テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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ブラムはダインに会えず

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「クリスタル女王陛下?」

 

 

 追い掛けてきたと思ったらブラムはカオス達に女王クリスタルの保護を要求してきた。

 

 

ブラム「はい!

 私共のこの反乱は現在騎士団を相手にすることは出来ていますがもしバルツィエが現れれば簡単に流れを押し返されるでしょう!

 

 

 私共の軍はまだまだ総数が圧倒的に足りません!

 バルツィエは独立を宣言してはいない故に臣民様方の中には逆賊の汚名を恐れて立ち向かう意思を持つことが出来ない方々が数多くおります!

 そこでクリスタル女王陛下を此方側に迎えることが出来れば彼女の口からバルツィエを反逆者として告訴し未だ動かれぬ臣民様方も武器を手に取って我が軍に加勢していただけることでしょう!

 それで王城に向かわれる皆様に女王陛下をバルツィエの手から救いだしていただきたいのです!」

 

 

レイディー「そういうことか。

 騎士団や評議会を牛耳っているとはいえ女王がバルツィエから離れられれば国に逆らってるのはバルツィエの奴等だってことを大衆に示したいんだな?」

 

 

ブラム「お願いします!

 皆様の御力で女王陛下を………この国をバルツィエから取り返してください!

 これ以上バルツィエの自由にさせておくことは出来ません!

 独立が果たされてしまえばマテオは今以上にバルツィエの独裁下に置かれてしまいマテオ全土で困窮に苦しむ方が増えていくでしょう!

 何としてもそれだけは阻止しなければなりません!

 今こそ私達マテオはバルツィエに抗う時なのです!

 その機会をどうか皆様の手で………!」

 

 

アローネ「事情は分かりました。

 そういうことでしたら私達の方でもクリスタル陛下の救出を最優先に動きます。

 クリスタル陛下を此方に引き入れられればバルツィエを孤立させることが出来るのですね?」

 

 

ウインドラ「確かに俺がこのレサリナスで過ごしてきた十年間は女王陛下ではなくバルツィエが執政を行っていた印象があるな。

 彼女がバルツィエに逆らえないのは奴等の持つ力や何か弱味でも握られているかだと思うが………。」

 

 

タレス「女王の他に誰か彼女の親族でバルツィエに捕まっている人はいないんですか?」

 

 

ブラム「陛下の他には御息女のアンシェル姫がおられますが彼女は………。」

 

 

ミシガン「アンシェル姫………?」

 

 

レイディー「アレックスとの間に生まれた娘だな。

 あいつはまだ子供だが血は半分バルツィエの血を受け継いでいる。

 ………正直アンシェルが此方につくかバルツィエにつくか検討がつかんな………。」

 

 

ブラム「…とにかく女王陛下が姫を理由に此方の陣営に引き入れるのが難しいのであればアンシェル姫も陛下と共にお救いください!

 この戦いは何としても皆様や臣民様方の協力が無ければバルツィエに勝つのは厳しい状況です!

 バルツィエが独立を本格化する前に一刻も早く陛下と姫を城からお連れください!

 私は臣民様方の加勢に向かいます!

 それでは「ブラムさん!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「…ダインとは会えましたか………?」

 

 

 去り際にブラムに対してダインのことを訊く。ダインはバルツィエの生まれだがバルツィエにしては良心的な心の持ち主でカオスとしても彼女とは争いたくなかった。ブラムがミストに向かう前に彼にダインの説得を頼んではいたのだが………、

 

 

ブラム「………申し訳ありません。

 私はダイン様とはお会いにはなれませんでした………。」

 

 

カオス「そんな………。」

 

 

アローネ「ではまだダインさんはバルツィエにおられるのですか………?」

 

 

ブラム「私の方でも彼女と会おうとはしましたが何分バルツィエが独立の動きを見せそれに伴いダイン様ともお目見えする機会が無く彼女とお話しすることも叶いませんでした………。」

 

 

ウインドラ「それならダインとは城の中で会うことになるかもな。

 ………彼女とは敵として出会わないことを願うばかりだが………。」

 

 

ミシガン「…ダインさんなら私達と戦うなんてことにはならないでしょ。

 あの人だってバルツィエのやり方には反発してたんでしょ?

 だったらフェデール達がミストにやったことを教えてあげればダインさんだってきっと………。」

 

 

 このような事態にはなってしまったがダインがまだバルツィエに属しているのであればカオス達としても彼女を敵だとは思いたくはなかった。もしこの先で出会うことになればブラムの代わりにカオス達がダインの説得を試みようという話になるが………、

 

 

カオス「………ダインに会ったら味方になってもらえるよう俺達から説得してみます。

 一緒に戦うのは無理でもダインにはこの戦いに巻き込みたくはない。

 ダインだけは何も悪いことなんてしてないんだから………。」

 

 

アローネ「ダインさんとは私も分かり合えると信じています。

 これから始まる戦いの間だけ彼女にはどこか安全な場所で身を隠していてもらいましょう。」

 

 

ブラム「…ダイン様のこと宜しくお願いします。

 何もかも臣民様にお任せしてしまうのは申し訳ないのですが私も出来る限りの私に出来ることをやる一存です。

 皆様もどうかご無事で。

 私はこれにて失礼します。」

 

 

 一言そう言い残してブラムはカオス達から去っていく。

 

 

アローネ「やらねばならないことが二つほど増えましたね。」

 

 

カオス「女王陛下と姫の救出、

 それからダインをこの戦いに巻き込まないことだね。」

 

 

ウインドラ「バルツィエとは決着をつけねばならないがその前にその二つを先に終わらせておくべきだな。」

 

 

タレス「なんにしても時間がありません。

 バルツィエに女王と姫を連れ去られる前に城へと乗り込みましょう。」

 

 

ミシガン「どのみちお城には行かなくちゃ行けないんだもんね。

 ………必ずフェデールは私達の手で倒そう。」

 

 

アローネ「えぇ、

 皆覚悟はいいですか。

 これから私達は城へと乗り込みアレックスとそれからフェデールを討ちます。

 

 

 皆心してこの戦いに臨んでください。」

 

 

 そうしてカオス達はアレックス達バルツィエが待つ城へと向かった………。

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