テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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制限されてなお彼の剣は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アローネ「気を付けて下さい。

 この空間の中では術技が使用出来なくなっています。

 いつものようには戦えなくなっていますよ。」

 

 

ウインドラ「……本当のようだな。

 しかしそれは………。」

 

 

タレス「アレックスもそうなんじゃないですか?

 ボク達と同じでこの部屋にいると言うことは………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あの人も術技が使えなく「先ずは一人。」っ………。」バキンッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドサッ………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス・アローネ・ミシガン・ウインドラ・レイディー・カーヤ・オサムロウ「「「「「「「!!?」」」」」」」

 

 

 

 

 

 

 一瞬の出来事だった。一瞬アレックスが視界に映ったかと思ったら直ぐに消えた。それと同時にタレスが壁際まで吹き飛ばされた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アレックス「これであと七人か。

 案外と脆いものだな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アローネ「今何を………。」

 

 

ミシガン「タレスがやられた………?」

 

 

オサムロウ「今のは飛葉翻歩……………、

 

 

 ………()()()()()()()

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。」

 

 

レイディー「坊やの足の早さで目が慣れてたんだがな………。

 ………まるで捉えられなかった。」

 

 

カーヤ「カーヤよりも早く動ける人がいたなんて………。」

 

 

ウインドラ「アルバさんの実弟だけあって実力があることは分かっていたがここまでとは………。」

 

 

 王城と同じで術式によりマナを介した術技はここでは使えない。単純な武具による闘技で戦わなければならないこの場所でアレックスはそんなハンデを感じさせない力をカオス達に見せ付けた。

 

 

 

 

 

 

アレックス「これしきのことでそこまで驚くか?

 こんなものはただの肩慣らしに過ぎん。

 ………では次は二人ほど持っていくとするか。」

 

 

アローネ「!

 来ます!

 皆迎撃を………!」ズバンッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そこからの戦いはカオス達がアレックスになすすべもなく蹴散らされていくだけだった。全員がアレックスのスピードと攻撃に対応出来ず一人ずつ一撃で倒れていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 人の身でありながらカオス達をこうも翻弄し討ち取っていく様からカオスは以前に味わったマクスウェルとの戦いの時の絶望感を身体中で感じていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アレックス「とうとうお前だけになったな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………………」

 

 

 仲間達は既に全員アレックスによって地に伏した。残っているのはカオス一人だけだ。

 

 

 

 

 

 

アレックス「お前の魔力は確かに強い。

 バルツィエの歴史の中でもお前程強力な術を使いこなす者はいない。

 マテオ全土にまで影響を及ぼすような力はバルツィエの史上でもお前だけだろう。

 

 

 

 

 

 

 ………が魔力だけしか取り柄が無いのでは話にならん。

 真の強さとは全てにおいて長けていることだ。

 ただ術を封じられただけでお前の仲間はこの様だ。」

 

 

カオス「………」

 

 

アレックス「………お前で最後だ。

 お前を倒して私はこのミサイルをマテオとダレイオスの両国に撃ち込む。

 始めからバルツィエに逆らおうとしなければこの様な手段に出ることもなかったがお前達がダレイオスに手を貸したことでこのような状況になってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 こんなことになってしまったことは非情に残念だがウルゴスに勝つにはこうするしか「貴方は………。」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………貴方はどうしてこんなやり方しか出来なかったんですか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アレックス「………何のことだ?」

 

 

 カオスの漠然とした質問にアレックスは何のことかと聞き返した。

 

 

カオス「ミストを出るまではおじいちゃんが俺に何か隠し事をしていることは分かってました。

 おじいちゃんが俺に隠していたことはおじいちゃんの家がマテオでも有名な凄い貴族の家だったことでそれを俺はミストを出て知りました。

 おじいちゃんがミストに来るまではおじいちゃんと貴方は二人でそれまでのバルツィエとは違う別のやり方で国から人望をだったの集めていたんですよね?

 百年経った今でもまだおじいちゃんのことを信じて待っている人達がレサリナスには沢山いました。

 それだけおじいちゃんが色んな人のために必死で頑張っていたんだってその当時を知らない俺にもそれが伝わってきました………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………それなのにどうして貴方はおじいちゃんと貴方が二人で作り上げてきたものを自分で壊すようなことをするんですか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アレックス「………」

 

 

 カオスの祖父アルバートは弟であるアレックスと二人でバルツィエの虎牙破斬と呼ばれていた。二人はいつも一緒でモンスターの災害に困っている人々のために奮闘しいつしかそれまでのバルツィエの悪印象を払拭しダレイオスにもその名が轟くようになった。

 

 

カオス「話を聞いた限りだとおじいちゃんと貴方の仲が悪かっただなんてことはなかった………それどころか貴方達二人は何をするにしても一緒だったって………。

 ………おじいちゃんがいなくなったことを貴方はどう捉えたんですか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 もしかして本当はおじいちゃんのことが嫌いで「兄のことは………。」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アレックス「………私は兄のことを心から尊敬していた………。

 兄………アルバートこそがこの国を背負って立つべき男だとあの当時はずっと考えていた………。

 アルバートならばこの先の未来でマテオもダレイオスも上手く纏めあげ誰もが穏やかに過ごせる日々を作り上げていけるとそう信じていた………。」

 

 

 アレックスがアルバートのことを語り出す。アルバートを語るアレックスはどこか懐かしそうに昔のことを思い出しているようだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アレックス「兄は誰からも愛されていた。

 強きを挫き弱きを助けるあの人の在り方は長年の冷えて固まった民とバルツィエの間を取り持つように少しずつ二つの遠く離れた心の距離を埋めていった。

 私はあの人に憧れていた。

 あの人のようになりたいとそう願った。

 あの人についていけばいつかは自分もあのようになれるのではないかと信じひたすら兄の後ろ姿を追っていった………。

 ………そして………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ヴェノムが現れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それから暫くして兄は私の前から姿を消したのだ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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