テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~ 作:モニカルビリッジ
王都レサリナス 城前
カオス達は城の前まで足を進めていた。
カオス「思ったより簡単にここまで来れたね。」
アローネ「ブラムさん達のおかげで私達の進行を阻む騎士団が私達どころではないのでしょう。
今のうちに私達は王城へと侵入を試みましょう。」
意外なほど呆気なく白の前まで来れたカオス達。城の警備ですら街へと駆り出されていあたりバルツィエの傘下の殆どが独立のために街の外へと出向いているのだろう。そこにアレックスとフェデールが加われば本当に独立が現実のものとなる。カオス達はそれを阻止すべく王城へと踏み込もうとするのだが………、
?????「ようお前等!
何を堂々と城の中へ入っていこうとしてるんだ?
ここは関係者以外立ち入り禁止だ。
お前等みたいなのが気軽に足を踏み込んでいい場所じゃねぇんだよ。
分かったらとっとと帰りな。」
「「「「「「「!?」」」」」」」
その声はカオス達が進んできた方向つまりは背後から聞こえてきた。振り替えるとそこにいたのは………、
ランドール「久し振りだなカオス。
スラートのところでやりあった以来か?
暫く見ない内にお仲間も増えてやがるな。」
カオス「お前は………………ランドールッ!!」
カオス達に声を掛けてきたのはランドールだった。このタイミングで現れるということはカオス達が城まで来ることを予見していたということなのだろう。ランドールはゆっくりとカオス達と
ザッザッザッ………、
ランドール「ここに来たってことはこれから俺達が何をしようとしてるのか分かってるんだよな?
街の連中も薄々それに感付いて俺等を止めようと必死になってやがる。
………そうさ、
俺達はこんな
俺達は俺達で勝手にさせてもらう。」
話を続けながらもランドールは歩みを止めずやがてランドールはカオス達に立ち塞がるように城の扉の前で足を止める。
ランドール「もう少ししたらすげぇ面白いことが始まるんだよ。
マテオの奴等もダレイオスの奴等もあっと驚くようなそんな心踊るような楽しい祭がな。
お前等にその邪魔はさせねぇよ。」
ランドールは腰に差した鞘から剣を抜く。以前ランドールはダレイオスで一時的に取り押さえられたが逃げる際に自分からオサムロウの刀に飛び込み両腕を切り落とした。今は切り落とされた筈の腕が両腕ともに再生でもしたかのように肩から手の指の先まで治っている。
アローネ「…邪魔なのは貴方です。
そこを退いてください。
私達は貴方に構っていられる時間などありません。
この城の中にいるアレックスとそしてフェデールを確保して貴方達バルツィエの独立を何としても阻止してみせます。
立ち塞がるのであれば容赦はしませんよ。」
ランドール「おう怖い怖い。
前にウルゴスだなんだと言ってた女か。
ダレイオスでいろいろとやってたようだがあんなカス連中を手下に置いたくらいで何を強がってやがる?
あんな雑魚共なんかいくら集まったところでバルツィエには敵わなかったんだぜ?
その気になりゃ俺達だってダレイオスを屈伏させられたんだよ。」
ウインドラ「それはどうかな。
お前は今のダレイオスの力を知らない。
ヴェノムが出現する百年前でダレイオスを制圧できなかったお前達に今のダレイオスが抑えられるとは到底思えんな。」
ランドール「偽カオス………ウインドラ=ケンドリューだったか?
………ウインドラ、
テメェはレサリナスになんか来なけりゃよかったのにな。
お前達の事情は大体は知ってるぜ?
お前がミストって村を離れなけりゃカオスやそこのミシガンって女もレサリナスに来ることも無かったんじゃねぇのか?
お前さえレサリナスに来るのを我慢してりゃ今頃お前達もその農村で………、
………おっとそういやその村確か………、
俺達の知らない間に
馬鹿な奴等だよな。
自分達ごと村を焼いちまうなん「瞬迅槍ッ!!」」
ガキィィィンッ!!!
ウインドラがランドールに突撃する。ランドールはウインドラの槍を難なく受け止めた。
ランドール「何をそんなに熱くなってんだよ。
事実だろ?
どうしてそんなことになってたのかは知らねぇがフェデールからはそう聞いてるぜ。」
フェデール「ミストは自滅したのではない。
そのフェデールが村を焼いたんだ。
フェデールがカオスの名を使って俺達の村ミストを攻撃したんだ。」
ランドール「ふぅん?
そうなのか?
………だがよぉ?」
ガキィィィンッ!!!
ウインドラ「………」
ランドール「そんなことは俺には関係ないぜ?
俺はお前等の村がどうなろうが知ったことじゃない。
俺の仕事はここでお前等を止めておくことだ。
城の中には入れさせねぇよ。」
ウインドラを吹き飛ばしたランドールはカオス達と戦う姿勢を取る。彼は一人でカオス達と戦うつもりのようだが………、
レイディー「お前一人でアタシ等を止める気か?
やめとけよ。
お前じゃアタシ等の相手には不十分だ。」
ウインドラ「俺達はこれまでダレイオスでバルツィエをも越える力を持つ怪物達と戦ってきた。
貴様等バルツィエの飛葉翻歩もカオスと旅している内に目で追えるようにもなった。
今更お前が出てきたところで俺達の誰も止めることなどできんぞ。」
ランドールの実力は以前と同じであればウインドラやレイディーでも相手にすることが出来るだろう。タレス、ミシガンはまだバルツィエの域には達してはいないがここには確実にランドールよりも強いと思われるカオス、アローネ、カーヤの三人がいる。力で勝る者が三人もいる上に数の利でも此方が圧倒的優位なこの状況でランドールにやられる可能性は限り無く薄いがランドールはというと………、
ランドール「ヘヘヘ!
今までの俺だったらお前等全員を相手にするとなりゃ大分厳しいところさ!
………だったらよぉ。」
キラッ!
ランドールが嫌らしい笑みを浮かべる。彼の口内からは何か鈍く光るものが見えた。
ランドール「
カオス「あれは………!」
バルツィエにはヴェノムの力を操る謎の秘術があることを失念していた。しかしまさかそれをこのような街中で使うとは予想できなかった。ランドールは奥歯に仕込んだそれを強く噛み砕いた。
パキィィインッ!!
ランドール「行くぜ!!
モード・インフェクション!!」