テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~ 作:モニカルビリッジ
カオス・アローネ「「………」」
オーレッド「頼む!
まだあの力を使うのは待ってくれ!
ただでさえ儂等ダレイオスに状況は不利なのじゃ!
マテオの連中がどう動くか分からん状態で不用意にあの力は使わんでくれ!
もし儂等に向かって来ればヴェノムより厄介じゃ!」
ウインドラ「そんなことを言っている場合か!
こうしている間にも封魔石が破壊されて各方面にヴェノムが押し寄せているのかもしれんのだぞ!?
マテオの人々を見殺しには「余もオーレッドの意見に賛成だ。」何!?」
意外にもオーレッドの意見に乗っかる人物が現れた。
ファルバン「マテオの者達に精霊の力を与えるのは賛同しかねる。
人は力を持てばそれを使おうとするだろう。
これは戦争だ。
不確定要素が多い中でマテオの者達に説明も無く力を与えればどうなる?
………無論彼等は我等にも抵抗してくるだろう。
そうなれば払わなくていい犠牲者が出てくる。
犠牲を避けるためには彼等には
ウインドラ「………しかしだな。
今この瞬間にもヴェノムが街を襲っていないとは言い切れないのだぞ?
俺達と違ってマテオの皆は………。」
ファルバン「そう急くことでもないだろう。
ヴェノムと戦う力が無いのであればマテオの者達もヴェノムから逃げるほかない。
オーレッドが言ったようにマテオの者達は我等六部族の方で対応することとしよう。
陛下等はあのラグナサンライズの対処にあたってくれまいか。
我等の力ではあの竜に返り討ちにされるだろう。
その点陛下とカオス殿の力があればあの竜に勝てるだろう。
ここは役割を分担すべきなのではないか?」
ファルバンの意見にダレイオスの他の部族達も同意しそのように動こうとする。
レイディー「…こりゃこいつらの考え通りに動くしかねぇだろうな。
ラグナサンライズはアタシ等でなんとかするしかねぇ。
あんなギガントモンスターをこいつら引き連れて倒しに行ったとして無駄に死人が出るだけだ。
アタシ等だけであの巨獣を退治しに行くぞ。」
アローネ「………そうですね。
現状ではそれが最善のようですし………。」
タレス「少し心配な部分がありますがマテオの人達は彼等に任せましょう。
ボク達はあのラグナサンライズのところへ。」
ミシガン「フェデールとランドールもあの竜の場所に行ったんだよね?
だったら私もそれでいいよ。
フェデールは今度こそ私が倒すから。」
アローネ「!」
カオス「それじゃあ直ぐにでも行こうか。
前みたいに俺が皆を連れていくよ。
トラクタービームでなら一っ飛びであそこまで行けるしね。」
ウインドラ「早急にラグナサンライズを倒すぞ。
恐らくあれがバルツィエにとっての最後の切り札だ。
あれを倒してしまえばバルツィエにはもう後が無いだろう。
クリスタル女王陛下もきっとあそこにいる。
彼女を助け出してこの戦争を一刻も早く終わらせるんだ。」
カオスがトラクタービームを発動させ地面から岩石を持ち上げる。カオス達はそれに乗り竜の巣ヴィッファレートに飛び立とうとする。
オサムロウ「ちょっと待てカオス。」
カオス「!
オサムロウさん。」
いざ進もうというときにオサムロウがカオス達を引き留めてきた。
オサムロウ「………我もそれに乗せてくれまいか?
我もソナタ等と共にバルツィエとの戦いに出陣したいのだが………。」
カオス「オサムロウさんが………?」
タレス「他のダレイオスの人達はどうするんですか?」
オサムロウ「そちらは大丈夫だろう。
人員は十分に居るからな。
それよりもソナタ等の方が心配だ。
レサリナスではフェデールとランドールの二人を取り逃がしたのだろう?
やはりソナタ等だけに任せきりな部分があったと思う。
実力はあっても七人という人数じゃどこかで隙が生じるだろう。
それなら我がソナタ等に同行してその隙を少しでも埋めることとしよう。」
レイディー「要するにアタシ等だけじゃ心許ないって言いてぇらしいな。」
カオス「………どうしようかアローネ。」
アローネ「………」
カオス「………アローネ?」
アローネ「……!
はっはい!?」
ウインドラ「どうした?
また少し気が緩んでいるようだな。
何か心配事か?」
アローネ「べっ、別にそのようなことは………!
それよりもラグナサンライズの元へ向かうのでしたよね。
では早速向かうとしましょう。」
カオス「オサムロウさんはどうするの?」
アローネ「オサムロウさん………?
オサムロウさんがどうかされたのですか………?」
オサムロウ「………」
ウインドラ「こいつが俺達と一緒に行くと言い出したんだ。
俺達としては別にこいつがいなくても構わないと思うが………。」
カオス「アローネはどうするべきだと思う?
俺は一緒に来てもらった方が助かるけど………。」
アローネ「…それならば共に参りましょう。
オサムロウさんであれば私達の至らぬ部分をカバーしていただけると助かります。」
アローネが出した結論はオサムロウも同行させるというものだった。
オサムロウ「すまんな。
精一杯ソナタ等の剣となれるよう努めるとする。」
ウインドラ「先に言っておくが俺達には俺達のやり方ってものがある。
先走り過ぎるなよ。」
レイディー「かなりの手練れのようだがアタシ等に付く以上は勝手な真似は許さねぇぞ。
一つ一つアタシ等の指示を仰いでから行動しな。」
オサムロウ「………そうさせてもらうとしよう。」
それからカオス達は遠望に見えるラグナサンライズのところまで進むのだった………。
アローネ「………………」
『俺じゃない!!
俺はミストを焼いてなんかいない!』
アローネ「(………彼のあの発言はどういう意味だったのでしょうか………?
まさか本当にフェデールとミストは無関係………?
あの感じでは彼が嘘をついているとは思えませんでしたが………。
………私達は本当にこのままこの先に進んでもよいのでしょうか………。
何か私達は大きな見落としをしてしまっているのでは………。)」