テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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先を行くカオスとアローネ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ランドール「ハァアアアアア!!!」

 

 

 

 

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!

 

 

 ランドールのマナか上昇を始める。それに伴いランドールの手や足といった一部の部分が黒く変色していく。

 

 

アローネ「こっ、

 この様な人気の多い場所であの力を御使いになるというのですか!?」

 

 

カオス「ラーゲッツがローダーン火山で使ってたあのヴェノムの力………!

 こんな人が密集する街中であいつが暴れだしたりなんかしたら……!!」

 

 

ウインドラ「…とにかく奴を止める必要があるな!

 街の人達もバルツィエを捕まえにいづれはここにやって来る!

 大勢が押し寄せればそれだけヴェノムの感染者が増えていくぞ!」

 

 

レイディー「混乱は今のバルツィエにとっては願ってもない逃亡のチャンスだ。

 奴はアレックスとフェデールをこの機に逃がすつもりなんだよ。」

 

 

ミシガン「絶対にそんなことはさせない!

 他の誰を逃がすことになってもフェデールだけは何としても逃がさない!

 私の手でフェデールは必ず倒す!」

 

 

タレス「ここは城の中に潜入する人とランドールを止める人とで分かれましょう!

 あいつ一人に全員が立ち止まっていてはアレックス達に逃げられてしまいます!」

 

 

カオス「そうした方が良さそうだね。

 でもランドールの相手だったら俺がここに残「お前とアローネは先に行け!」!」

 

 

 ヴェノムの力を使い力を大幅に上昇させたランドールの相手が出来るのは自分だけしかいないと思いカオスはその場に残ろうとしたがそれをレイディーに止められる。

 

 

 

 

 

 

レイディー「二手に分かれるってんならアレックスとフェデールはお前等二人じゃないと相手にならねぇ!

 こいつの相手はアタシ達に任せて先に行きな!」

 

 

カオス「でっ、

 でもレイディーさん達じゃあのヴェノムの力には敵わないんじゃ……!」

 

 

ウインドラ「見くびるんじゃないぞカオス。

 確かにローダーン火山ではラーゲッツにしてやられた俺達だがいつまでもお前の足を引っ張るだけの俺達じゃない。」

 

 

タレス「そうですよ。

 ボク達だって一度負けた力に負けっぱなしのボク達じゃありません。

 ローダーン火山ではラーゲッツが相手でしたが同じ力を持つ相手とこうしてまた戦えるならあの時の雪辱はランドールに勝つことではらしてみせます。」

 

 

カオス「皆………。」

 

 

ミシガン「…私も本当はついていきたいところだけどその代わりフェデールは捕まえておいて。

 私達も()()()()()()()()すぐ追い掛けるから。」

 

 

カーヤ「カオスさん達は先に行ってていいよ……。

 皆のことはカーヤが守るから……。」

 

 

 仲間達は全員レイディーの意見に同感のようだ。カオスとアローネを先に行かせランドールは五人で相手をし倒す。それで時間を浪費せずにアレックス達を追える。

 

 

アローネ「………分かりました。

 カオス行きましょう。」

 

 

カオス「でも皆が………。」

 

 

アローネ「カオス……、

 貴方は確かに皆より強い力をお持ちですがだからといって皆は決して弱くはありません。

 これまでのことを思い出してください。

 彼等はどんなに強敵が相手でも臆せず立ち向かってきたではないですか。」

 

 

カオス「………」

 

 

アローネ「私の時と同じですよ。

 御自分の力を過信し過ぎないでください。

 皆は精霊の力に頼らずとも十分な腕前をお持ちです。

 仲間のことを信じてあげてください。」

 

 

カオス「アローネの時と同じ………。」

 

 

 カオスは二週間前のことを思い出す。あの時はアローネが彼女だけの力で大会を優勝することは不可能と決め付けてしまい彼女に酷いことを言ってしまった。そのせいで彼女とは大会が終わるまでの間険悪な空気が流れていた。

 

 

ウインドラ「アローネの言う通りだカオス。

 俺達を信じろ。

 こんな時くらいお前の背中を俺達に預けてくれ。」

 

 

レイディー「逆に考えろ。

 こいつの力は確実にアレックスやフェデールには劣るんだ。

 ここをお前達に任せたとしてアタシ等がアレックス達のところに行くのにお前は安心できるか?」

 

 

カオス「それは………。」

 

 

タレス「悔しいですがボク達じゃフェデール達を捕まえることはできそうにありません。

 ダレイオスで多くの戦いを経て強くなったといってもまだボク達はアレックスどころかフェデールの域にすら到達していないんです。

 彼等を捕まえられるとしたらカオスさんとアローネさんの二人しかいません。」

 

 

ミシガン「モタモタしてる時間なんて無いんだよ。

 直ぐに行動しないと。

 ここで私達の心配なんかしてる暇があったらさっさとフェデール達を止めて。」

 

 

カーヤ「カオスさんとアローネさんの二人なら大丈夫だって信じてる……。

 カーヤを救ってくれた二人なら……。」

 

 

 

 

 

 

アローネ「………ここまで皆に支持されてそれでも貴方はここに留まりますか?

 私は彼等を信じられますよ?

 貴方は信じられないのですか?」

 

 

カオス「………………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………有り難う皆………。

 

 

 

 

 

 

 ………分かった。

 俺とアローネで城の中に向かうよ。

 ここは皆に任せる。

 俺とアローネでアレックスとフェデールを止めてくる!」

 

 

 多少不安なところもあるがカオスはウインドラ達にランドールの相手を任せることにした。

 

 

アローネ「それでいいのですよカオス。

 ………では皆気を付けてください。

 行きますよカオス。」

 

 

カオス「うん!」

 

 

 カオスとアローネはランドールを避けるように大回りして城の扉へ向かった。

 

 

ランドール「!

 行かせるかよ!!

 『メイルシュトローム!!』」パァァァ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!

 

 

 荒れ狂う水の竜巻がカオス達へと放たれる。

 

 

カオス「!

 スプレッ「『スプレット!!』」!」

 

 

 

 

 

 

ザバアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!

 

 

 カオス達へと放たれた竜巻をミシガンが水の柱で打ち消す。

 

 

ランドール「チィィッ!

 だがこのくらいの距離ならまだ追い付け「『フリーズランサー!!』」!!」

 

 

 今度はレイディーが氷の術を使いカオス達とランドールの間に氷の槍で境界を作る。

 

 

 

 

 

 

レイディー「敵に背中を見せるとは随分と余裕かましてくれんなぁ。」

 

 

ミシガン「アンタの相手は私達だよ!」

 

 

タレス「カオスさん達の邪魔はさせませんよ。」

 

 

ウインドラ「モード・インフェクションとか言ったか?

 それを見るのは二度目になるな。

 …そしてその力を破るのもお前で二人目になるわけだ。」

 

 

 

 

 

 

ランドール「…その反応………、

 テメェ等まさかラーゲッツと………。」

 

 

レイディー「そのまさかさ。

 ダレイオスでその力を使ったラーゲッツは案外とあっさりやられたぜ?

 お前もそれに続きそうだなランドール。」

 

 

ランドール「!!

 ………俺をあの落ちこぼれと一緒にするなぁ!!

 テメェ等纏めてこの俺が始末してやるよ!|」

 

 

 ランドールはウインドラ達の挑発に乗りまんまとカオス達への意識を外してしまった。

 

 

 それによってカオス達は城の中へと侵入することに成功した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………本当に有り難う。

 ウインドラ、レイディーさん、タレス、ミシガン、カーヤ………。」

 

 

アローネ「皆のためにも私達は先を急ぎませんと。」

 

 

カオス「そうだね。

 皆が期待してくれてるんだ。

 

 

 

 

 

 

 絶対にバルツィエの独立はここで止めて見せる。」

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