テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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待ち構える宿敵

王都レサリナス 城内内部上層

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガチャ…!

 

 

アローネ「………ここにもいませんか。」

 

 

カオス「変だね………、

 さっきから一人も誰とも出会わないし人の気配がまったくしない………。」

 

 

 城の内部の捜索を開始して十分。カオス達は上の階まで足を運んでいたが誰とも遭遇することなく進んでこれた。

 

 

アローネ「…まさか既にレサリナスから脱出を………?」

 

 

カオス「だけど正面の入り口にはウインドラ達がいるんだよ?

 もし城から出ていったんならあそこを通るでしょ?」

 

 

アローネ「これだけの建造物で出入り口があそこ一つとは限らないでしょう。

 人目につかない脱出口が他にあるのかもしれません。」

 

 

カオス「!

 だったらもうフェデールはここには………!?」

 

 

アローネ「ランドールがすんなりと私達を通したことに着目すべきでした………。

 ランドールも私達が城に入ってから追ってくる様子はなかった………。

 ウインドラ達がランドールを押さえていてくれているのかと思いましたがその実彼は既に役目を終えていたということなのでしょうね。

 私達が城の中の捜索に時間をかければかけるほどフェデール達が逃亡する時間を稼がれることになる………。

 ………始めから私達は誰も残っていない城の中でフェデール達を探していたことになりますね………。」

 

 

カオス「一体どうやって城から出たんだ………?

 街の中だと人目につきそうだしフェデール達は有名人だから隠れて逃げ出すなんてことは出来ないよね?」

 

 

アローネ「………念のためにカオス、

 共鳴で人の気配を探ってもらえますか?

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。」

 

 

カオス「!

 そうだった。

 そういう手があったね。

 カーヤほど高範囲までは調べられないけどこの城の中くらいだったら………。」

 

 

 カオスは共鳴で城の中の人がいないかを調べる。共鳴の抜けが無いように今いるこの階からゆっくりと下に感覚を伸ばしていく。

 

 

 すると………、

 

 

 

 

 

 

カオス「………!

 ………いる。

 一人だけだけど下の階の方に人がいるよ。」

 

 

アローネ「!

 それがどこだか分かりますか?」

 

 

カオス「………多分これは二階辺りじゃないかな………。

 そんなに離れてはないみたいだけど………。」

 

 

アローネ「その方はどの様なご様子ですか?

 どこかに向かおうとしておられるのではないですか?」

 

 

カオス「…いや………、

 ()()()()()()………。

 じっとその場に留まってるよ。」

 

 

 カオスの共鳴に引っ掛かった人物はこのような状況下で何もせずその場に居続けている。

 

 

アローネ「……?

 給事の方でしょうか………?

 戦うことが出来ないのでどこかに身を隠しているといった感じでしょうか………。」

 

 

カオス「どうする………?

 その人のところに行ってみる………?」

 

 

アローネ「…この様子ではフェデール達はもう城の中にはおられないようですね。

 ですが城の中にいらっしゃる方ならフェデール達がどこに向かったのか聞き出せるかもしれません。

 カオス、

 その方の場所まで案内していただけますか?」

 

 

カオス「分かった。

 じゃあ先ずは下の階に行かないとだね。」

 

 

 カオス達は一旦引き返して二階へと向かう。そこにいる謎の人物にバルツィエのことを聞くためだ。

 

 

アローネ「…しかし何故()()()()おられるのでしょう………?

 誰一人として城内にいないというのにその方はこんな無人の城で一人で何をするために残って………?」

 

 

カオス「分からないけど会ってみるしかなさそうだよね。

 このまま帰ってもウインドラ達に申し訳ないし………。」

 

 

アローネ「…そうですね。

 せめて情報だけは入手しておきませんと………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

王都レサリナス 城内玉座の間

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アローネ「………カオス、

 この先にその共鳴に反応された方がおられのですか?」

 

 

カオス「うっ、うん………、

 今もまだ共鳴使ってるけど気配はここからする………。」

 

 

アローネ「…ですがここは………。」

 

 

 カオスの共鳴に反応した謎の人物は玉座の間の方から感じる。玉座の間は恐らくこの城で最も広く作られているのだろう。天井も三階と四階を突き付けて見下ろせるような間取りだ。こんなところに一体どんな人物がいるというのだろうか。

 

 

カオス「………いる………。

 あの椅子の向こうに………。」

 

 

アローネ「椅子の向こう………?」

 

 

 カオスが指を指してその人物がいるであろう場所をアローネに教える。それは三つ並んだ椅子の後ろだった。

 

 

 

 

 

 

アローネ「………そこにおられるのは何方ですか?

 隠れずとも私達には貴方がそこにおられるのことは分かっています。

 出てきてください。」

 

 

 

 

 

 

「………」

 

 

 アローネが椅子の裏にいる人物に話し掛けるが警戒しているのか出てくる様子はない。

 

 

カオス「………出てこないね。

 こっちから見に行くしかないか。」

 

 

アローネ「今からそちらに向かいます。

 危害を加えようというわけではありませんのでここで何があったのかをお話「それには及ばないよ。」」パチンッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パアアアアアア!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 カオス達が椅子に近付こうとすると椅子の裏にいたであろう人物が何かのスイッチを押す音が聞こえた。それと同時に室内のマナが()()()()()していくのを感じた。

 

 

アローネ「こっ、

 これは………!?」

 

 

カオス「オールディバイトの………!?」

 

 

 この空間にいる間はマナが消失し術技の使用が制限される。カオスとアローネは人よりも高いマナを持つため完全には封じられたりはしないがそれでも通常事の半分以下まて力が落ち込む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バタンッ!!

 

 

 

 

 

 

カオス・アローネ「「!?」」

 

 

 マナが消えるのと同時にカオス達が入ってきた扉が勢いよく自動で閉まる。慌てて扉に駆け寄ったが扉は頑丈に出来ていて抉じ開けるのにかなり時間がかかるだろう。

 

 

 

アローネ「………罠だったというわけですか………。

 私達はここまで誘き出されたのですね。」

 

 

カオス「始めからここに来ることが分かってたってことか………。

 だけど一体誰が………?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フェデール「俺だよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス・アローネ「「!?」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 玉座の後ろからすっと一人の男が出てくる。その男はカオス達が今もっとも探していた男だった………。

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