………、
この術は地の属性の中でも………一番強い術なのに………。」
魔導書に載っていた術でアローネの風の力に対抗するには地の属性が有効だと思い地の上級魔術グランドダッシャーを使った。それがまさか風の《《中級魔術であるエアブレイド》と互角の威力。
アローネにはまだグラビティをも打ち消す風の上級魔術サイクロンと更にオーレッド戦で使ったサイクロン以上の術がある。だというのに自分の上級魔術がアローネの中級魔術で相殺されてしまったことにカオスは深い絶望を覚える。
アローネ「…エアブレイドが防がれてしまいましたか。
でしたら今度は………。」
カオス「!?」
ショックを受けている場合などではなかった。まだまだ余力を残すアローネが次の術を発動させようとしている。アローネとまともに撃ち合っていけば押しまけるのはカオスの方だ。
カオスはもう冷静な判断が出来ない状態にあり無我夢中で魔導書を捲って手当たり次第に魔術を発動させた。
アローネ「『エアスラ…』「『スプレット』!!、『スプラッシュ』!!、『タイダルウェイブ』!!、『イラプション』!!、『エクスプロード』!!、『スパイラルフレア』!!『イグニートプリズン』!!、『ロックブレイク』!!、『グランドダッシャー』!!、『グレイブ』!!、『フリーズランサー』!!」、『アブソリュート』!!、『インブレイスエンド』!!、『サンダーブレード』!!『インディグネイション』!!、『グラビティ』!!、『プリズムソード』!!『デイバインセイバー』!!!」
ドドドドドドドドドドドドゴゴゴゴゴゴゴゴゴボフォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!
アローネが魔術を発動させる前に片っ端から目に入った術を発動させていく。発動させた術はどれも莫大な破壊力を生み出し闘技場やシャイドだけじゃなくセレンシーアインの街全体を包み崩壊させていく。これだけの術が全てアローネに対して行使されたのだ。いくらアローネでもこれだけの攻撃を全て受ければ跡形なく消滅して………、
アローネ「『サイクロン』!!!」
カオス「………………」
ビュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!
アローネは消滅しなかった。それどころかたった一度の術でカオスが発動させた無数の術を全て吹き飛ばしてしまった。
アローネ「………確かに私はカオスに本気を出すように言いましたが流石にやりすぎではないでしょうか?
一歩間違えればウインドラ達やダレイオスの方々………もしくはダレイオスそのものが今ので無くなっていたかもしれませんよ?」
カオス「………………」
ピシ………ピシシッ!!
あれだけの攻撃を全て吹き飛ばしておいて他人の心配までもするアローネにカオスはもう恐怖を通り越して呆れていた。
カオス「(………俺が誰かにこんなことを思う時が来るなんてなぁ………。
………アローネ………君は俺なんかが足元にも及ばない