テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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フェデールとの死闘

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「フェデール!!」

 

 

アローネ「この仕掛けを施したのは貴方だったのですね。

 城の中で私達が来るのを待ち伏せし罠に嵌めるために………。」

 

 

フェデール「別にこれは君達のために用意したものじゃないけどね。

 元々この場所では武器やその類いの物を持ち込むことは禁止されているんだ。

 この椅子に座る王や姫を守るためにね。」

 

 

 椅子の頭に手を置きながらフェデールはカオス達の前へと出てくる。

 

 

フェデール「外の様子を見る限りだと国民達の反乱に乗じてダレイオスも乗り込んで来てるみたいだね。

 ………残念だけど一足遅かったよ。

 もうここには俺の仲間はいない。

 いるのはこの俺だけさ。」

 

 

アローネ「他のバルツィエはどこにいるのですか!」

 

 

フェデール「そんなこと訊かれて教えると思うのか?

 アローネ=リム・クラウディア。

 ウルゴスの民の女。

 ウルゴスの奴に教えることなんて何一つ無いさ。

 知りたきゃ自分で調べるといい。

 この城はもう君達の自由にしてくれて構わない。

 こんな城からは俺達は手を引くからさ。」

 

 

カオス「何………?」

 

 

アローネ「…調べたところで何も手掛かりは無いのでしょうね。

 そういった痕跡は全て消しておられるのではないですか?」

 

 

フェデール「まぁそういうことだよ。

 抜かりはない。

 この城をいくら調べても無意味さ。

 アレックス達がどこに行ったのかは誰にも分からないだろうね。」

 

 

 カオス達を見ながら不適に笑うフェデール。もうこの城の中にはバルツィエを追う足取りは何も残されてはいないのだろう。

 

 

 

 

 

 ………()()()()()()()()()………、

 

 

 

 

 

 

アローネ「…そこまでしておいて貴方がここに残られている意図が分かりません。

 先に言っておきますが私とカオスはこの程度の術式では完全に力を封じられたりはしませんよ。

 私とカオス二人を相手にして貴方はここからどの様に逃げおおせるおつもりですか?」

 

 

フェデール「一番警戒していたのはカオス君だけだったんだけど君もこの()()()()()()()()()が効かないみたいだね。

 さてどうしたものか………。」

 

 

 言葉だけなら困ったようにも聞こえるがフェデールは一貫して余裕の表情を崩さない。まだ何か他に策でも仕掛けていそうだ。

 

 

カオス「またラーゲッツやランドールみたいにヴェノムの力を使う気か?」

 

 

アローネ「たとえヴェノムの力をお使いになられても私達にそれで勝てるとお思いであるなら考えが浅はかと「いや?残念ながら俺にはこれしかなくてね。」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チャキッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 フェデールは剣を引き抜き構えた。

 

 

フェデール「君達二人が相手なら()()()()()()()()()()()()()()んだよ。」

 

 

カオス「剣だけで俺達の相手をするのか………?」

 

 

アローネ「気を付けてくださいカオス。

 あぁ言うからには何かあの剣にも仕掛けを施しているに違いありません。

 剣だけで私とカオスを倒しここから脱出を謀ろうというのです。

 迂闊に飛び込めばやられるのは此方です。」

 

 

カオス「うっ、うん。」

 

 

 わざわざカオス達を一人で待ち構えるぐらいだ。余程自分の状況に自信が無ければこうも挑発的な態度を取ったりはしないだろう。

 

 

フェデール「………カオス君、

 戦う前に最後に君にもう一度だけ忠告とお願いをしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その女とは縁を切るべきだ。

 君は本来俺達バルツィエと共にいるべき存在だ。

 マテオでもなくダレイオスでもない俺達だけが君の味方なんだ。

 その女と一緒にいても君は不幸にしかならない。

 今ならまだ間に合う。

 俺と一緒に来てくれ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その一言でフェデールが何故一人でここでカオスとアローネの二人を待ち伏せしていたのか判明した。フェデールはまだカオスの勧誘を諦めていなかったのだ。

 

 

アローネ「貴方はまだそのようなことを………!」

 

 

カオス「………」

 

 

フェデール「ミストのことについてはちょっとした誤解があるんだ。

 あの村に行って君のことを聞いて村の連中には脅しはかけはしたが俺はミストを「俺はバルツィエに染まるつもりはないよ。」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「いくら俺を説得しようとしても無駄だよ。

 俺はどんなことがあってもお前達の仲間になるつもりは無いからさ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チャキッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 カオスも剣を構えた。それに続きアローネも羽衣を剣の形に整える。

 

 

 

 

 

 

フェデール「………そうか………、

 だったらもうこれ以上俺から何も言うことはない。

 

 

 今俺の前にいる二人は俺の敵として認識してもいいってことだよね?」

 

 

アローネ「始めから貴方とは敵であることは変わりありません。

 貴方を取り押さえて他のバルツィエがどこに行かれたのか吐かせます。」

 

 

カオス「ミストの村は確かに俺にとっては憎い人ばかりだったけど苦い思い出ばかりじゃない。

 あそこにはおじいちゃんやウインドラ、ミシガンと過ごした大切なおもいでの場所でもあったんだ。

 それを壊したお前を俺は絶対に許したりはしない。」

 

 

フェデール「………そうなんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『()()()()()()()()。』」パアアッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フワ………、

 

 

 フェデールは重さを無くすトラクタービームをあろうことか自身にかけた。

 

 

カオス「!」

 

 

アローネ「私達にではなく自分自身に術を………?」

 

 

 

 

 

 

フェデール「()()()使()()()()()()()()()()()()()()()()な………。

 アルバートに勝つためにこの戦法を思い付いたんだけどね。

 今の君等なら久々に本気を出しても良さそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ()()()

 君を敵と見なす。

 敵として君を全力で排除する。

 その女に与する君を野放しには出来ない。

 ここで君等二人はこの俺が始末するとしよう。」

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