テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~ 作:モニカルビリッジ
王都レサリナス 王城
ワアアアアアアアアアアアア!!!!!
フェデール「騒がしくなったな。
反乱が起こったか。
俺達がこれから何をしようとしているのか嗅ぎ付けたようだな。
………でももう遅いよ。
今更騒いだところで誰にも俺達の計画は止められない。
出来ればこの戦いでマテオからもダレイオスからも多くの死人を出したくなかったんたが聞き分けのない連中を黙らせるには
今に俺達バルツィエが正しかったと民衆やダレイオスの連中も思い知ることとなるだろう。
俺達に従っていれば世界はこのまま歴史を紡ぎ続けていられるんだ。
あいつら………ウルゴスの奴等にこの世界を好きにさせたりはしな「フェデール様!!」」
フェデールが城の窓から街の様子を伺っていると一人の少女が彼の元へとやって来る。
アンシェル「フェデール様!
大変です!
街の人々が暴動を……!」
フェデール「…アンシェル様でしたか。
御安心を。
街のことは騎士団に一任させておりますのでアンシェル様はお早く
私も直ぐにこちらを発ちますので。」
アンシェル「フェデール様………、
フェデール様も御一緒に………。」
フェデール「私にはまだやらなければならない仕事が残っておりますので………。
アンシェル様と女王陛下が脱出されたのを確認して私もアレックス………お父君と共にここを出ます。」
アンシェル「………また………フェデール様とは御会いできますよね………?
私はフェデール様にはいなくなってはほしくなくて………。」
フェデール「………」
アンシェル「………この暴動は一時的なものなのですよね?
またいつもの日常が帰って来るのですよね?
独立の説明は母上からお聞きしましたがこれでフェデール様との今生の別れになったりするのであれば私は「アンシェル。」………。」
ダイン「………迎えに来た……。
外の人達が城の中に入ってくる前にここを脱出しよう……。」
アンシェル「ダイン………。」
フェデール「ダインか。
女王陛下と姫の護衛任せたぞ。
騒ぎが落ち着くまで女王陛下と姫を
窮屈な思いをさせるとは思うが俺達がマテオとダレイオスに決着をつけるまでだ。
いいな?」
ダイン「…そうしたいのは山々だけどでもクリスタルが「私も貴殿方と共に行きます。」」
フェデール「!?
クリスタル………女王陛下………何を仰って………。」
クリスタル「私はこの国の女王です。
王がこの国の未来を左右する戦いで一人安全な場所で待機など出来ますか。
私も貴殿方バルツィエと共にあの場所へと赴きます。
私達王家は長い間バルツィエに不快な仕事を押し付けて来ました……。
過去のお祖父様と貴殿方バルツィエとの事件は前面的に私達王家の不始末です。
その事件のせいで貴殿方バルツィエと民衆との間には深くて埋めようのない溝が出来てしまいました。
………それならせめて貴殿方が行おうとしている今度のことの責任は私が取ります。
私は最後までバルツィエと共にあり続けます。
フェデール、
貴殿方バルツィエの新たな基地へと私を案内してください。」
フェデール「……貴女だけは巻き込みたくなかったのですけれど御命令とあらば私は従うほかありませんね………。
………いいでしょう。
では此方に。
道中は私が全力で護衛致します。
決して貴女を誰にも傷付けさせはしません。
安全を確保しつつアレックスのところまで貴女をお届けします。
私から離れないように。」
クリスタル「えぇ、
ではアンシェル。
………どうか無事に脱出してください。
貴女は………
貴女だけは何としても生き延びてください。
いいですね?」
アンシェル「御母様!!
私も御母様に付いていき「なりません!」!?」
クリスタル「………分かってくださいアンシェル。
母はこれから遥か昔に犯した王家の罪を償いに向かうのです。
今まで彼等バルツィエに背負わせてきた罪に報いるためにも私は彼等と行かねばなりません。
私と共に来れば貴女にも罪の裁きが降りかかる。
………罪を償うのは私一人で十分です。
貴女はどうかこの先平穏豊かに暮らしてください。
もし叶うのであればいつかどこかでまた再び会える日を祈って待っていてください。」
アンシェル「御母様………。」
クリスタル「………では行きましょうかフェデール。
ここで時間を費やしている暇はありません。」
フェデール「ハッ!」
アンシェル「御母様………フェデール様も………。」
ダイン「アンシェル……、
早く避難して……ここもいつ外に人達が来るか分からない……。
戦えない貴女がここにいても足手まといになるだけ……。」
アンシェル「うっ、
うん分かってる……。」
ダイン「………………、
………ブラム……ゴメンね………うちは………そっち側にはやっぱりいけない………。」
……………………………………………………………………
王都レサリナス 街中央
「行けぇぇッ!!城へ乗り込めぇぇッ!!」
「バルツィエを絶対に逃がすなぁぁぁ!!」
「女王陛下をお救いしろおおぉぉ!!!」
レイディー「偉い騒ぎだな。
あっちこっちで民間人達が暴れてやがる。」
カオス「そうみたいですね………。」
見渡す限りのレサリナスにいる人々が騎士団に対し桑や家庭用の包丁などを持って攻撃を仕掛けている。剣や槍といった武器を持った者がいないのはバルツィエが前々から
騎士三「くっ!
おいこっちに応援をくれ!
突破されそうだ!」
騎士四「無茶言うな!
こっちも人手が足りないくらいなんだ!」
騎士五「どうにか持ちこたえろ!
直ぐに隊長達が来てくれる!
それまで耐えるんだ!」
アローネ「レサリナスの方達のおかげで私達は一直線に王城まで迎えそうですね。
騎士団が立ち往生している内に先に「お待ちください!」!」
アローネ達が王城に突っ切ろうとすると後ろから声がかかる。振り替えるとそこにいたのはブラムだった。
ブラム「良かった!
まだ王城には入られていなかったのですね!」
カオス「どうしたんですかブラムさん。」
ブラム「王城に入られるのであれば一つ皆様にお願いしたいことがございます!」
ミシガン「お願いしたいこと?」
ウインドラ「ブラム隊長、
俺達は戦いに出向くんだ。
あまりそんなことを聞く余裕は「どうか!クリスタル陛下の保護をお願いします!」」
ブラム「クリスタル女王陛下さえバルツィエと切り離してしまえばバルツィエは正規の軍ではなく国賊として扱うことが出来ます!
女王陛下は…!
彼女はバルツィエに捕らわれて言うことを聞かされているだけなのです!
どうか皆様の手でクリスタル女王陛下をバルツィエの魔の手から奪還してください!
お願いします!」