テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~ 作:モニカルビリッジ
カオス「………!」
アローネ「気が付かれたようですねカオス。」
カオス「………アローネ………。」
カオスが目を覚ますとアローネがすぐ隣にいた。そして妙な感触を胸に感じ見てみると服が裂け血がべっとりと付着していた。それを見て自分が先程まで一人の男と戦っていたことを思い出す。
カオス「………フェデールは………?」
アローネ「…逃げられました。
そこの窓から飛び出していって………。」
カオス「窓から飛び出していった?」
視線を窓に向けると確かにそれを頷けるような痕跡があった。人一人分が通れるような穴が開いていて破片も室内にはそう多く散乱していないことから外に向かって圧力をかけて破られたのだろう。
カオス「…あれから何があったの?
俺がフェデールに斬られてアローネは一人でフェデールを追い払ったの?」
アローネ「………いえ、
カオスが気を失ったあとに私もフェデールに追い詰められて彼に尋問を受けている最中に突然どこかからか魔術による援護を受けて私は助かりました。」
カオス「魔術による援護を………?」
アローネ「…そこの床の焦げ痕です。」
カオス「!
これか………。」
アローネ「本当にいきなりでした。
私とフェデールを遮るように炎が出現してその炎がフェデールに迫っていきました。
フェデールはそれで撤退しました。
私にも一体何が起こったのかは………。」
カオス「………」
カオスは特に意識したわけではないが手で床の焼き目をなぞってみた。すると微かにだが床にはまだ術者のマナが残っていた。
そしてカオスはそのマナに弱冠の
カオス「(………このマナ………?
なんだろう………。
………俺このマナの感触をどこかで………。)」
微量ながらもカオスにはそのマナの感触に記憶があるようでならなかった。つい最近このマナと同じものをどこかで自分は感じたことがあるような気がした。しかしそれがどこで体感したかまでは思い出せなかった。
アローネ「………カオスも意識が戻られたようですし一度ウインドラ達のところへと戻りましょう。
ランドールとどうなったかも気になりますし。」
カオス「………そうだね。
もうフェデールもいないみたいだしここにいてもバルツィエがどこにいるのか分からないみたいだしね。」
アローネが見た炎については何か見落としがあるようで気掛かりだったがウインドラ達にはランドールの相手を任せっきりになっている。早いところウインドラ達の応援に向かうのが今は先決だろう。
一先ずはフェデールのことは置きカオス達は城の外に向かった。
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王都レサリナス 城前
城から出ると入り口でウインドラ達が待っていた。
ウインドラ「戻ってきたか。」
ミシガン「フェデールは……!?」
アローネ「残念ながら取り逃がしてしまいました………。
申し訳ありません。」
タレス「そうですか………。」
レイディー「こっちもランドールを後一歩ってところで逃げられた。
もう一息でいけると思ったんだがな………。」
カオス「ランドールが逃げたんですか!?」
アローネ「彼はどちらに…?」
ウインドラ「レアバードで街の外にだ。
ダレイオス軍に街は囲ませてはいるがあのヴェノムの力があっては撃ち落とすことが出来たとしても捕らえることは出来ないだろうな。」
カオス「………ウインドラ達の方も失敗か………。」
城に入るところまでは良かったが結局本命には逃げられてしまった。共鳴で人の気配を探りながら戻ってきたがやはり城の中にはもう誰もいなかった。
ブラム「!
皆様!
御無事ですか!?」
カオス「ブラムさん………。」
情報を共有していると街の方からブラムがやって来る。
ブラム「城には入られましたか!?
女王陛下は………姫様はおられましたか!?」
アローネ「…申し訳ありません。
既に陛下と姫はこの城の中には………。」
ブラム「!
………そうですか………。
既に陛下と姫様は街の外に連れ出されていたのですね。
………しかし一体どうやってバルツィエは御二人を人目に触れずに街から連れ去ったのでしょうか………。」
レイディー「アタシ等はこの城の構造がどんなふうになってるかは知らねぇ。
誰かこの城に詳しい奴はいねぇのか?
どっかにバルツィエの連中だけが知ってる秘密の抜け穴みたいなのがあるはずだ。
それが見つからないことにはクリスタルもアンシェルの行方を追うことは出来ねぇ。」
ブラム「!
それなら先程私達の方でバルツィエの行方に心当たりのある方とお会いしました!
アローネ「あの方………?」
ブラムがバルツィエについて何かを知っている人物を呼びに街の方へと駆け出した。
………だがその瞬間………、
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!