テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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疑いの目はバルツィエに向けられる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウインドラ「ヴェノムを拡散………?」

 

 

ミシガン「何………それ………?」

 

 

タレス「アスラを探すためだけにバルツィエはヴェノムを今以上に蔓延させようとしているんですか?」

 

 

 アローネが読み上げた資料にはそうだとしか思えないような内容が記載されていた。未だウルゴスの関係者はアローネとカタスティアしか見付かってはいないが余程バルツィエはウルゴスの存在に恐怖しているようだ。ウルゴスを恐れるあまり存在するかどうかもよく分からないアスラをヴェノムを使って探しだそうとしている。その方法が無差別にヴェノムを撒き散らし感染して変異するかどうかを検証するというもの。大概の生物はヴェノムに感染すれば精神を侵され異形の姿へと変貌を遂げてしまう。早々アスラなど見付かることはないためにバルツィエは強引な手段を取ろうとしていた。

 

 

オサムロウ「そんなことが現実的に出来るものなのか?

 バルツィエとて人員はそこまて多くはないだろう。」

 

 

レイディー「…いやそうでもないらしい。

 

 

 このフロアよりももっと下層圏に()()()()って呼ばれるもんがあるようだ。

 そいつが世界各地で撃たれればそのミサイルがヴェノムウイルスを含んだガスを大量に噴出するらしい。

 一度ガスが気流に乗れば結構な範囲にガスが行き届く。

 世界中がヴェノムに飲まれるのもそう時間はかからないだろう。」

 

 

アローネ「ミサイル………ダンダルクのヒューマが作り出した破壊兵器………。

 どうしてバルツィエがそんなものを………。」

 

 

カーヤ「アローネさん知ってるの……?」

 

 

カオス「大昔にウルゴスと敵対していた国が持ってた兵器みたいだよ。

 前にアローネに教えてもらった時は核ミサイルって名前だったと思うけどそれとは別の種類の兵器っぽいね。」

 

 

ウインドラ「あの話ではミサイルが一つだけでも街一つが吹き飛ぶ程の力があると言ってたな。

 ゲダイアンも当初はバルツィエがそれを使ったのだと思ったが………。」

 

 

オサムロウ「ミサイルというのはそれほどまでの破壊力があるのか………?

 そんなものを所有しているのであればやはりゲダイアン消滅はバルツィエの仕業なのではないのか?」

 

 

タレス「それが………ボク達にもよく分からないんですよね………。」

 

 

ミシガン「ラーゲッツやダインさんはゲダイアンのことはバルツィエとは関係ないって否定してたよ?」

 

 

レイディー「アタシ等の考えじゃゲダイアンの件はバルツィエじゃなくてイフリートの仕業だってことになってる。

 何でゲダイアンをイフリートが攻撃したかの理由はまだ分かってないがな。」

 

 

オサムロウ「…しかしイフリートは姿を見せてはいないが我等に加勢してくれているようにも感じる。

 そう考えるとイフリートがゲダイアンを攻撃したとは到底思えん。

 寧ろダレイオスの都市が無くなってもっとも利を得るのはバルツィエなのではないのか?

 バルツィエからしてみれば敵であるダレイオスの重要拠点が滅びるのは好都合だろう。

 こうしてゲダイアン消滅の事件は()()()()()()()()()()()()という証拠がここにはあるのだぞ?」

 

 

 オサムロウが言うようにゲダイアン消滅はバルツィエにも犯行が可能だったことがここで分かった。ミサイルという攻撃手段があったのであればラーゲッツやダインが知らぬ内に使われていた線が出てくる。バルツィエ自体が当主とそれ以外で情報量に差がついている。末端であるラーゲッツ達が聞かされていないだけでアレックスやフェデール達はゲダイアン消滅の真実を知っているのではないだろうか。

 

 

 

 

 

 

アローネ「…核程の力があるか分かりませんがミサイルがあると知っては放っておくことは出来ませんね。

 早急にミサイルが撃たれぬようにしなければなりません。」

 

 

カオス「どうするつもり?」

 

 

アローネ「ミサイルを飛ばすには発射するための発射装置がどこかにあるはずです。

 そこさえ破壊してしまえば一先ずは無力化は可能です。

 発射装置を探すことにしましょう。」

 

 

レイディー「ミサイルはどうするんだ?」

 

 

アローネ「知識に浅い私達が安易に触ればそれだけで爆発してしまうかもしれません。

 今のところは発射装置を壊すことに専念してミサイルは後日にどうするかを話し合いましょう。

 解体出来そうであれば解体し、解体が不可能であれば人の手に触れないところで管理するしかありません。」

 

 

ウインドラ「そうだな。

 下手に触るのは危険だ。

 取り扱えないのなら触らないでおいた方がいいだろう。」

 

 

タレス「発射装置………どの辺りにあるんでしょうか?」

 

 

オサムロウ「地上に近いところにあるのではないか?

 飛ばすというくらいならより高い場所から発射するだろう。

 この場所の見取り図がどこかに無いか?

 それが見付かれば発射装置かどこにあるのか分かりやすいのだが………。」

 

 

ミシガン「それならあそこにあるのがそうじゃない?

 あの部屋の入り口にあるの。

 図面っぽいし間違いないよ。」

 

 

 部屋に入った時は気付かなかったがミシガンが言うように部屋の入り口の壁にはこの施設の現在地を示すであろう地図が掲げられていた。

 

 

アローネ「……この図によりますとどうやら発射装置は上層部ではなく一つ下層の更に奥にあるようですね。」

 

 

レイディー「ここは………だいたい山の反対側か。

 ここにあるってことはミサイルはここからダレイオス側に向けて撃つんだな。」

 

 

オサムロウ「………やはりゲダイアンはここからミサイルで………。」

 

 

ウインドラ「直ぐに発射装置の元に行くぞ。

 まだ一発も撃たれていない内に発射装置を破壊するんだ。」

 

 

アローネ「えぇ、

 ヴェノムウイルスを撒き散らすようなミサイルを撃たせてはなりません。

 一刻も早く発射装置を破壊するのです。」

 

 

 カオス達はそれから発射装置があると思われる場所へと向かった。バルツィエの誰かが起動させる前に発射装置を破壊するために………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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