テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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この戦いが終わった後の世界

王都レサリナス 城内内部

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴオオオオオオオオオオオオオ!!!

 

 

 カオス達が城の中へ入ると外から激しい衝撃が伝わってくる。ウインドラ達がランドールと戦っているのだろう。

 

 

カオス「ウインドラ達………大丈夫かな………?

 ランドールを相手にするのはやっぱり無理があったんじゃ……。」

 

 

アローネ「カオス、

 ランドールのことは皆にもう任せることにしましょう。

 私達は私達のここでの目的を遂げることだけを考えるようにするのです。」

 

 

カオス「アローネ………、

 ………うん………そうだね………。」

 

 

アローネ「…皆のことが心配なのは分かりますがここにはラーゲッツをパワーアップさせたようなレッドドラゴンもいないのですし皆だけでランドールを抑えることはできますよ。」

 

 

カオス「………」

 

 

アローネ「………行きますよカオス。

 ここで止まってフェデール達を取り逃がしたとあってはウインドラ達に示しがつきません。

 彼等は彼等の勤めを果たしておられるのです。

 私達だけが何も成果を残せなかったとあれば皆が何のために私達を先に向かわせてもらったか分からないではないですか。

 

 

 ほら私についてきてください。」ハシッ、

 

 

 アローネはカオスの手を取り先に進んでいく。レサリナスの城の中へは初めて入るというのに疑うことなく通路を歩いていく。

 

 

カオス「アローネ、

 この城の構造が分かるの?

 フェデール達がどこにいるのか知ってるの?」

 

 

アローネ「いいえ、

 ですが城というものは大抵が上層の方に高貴な方の資質を配置する傾向にあります。

 ウルゴスでもそうでしたので上階に向かえばフェデール達もそこにおられるかと。」

 

 

カオス「一応フェデール達ってこの国の王族と貴族なんだから玉座の間とかにいるんじゃないの?」

 

 

アローネ「公務でならともかく常に王族が玉座にいるというわけではありませんよ。

 そういった場所は来客者が来て面会などの用がない限りそこに留まっていたりはしません。」

 

 

カオス「そうなんだ……。」

 

 

アローネ「えぇ、

 ですからフェデール達はここよりも上部にいるはずです。

 今の私達のような不穏分子が攻めてきた時に低層階から制圧されていきますので王族やその関係者は被害を真っ先に受けないように入り口とは遠い位置に部屋を用意するのです。

 入り口から遠い………即ちこの城では最上階付近にアレックスとフェデール、それからクリスタル陛下とアンシェル姫がおられると思われます。」

 

 

カオス「じゃあ階段を探して上に登っていけばいいんだね?」

 

 

アローネ「えぇ、

 それでフェデール達を見付け出すことができるはずです。」

 

 

 アローネの提案によりカオス達は城の階層を上がっていくことにする。アレックス、フェデールの両名を捕らえるために。

 

 

カオス「…アローネがいてくれて助かったよ。

 俺だけだったら多分一々一階からくまなく探していってただろうから凄く時間がかかってただろうしこんな広いお城の中どこから手をつけたらいいのやらで………。」

 

 

アローネ「カオスはこの様な建物の中に入られたことがないので仕方ありませんよ。

 私もクラウディアの娘として王族をお守りするためにこうした知識を父から教わっただけですので。」

 

 

カオス「クラウディア………、

 前に聞いたけどアローネの家ってウルゴスでは貴族の中では一番の家だったんだよね?」

 

 

アローネ「そうですが………。

 …それも姉の不祥事により格が落ちてしまって一番とまでは………。」

 

 

カオス「義兄さんとのことだよね………。

 ……ごめん、

 変なこと言って………。」

 

 

アローネ「別に構いませんが私の家がどうかしたのですか?」

 

 

カオス「…この戦いってさ。

 アローネがダレイオスの王様になったことでクラウディア………ウルゴスの最高貴族とマテオの最高貴族バルツィエがぶつかることになるんだよね?」

 

 

アローネ「!

 ………言われてみればそうなりますね。

 形式的にはそうなりますが………。」

 

 

カオス「………アローネを見てたらアローネの家クラウディアが本来の貴族として正しい姿だったんだと思う。

 バルツィエみたいに力の無い人達を不必要に傷付けたり無意味に敵を虐殺していったりするのなんて国として間違ってる。

 バルツィエがこのままマテオでのさばり続けてたら世界はもっともっと良くない方向に向かっていく。」

 

 

アローネ「………そうですね………。

 彼等が世界を支配してしまった世界………。

 そんな世界が訪れればミストのようにバルツィエの被害にあう村や街が次々と出てくるでしょう。」

 

 

カオス「…もしこの世界が誰かのものになるんだとしたら………それはバルツィエじゃなくて………………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ()()()()()()()()………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アローネ「私の………ですか?

 何故そのようなお考えに………?」

 

 

カオス「アローネがバルツィエの代わりに世界を見ていてくれたら誰も傷付かないそんな世界になりそうだと思ってさ。」

 

 

アローネ「一応ダレイオスを代表する立場にはありますがあくまでも同盟でバルツィエとの決着がついたら解消されるのですよ?

 そうなったらカーラーン教会の一会員になります。

 私の上にはカタスがおりますからそんなことにはならないと思いますが………。」

 

 

カオス「じゃあカタスさんと一緒にアローネが世界が悪くならないように見張っててよ。

 カーラーン教会………他の人達がするような差別をしないカーラーン教会ならこんな世の中を変えてくれそうな気がするんだ。

 二人が統治する世界ならもうこんな争いだって起こらない。

 ずっと平和でいられる。

 誰も傷付いたりなんかしない………。

 

 

 ………この星の戦争はこの一回で最後にするんだ。」

 

 

アローネ「………えぇ、

 これからは決してマテオとダレイオスの二国ではなく()()()()()()()()()にしてみせます。

 もう部族や生まれなとで人を隔てる時代は終わるのです。

 

 

 

 六部族と混血が数多く所属するカーラーン教会が手を組んだ今私達はもっと先の文明を築いていけるのですから………。」

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