テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~ 作:モニカルビリッジ
ウインドラ「女王陛下!?」
バルツィエの潜伏しているであろう場所を探索しているとカオス達の前にマテオの女王クリスタルが現れる。彼女の出現に驚くカオス達だったが直ぐにウインドラが、
ウインドラ「………陛下!
御無事でなによりです!
私は元ダリントン隊の隊員ウインドラと申します!
………レサリナスではバルツィエに連れ去られていたようでお助けすることが出来ませんでした。
申し訳ありません。」
クリスタル「………」
ウインドラ「ですがこうして陛下の無事を確認できレサリナスにいる者達も喜ぶことでしょう。
ここは危険です。
私達が護衛しますので急ぎここを離れ「それは出来ません。」」サッ…
ガササササ!!
ウインドラ「なっ…!?
こいつらは………!?」
クリスタルが手を上げると茂みから多くの騎士が現れカオス達から彼女を守るように立ち塞がる。
レイディー「やっぱり女王を一人になんてしてねぇよな。」
タレス「罠だったってことですか……… 。」
オサムロウ「女王を餌に我等を誘き出したか。
………フッ………だがこの程度か。」
ミシガン「見たところバルツィエっぽいのはいないみたいだね。
それならこんな連中なんかに………。」
アローネ「直ぐに蹴散らして女王陛下を保護しましょう!」
カオス「最初は俺が斬り込む!
皆は向かってきた奴の相手を!」
騎士団「貴様等がバルツィエに逆らう愚か者共か!
たった八人で何が出来る?
かかれ!!」
……………………………………………………………………
「ぐあぁっ!!」
オサムロウ「…こんなものか。
マテオの騎士団も百年の間に質が落ちたものだ。」
カオス「案外早くに片付きましたね。」
騎士の数は三十を越す程だったが一人一人の戦闘力はそこまで高くはなくほぼオサムロウとカオスの二人で騎士を倒していた。取り零しもウインドラやレイディーが対応にあたり難なく騎士団を壊滅させた。
クリスタル「………」
ウインドラ「陛下、
もう安全です。
応援が駆け付ける前にここから立ち去りましょう。
陛下の身の安全は私達が保証しますのでついてきていただけますか?」
ミシガン「一緒に連れていけばいいんじゃないの?」
ウインドラ「それは駄目だ。
陛下にもしもしのことがあればレサリナスはどうなる。
レサリナスだけじゃない。
陛下はこのマテオに必要な御方だ。
怪我でもさせるようなことがあれば一大事だ。
陛下には城に帰還していただかないと。」
レイディー「そうだな。
これからバルツィエと本格的にやりあうって時に陛下に気を取られてたらどこかで隙ができちまう。
戦えない奴はこの先に連れてはいけねぇな。
一度レサリナスに引き返すしかねぇか。」
囚われの身であったクリスタルを保護したカオス達は一度クリスタルを安全な場所に連れ出してからバルツィエと戦う流れに落ち着く。ブラムから依頼されていたこともありクリスタルを戦いに巻き込むようなことは避けなければならなかった。カオス達は他の騎士団が駆け付けてくる前にクリスタルをヴィッファレートから連れだそうとするが………、
クリスタル「………救援にお越しいただき感謝します。
貴殿方は皆ダリントン隊の方々なのですか?」
ウインドラ「私はそうですが他は違います。」
レイディー「アタシは元研究者だ。」
タレス「ボクはダレイオスのアイネフーレ族です。」
ミシガン「私は南部にあったミストの出身………です………。」
オサムロウ「我はダレイオスの………スラート族だ。」
カオス「俺は………俺もミストの出身で………。」
カーヤ「………フリンク族………。」
クリスタルに素性を訊かれ各々が自分の立場を明かしていく。
クリスタル「…皆さんは特に統一された部隊ではないのですね………。
マテオの方からダレイオスの方まで………。
貴殿方の部隊の
アローネ「この部隊に限った話ではありませんが今マテオに来ているダレイオス軍の指揮を取っているのは私です。」
クリスタル「貴女が………?
………!
貴女は………手配書の………。」
アローネの顔を見てクリスタルは何かを確信する。
クリスタル「……では早速レサリナスに戻りましょうか。
道案内を宜しくお願いします。
アローネ「えぇ、
では此方に………。」
キラッ………!
アローネがクリスタルに背中を向けた直後クリスタルの懐から何か銀色に光るものが出てくる。クリスタルはそれを持ってアローネに近付き………、
ギィィィンッ!!………カランッ!
クリスタル「…ッ!?」
オサムロウ「そんなものを取り出して何をするつもりだった?
我はダレイオスから来たと申したはずだ。
マテオの女王のことなど始めから信用などしてなかった。」
レイディー「そもそもが話が出来すぎてんだよ。
ブラムの話を聞いた時にはアンタがバルツィエに拉致されたのかと思っていたがそれにしてはアンタの近くにバルツィエが控えていないのが不自然だ。
命令には従うとはいえバルツィエは自分達以外の奴を信じたりはしない。
あんだけ簡単にやられる騎士達にアンタの見張りを任せたりは絶対にしないんだよ。」
クリスタルが取り出した
クリスタル「始めから疑われていたのですね………。
私としたことが相手を甘く見ていたようです。」
ウインドラ「何故ですかクリスタル女王陛下………。
貴女はバルツィエに政権をいいようにされてきた被害者ではないですか………。
それなのにどうして………。」
クリスタル「貴殿方こそ何故バルツィエに刃向かおうとするのですか?
何故バルツィエの意向にそぐおうとしないのですか。
バルツィエのやり方こそがこの世界を唯一救える手段なのです。
それはアルバートがレサリナスを去ったあとも変わりません。
我が夫アレックス率いるバルツィエこそが管理しなくてはならないのです。
貴殿方にはここで