テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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クリスタルを発見

竜の巣ヴィッファレート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………ここが竜の巣ヴィッファレート………。」

 

 

レイディー「そうだ。

 ここには種類豊富な竜系のモンスターが数多く生息している。

 基本的に人が足を踏み入れられる場所じゃねぇ。

 竜は獰猛かつ体格が大きい。

 竜一匹を相手にするのにも人手が百人は欲しいところだ。

 バルツィエでさえも数人がかりでやっと相手になるだろうと言われている。

 油断の出来る場所じゃねぇってことをしっかりと頭に入れておけ。」

 

 

タレス「こんなところに本当にバルツィエがいるんでしょうか………?」

 

 

ウインドラ「ラグナサンライズがここに出現したことから奴等が潜伏している可能性は十分にあるだろう。

 独立をするとなれば周りが全て敵になるんだ。

 バルツィエとしても簡単には攻め落とされない拠点を設ける必要がある。

 そういう点ではここはまさに最適な拠点だったのだろう。

 人知れずに独立の計画を進めることが出来るからな。」

 

 

オサムロウ「竜がいてはマテオの者達も安易にこの場所へ入ってはこれぬだろう。

 自分達で拠点を守らずとも竜がこの場所を守ってくれる。

 命令せずとも自分達で動いてくれる兵がいるとはバルツィエも考えた場所に基地を置いたな。」

 

 

ミシガン「…でもそんなに竜の姿が見えないよ………?

 ここって沢山竜がいる場所なんじゃないの?」

 

 

アローネ「セバスチャンさんが仰っておりましたが先のラグナサンライズは多くの竜の体を使って復活させたようです。

 あれほどの大きさの竜の肉体を形成するのであればかなりの竜が必要だったはずです。

 そのせいでここにいた竜の頭数も激減しているのでしょう。」

 

 

レイディー「あんなのが一頭いりゃ守備もなにもは要らねぇだろうからな。

 

 

 ………そのバルツィエがあてにしていたラグナサンライズもあっさりと殺られちまったわけだが。」

 

 

カオス「あの術者は………何者だったんでしょうか………?」

 

 

レイディー「考えられるとしたらあの術者こそが()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。」

 

 

カオス「イフリート……!?」

 

 

レイディー「ここ最近話題には上がってなかったが単純にアローネのようなウルゴスの民の力は捨て置けない秘めたもんがあるがそこに精霊の力が加わってあのラグナサンライズをも凌ぐ程の力ならバルツィエがビビるのも頷ける話だ。

 

 

 バルツィエは精霊とウルゴス両方の力を兼ね備えた“誰か”の力を恐れているんだ。

 それでこんな独立で無理矢理戦い吹っ掛けて強攻策に出た。

 実際にイフリートの力を目にしたらもうフェデールの言ってたことを馬鹿にできねぇ。

 ありゃマジで比喩なんかじゃなく怪物だ。

 今のところ何を目的に動いているのか検討もつかねぇ。

 あんだけの力がありながら表に出てこない辺り覇権を握りたいわけじゃないみたいだが………。」

 

 

 それについては皆も考えは同じだった。間近で感じた印象ではイフリートの力はカオス、アローネ、ラグナサンライズの力を越える力を持っていたことは確かだ。それなのに表舞台に出てくることはなく過去ゲダイアンを壊滅させダレイオスを怯えるだけ怯えさせてその姿を闇に隠したままだった。その影響でダレイオスとマテオは互いにゲダイアンを相手側の攻撃だと思い込んだまま十六年の歳月が経過した。

 

 

アローネ「マテオでは大魔導師軍団と称される謎の組織………本当に組織なのかあるいは個人なのかは未だ憶測でしか語れません。

 しかし何かしらの目的があって行動しているのは間違いありません。

 今回のことで御自身ではバルツィエと正面から戦うつもりはなくあくまでも()()()()()()()()()()()という方向性に持っていきたいのでしょう。」

 

 

タレス「そこまでしてボク達に任せる意図は何なのでしょうか………?

 何か自分がやるとマズイことでもあるんでしょうか?」

 

 

オサムロウ「もしバルツィエを倒してしまえばマテオでもダレイオスでも名が上がる。

 そうなると思うように動けなくなるのではないか?

 人というものは功績を上げれば注目を浴びる。

 …が注目を浴びることは何もいいことばかりではない。

 四六時中人の目がつきとまえばその内その視線が段々と煩わしくなる。

 その大魔導師とやらが何か目的を持っているのであれば大々的にバルツィエとは対立はせんだろうな。」

 

 

ミシガン「バルツィエは邪魔には思ってるけど自分から倒しに行こうとは考えてないってことだね。

 まぁ私達の妨害をしてこないんなら別にいいけど。」

 

 

 ゲダイアンを訪問してから妙に大魔導師軍団の影がチラホラと見えてくるが特段カオス達に不都合なことはなかった。それどころか逆に助けに入ってきたのがこれで二度目である。

 

 

 

 

 

 

カオス「………けど何だったんだんだろうな………、

 さっきのは………。」

 

 

アローネ「!

 しっ!

 ………前方に人影が見えます。

 皆ここからは慎重に音を立てないようにしてください。」

 

 

 ヴィッファレートに入ってから暫く進むと進行方向に人の気配がした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「隠れても無駄ですよ。

 そこにいるのは分かっています。

 大人しく出てきなさい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウインドラ「貴女は………!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クリスタル「貴殿方があのラグナサンライズを倒した方々ですね。

 ここに来たということはバルツィエを捕らえに来たのでしょう。

 そうであるなら不肖このクリスタルが貴殿方の御相手をさせていただきます。」

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