テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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何かがおかしな決戦

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラグナサンライズ「ギィオオオオオオオオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ………!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 空間から出現した青い炎はラグナサンライズの殺魔の炎を掻き消しラグナサンライズ自身も包み込んだ。

 

 

 

 

 

 

カオス「………何だ………?

 あの炎は………?」

 

 

ウインドラ「…お前の仕業ではないのかカオス?」

 

 

カオス「………俺は何もしてないよ………?」

 

 

タレス「じゃあ一体誰が………。」

 

 

ミシガン「まさかカーヤちゃん………?」

 

 

カーヤ「カーヤも何もしてない………。

 カーヤは今タレス君を助けにいって戻ってきたからこんな炎を出す暇もなかった……。」

 

 

レイディー「…どっかに援軍でも来てるのか?

 誰だか知らねぇがアローネが押し留めるのがやっとだった熱線を押し返しやがった。

 只者じゃねぇことは確かだが………。」

 

 

オサムロウ「あの青色の炎は………ラグナサンライズにも通用するようだな。

 ヴェノムによって構築された体がみるみる朽ちていくぞ。」

 

 

 炎に包まれたラグナサンライズの体が炎に耐えきれずに消えていく。ユナイテッド・アンセスターセンチュリオン級のジャイアントヴェノムがこうもあっさりと終わりを迎えるとはカオス達の誰も想像もしなかった。ある種ヴェノムの主に数えたとしてどの個体をも凌ぐ力を持っていたであろうラグナサンライズは誕生して恐らく最速の時間でこの世から消えることとなった。ラグナサンライズを消滅させたことから青い炎にはカオス達と同じく()()()()()宿()()()()()ことだけは分かるが………、

 

 

 

 

 

 

アローネ「あの炎は………王城での………。」

 

 

オサムロウ「王城?」

 

 

レイディー「フェデールを取り逃がした時に出現した炎ってのはもしかしてあの炎だったのか?」

 

 

アローネ「………確証はありませんがフェデールに襲いかかった炎はあの炎ではないかと………。」

 

 

カオス「あの青い炎が………。」

 

 

 カオスの意識が無い時にもアローネがあの炎を目撃したという。何者かは分からないが状況からしてカオス達の助けに入ったのは確実だ。カオス達が窮地に陥ったのを見て助太刀したのだろう。敵では無さそうではあるがラグナサンライズが消えた跡にも姿を見せないことからカオス達の前に出てくる気はないらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アローネ「………うっ………。」

 

 

フラッ…

 

 

 

 

 

 

カオス「アローネ!?」

 

 

 ラグナサンライズが倒されたのを確認し気が緩んだ瞬間アローネがふらつきその場で膝をつく。

 

 

アローネ「…大丈夫です。

 少し力を使い過ぎてしまったみたいで………。」

 

 

ウインドラ「………アローネがそうなる程にあのラグナサンライズの力が強力だったということか………。

 そんな相手をあの炎の術者は一撃で………。」

 

 

レイディー「あんなのをほいほい倒しちまうくらいなら出てきてバルツィエも一緒に倒してくくれりゃ楽なんだがな。」

 

 

オサムロウ「我等のサポートはしてくれるつもりみたいだが自ら表立ってバルツィエとやりあう気は無いようだな。

 バルツィエや我等に顔を見せられぬ事情でもあるのか………?」

 

 

タレス「何なんでしょうか………?

 目的が全く分かりません。

 あれだけの力があってバルツィエとは正面から戦おうとしないなんて………。」

 

 

ミシガン「それよりもアローネさんだよ。

 本当に大丈夫?

 立てそう?」

 

 

アローネ「えぇどうにか………。

 少し休めば問題ないと思います。」

 

 

カオス「………下に降りて一度休憩しようか。

 王城からここまで休む暇もなかったしラグナサンライズは………もう誰かが倒しちゃったみたいだしね。」

 

 

 アローネの体調を重んじてカオス達は地上に降りることにする。

 

 

 

 

 

 

 ………ラグナサンライズを倒した炎の術者に関しては謎が残るもののこの件は一旦保留することとなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アローネ「皆有り難うございました。

 私はもう平気です。」

 

 

 地上に降りてから一時間アローネの体力が回復しきったようだ。

 

 

ウインドラ「もういいのか?」

 

 

アローネ「えぇ、

 私一人のために時間を浪費してはいられません。

 私達は一刻も早くバルツィエを倒さねばならないのですから。」

 

 

オサムロウ「あまり無理はするなよ。

 戦況的にはラグナサンライズが倒されたことで此方がやや有利だ。

 バルツィエの独立は防げなかったが奴等がそれで何かしたかと言えばマテオにある封魔石とやらを壊したくらいのものだろう?

 他の街のことならファルバン達に任せていればいい。

 我等は着実にバルツィエの元へ辿り着けばいいのだ。」

 

 

レイディー「つってもそうのんびりはしてられねぇぞ。

 バルツィエが用意したのがあのラグナサンライズ一匹だけとは思えねぇ。

 他にもまだ別の隠し玉を用意してるだろうよ。

 時間を与えれば与えるほどじょうきょうがややこしくなるのはこっちの方だ。

 体力が戻ったんなら早急にヴィッファレートに向かうぞ。」

 

 

アローネ「………そうですね。

 ゆっくりはしてられません。

 被害が最小限に抑えられている間にヴィッファレートへと進みましょう。

 カオス、

 お願いします。」

 

 

カオス「分かった。

 

 

 『トラクタービーム』。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 カオスはトラクタービームでまた岩を浮遊させる。アローネが回復したことでいよいよヴィッファレートに乗り込む準備が整った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グラッ………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アローネ「あ………!」

 

 

 岩を浮遊させる際足場が少し揺れアローネが体勢を崩し岩から転げ落ちそうになった。近くにいたカオスはそれにいち早く気付きアローネが滑り落ちないように手を掴もうと手を伸ばした。

 

 

カオス「危ないアローネ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パシッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 気付くのが早かったこともありカオスはアローネの手を上手く掴むことが出来た。周囲の皆もカオスの反応が早かったためアローネが体勢を崩していたことに気付かなかったがカオスが無事に支えた様子を見て一息ついた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………その直後、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゾゾゾ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「!!?」

 

 

バッ!

 

 

アローネ「カオス………?

 どうかされましたか?」

 

 

カオス「………」

 

 

アローネ「………?」

 

 

カオス「………あ、

 ゴメン何でもないよ。」

 

 

アローネ「?

 そうですか………。」

 

 

カオス「うん………、

 気にしないで………。」

 

 

アローネ「カオスがそういうのであればそうしますが………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アローネの手を取った瞬間カオスはどこかからか強烈な()()()()()()()()。その殺気はカオスがこれまで経験したことのないような冷たさを帯びていた。単なる獣の殺気とは違う異質なその殺気にカオスは一瞬気を失いかけた。そのせいでアローネの声も耳に入ってこなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「(………何だったんださっきのは………。

 誰がどこからあんな殺気を………。

 ………あんな殺気を感じたのは初めてだ。

 ………………考えられるとしたらさっきの炎を使ってた人なんだろうけどどうして俺にあんな殺気を………。

 ………俺はただ………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ()()()()()()()()()()()()()()()………。)」

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