テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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開戦前夜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――一週間後――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アローネ「………それではこれより我等ダレイオスはマテオへと進軍を開始します!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 アローネの号令で集まったダレイオスの兵士達が猛りの声を上げる。

 

 

オリヘルガ「ヘッ!

 いよいよ決戦だな!

 この時を待ってたぜ!」

 

 

クララ「三百年に及ぶマテオとの戦いがこの進攻作戦で終結するのですね………。」

 

 

ミネルバ「私が生きている間にこんな大きな戦に立ち会えるなんてね。

 全くついてるんだかついてないんだか………。」

 

 

シーグス「ミッ、ミネルバ!

 俺から離れるなよ!?

 お前は俺が絶対に守ってやるからな!

 何があってもお前だけは俺が………!」

 

 

ミネルバ「はいはい、

 アンタも私から目をそらすんじゃないよ。」

 

 

ナトル「出来ることなら被害が甚大になる前にバルツィエを討てればよいのですが………。」

 

 

ファルバン「なに案ずるな、

 此方側にはカオス殿とアローネ女王がついておられるのだ。

 我等ダレイオスの勝利は約束されておる。」

 

 

ハーベン「私も微力ではありますが女王のために剣を奮います。

 ダレイオスの力をバルツィエに見せてやりましょう。」

 

 

オーレッド「ソナタ等の力なぞ当てになるか。

 儂等クリティアが開発したオールディバイトさえあればバルツィエなぞ一捻りじゃ。」

 

 

 まだ戦いは始まってはいないというのに闘志をたぎらせる面々。ダレイオスに来た当初では考えられない気の高ぶりが彼等から溢れ出ている。

 

 

アローネ「先に申し上げておきますが我等の敵はバルツィエとそれに与する者達だけです!

 戦闘の意思の無い市民を攻撃することはこの私が許しません!

 見付け次第私がその者とその部族一同には直々に制裁を加えますので覚悟しておくように!」

 

 

 ここに集まっている者の全てはバルツィエに対して強い敵愾心を抱いている。その中にはバルツィエだけでなくマテオの民に対しても敵意を向けている者達がいる。そんな者達からマテオの罪無き民を守るためアローネは牽制として民を攻撃した者だけでなく団体責任を取らせると宣告した。意外なことにこの宣言には誰からも不満の声は上がらなかった。

 

 

 

 

 

 

カオス「…マテオの人達が攻撃される心配はなさそうだね。」

 

 

ウインドラ「実際バルツィエが独立をしたとしてマテオの民を攻撃する意味は無いからな。

 ダレイオス側としては厄介なのはバルツィエだけなんだ。

 そのバルツィエが孤立すれば民達を攻撃してもバルツィエは痛くも痒くもない。

 バルツィエとの戦いに集中すべき時に余計に敵を増やしたりするような愚か者はダレイオスにはいないだろう。」

 

 

レイディー「皮肉なことにマテオはバルツィエが支配していたことによって封魔石が置かれてでヴェノムによる人口減数の影響は殆ど無いがダレイオスはヴェノムの主出現でフリンク以外の部族はどこも人数が激減しているって話だ。

 戦う力が無いとはいっても大数が集まりゃどれだけの力になるかこいつらも理解してんのさ。

 わざわざ自分から敵を作りにいくのはよっぽどの阿呆だろ。」

 

 

タレス「ではダレイオスはバルツィエだけに目を向けていればいいんですね。

 ボク達はまっすぐバルツィエに向かっていけばマテオ側からは横槍は入らずバルツィエとの決着だけに集中できる………。」

 

 

ミシガン「これだけの人数がいるんだもん。

 ………絶対に勝てるよね………?

 カオスやアローネさんだっているんだしバルツィエなんかに私達が負けるわけが………。」

 

 

コーネリアス「戦う前から勝利を確信してはなりません。

 戦いには必ず不足の事態がつきものです。

 とある国の言葉ですが“背水の陣”というものがありまして追い詰められた相手というのは時に戦況を巻き返すほどの大きな力を発揮することがあります。

 一手一手着実に打たねば戦場では何が起こるか………。」

 

 

オサムロウ「そうだな。

 カオスとアローネが此方にいるとはいえバルツィエは我々が知らぬ力がある。

 

 

 ローダーン火山ではラーゲッツがヴェノムの力を取り込んで主と一体化したらしいな。

 バルツィエがもしその力を自軍の全員に使ったとしたら敵はヴェノムの力を持った軍勢が出来上がる。

 そうなったらどれほどのものになるかは想像すらできんな………。」

 

 

カオス「!

 ………ヴェノムの力か………。」

 

 

 カオスがローダーン火山でラーゲッツを倒した際ラーゲッツは殺魔の力までも操っていた。カオスとアローネが直接戦うのならその様な力を持っていたとしても敗れることはないだろうが敵は一人ではない。カオスとアローネ二人が戦っている隙に他を攻撃されれば軍勢は簡単に崩壊するだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アローネ「出航を開始してください!

 いざマテオに向けて出陣します!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「(………大丈夫………だよな………。

 俺とアローネがいるんだしこれだけの人数がいれば何か起こっても俺とアローネで………。)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 バルツィエが持つ力に不安を感じてはいたがとりあえず軍は出航を開始した。これよりマテオとダレイオスの歴史上最大の決戦が始まる。生き残る国は果たして………。

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