テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~ 作:モニカルビリッジ
トリアナス砦
アローネ「マテオへの出陣は一週間後となりました。
一週間後…………私達はミネルバ達ミーア族の船でマテオへ向かいます。」
カオス達が休む部屋までやってきたアローネがカオス達にこれからの計画の段取りを話す。
一週間後、その日長き停戦が終わり遂にマテオとダレイオスが激突する。
カオス「始まるんだね………戦争が………。」
ウインドラ「今度の戦争の敵はバルツィエのみだ。
奴等が独立を果たすか果たさないかはさておきマテオの住民はなるべく被害を出さぬよう心掛けないとな。」
タレス「これでやっとバルツィエとの決着がつくんですね………。
そう思うとバルツィエが倒された後の世界はどうなってしまうのでしょうか………。」
カーヤ「?
バルツィエがいなくなるなら戦いが無くなるんじゃないの?」
ミシガン「そうだよ。
皆戦う相手がいなくなるんだからそれで平和に「なるとは限らねぇな。」」
レイディー「お前らもダレイオスを回って見てきただろ?
ダレイオスの連中はあくまでも
同盟ってのは一時的な共闘関係に過ぎねぇ。
巨大な力を持つバルツィエが倒されることで今度はダレイオスの奴等が互いに覇権をかけて争いあう可能性があることはアインルドの巫女って女が話してたろ。
これで全て万事解決ってことにはならねぇよ。」
ウインドラ「…確かにここでの様子を見てると表面上は協力はしあってはいるが六の部族達は決して仲がいいわけではないな。
挑発したり見下したりといつ殴り合いが起こってもおかしくないような様子だった。
戦後もクララ殿が言っていたようにそれぞれの部族が軍事力を高めることに勤しむことになるだろう。
それが戦争規模にまで発展しないことを祈るばかりだが………。」
人という種族は一人では生きられないとはよく使われる言葉だ。だが人が集まれば気が高まり強くなったと錯覚してしまうと自分達とは違う集まりを敵視するようになる。
アローネ「そのような争いは私が大王になったからには全て食い止めてみせます。
私だけじゃなくカーラーン教会の皆と協力して次の戦争は絶対に回避するよう指示しますので御安心を。」
カオス「アローネ………。」
カタスティアによって地位を得たアローネは強気にそう宣言した。
ウインドラ「………アローネがそう言うならそういった争いは防げるかもな。」
ミシガン「大会では皆アローネさんの力を見ていたもんね。
アローネさんに逆らってまで戦争しようっていう馬鹿な人なんてダレイオスにはいないでしょ。」
タレス「もしそんな人達がいてもアローネさんやカオスさんを前にすれば何も出来なくなりますよ。」
レイディー「戦後はお前等が抑止力になるのかよ。
そうなったら大変だぜ?
自分の時間なんて作れやしなくなるぞ。」
アローネ「大丈夫ですよ。
争いを止めるだけならそこまで時間はかかりませんでしょうし。」
カオス「………そうだね。
ぼ………俺もアローネと一緒に争いが起きそうになった駆け付けて止めるよ。
アローネはウルゴスの人達も見付けてあげなきゃいけないんだし戦争が終わってそんなことが起こりそうなら俺が………俺一人ででも皆を止めて見せる。」
ウインドラ「………そうか、
カオスがいるなら安心だな。
アローネも動いてくれるというのであれば俺の方でも現場に居合わせたら仲裁ぐらいにはなるはずだ。
バルツィエを倒したらそういった問題の発生も警戒しておかないとな。」
レイディー「バルツィエを倒したらねぇ………。
今よりかは息苦しい世の中に変わってなけりゃいいがな………。」
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王都レサリナス ブラム邸
トーマス「………ブラム氏、
本気でござるか?」
ブラム「このようなことを冗談で言いません。
バルツィエはもうレサリナスを放棄しこれまで懸念してきた独立をなさろうとしています。
そうなった時にバルツィエが狙うのはこのレサリナスです。
臣民様方が多く四方を壁に囲まれたこのレサリナスでは襲撃にあってしまえば逃げ出すのも困難です。
………ですのでトーマス様、
貴方に一つお願いがあります。
私はこれから各所に潜伏している者達を呼びつけて軍を組織したいと思っています。
貴方のお力で私の収集に応じてもらえそうな方を片っ端から呼び掛けてはいただけませんか?
…今こそバルツィエを討つべきときなのです。
これまではバルツィエの出方を伺っておりましたがそれももう私の部下達の死で無意味だということを実感しました。
私はこれより打倒バルツィエを目指して行動を開始します。
座して待っている期間は終わるのです。
私達の手でクリスタル女王を救いだしマテオの国を我々の手に取り戻すのです。」
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王都レサリナス バルツィエ邸
アレックス「フェデール。」
フェデール「!
………アレックスか。
どうしたの?」
アレックス「計画の方はどうだ?
いつ事に及ぶつもりだ?」
フェデール「粗方運び出す物資は運び出したし後は君と女王陛下とアンシェル姫がここを出さえすればいつでも始められそうだな。」
アレックス「………いよいよ実行に移すのだな。
最後まで独立に反対していたお前がとうとう腹を決めたのだ。
何かあったのではないか?」
フェデール「………出来ることならカオスが俺達の味方になってほしかったんだけどね。
………もしかしたら
あいつが俺達の邪魔をしたせいでカオスが此方側につくことは無くなった。
それなら早急に俺達もダレイオス征服に向けて腰を上げなくちゃならない。」
アレックス「………」
フェデール「………もうどうにもならないさ。
もうやるしかないんだ。
俺達バルツィエが生き残るにはこうするしかないんだ。
その日にアレックス達を回収しに来るからそこでマテオ、ダレイオス両国に一斉に宣戦布告をしよう。
……今度こそこの世界を一つにするために………」