テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~ 作:モニカルビリッジ
――五年後――
安らぎの街カストル カーラーン教会支部
カタスティア「それで最近は皆の近況はどんな様子なのかしら?」
カオス「皆相変わらずですね。
ウインドラとミシガンはミストを元通りにしようと頑張ってますしタレスもカタスさんが見付けてくれたアイネフーレの子達と一緒にアイネフーレ領でバルツィエやヴェノムに荒らされた土地を綺麗にしようとしてます。
レイディーさんは自分の病気を治すのに忙しいみたいで中々会えなくて………。」
カタスティア「そう………皆どこも大変よね………。」
カオス「そうですね………。
バルツィエを倒したら全部が上手くいくと思ってたけどまだまだ抱えてる問題が山積みで一つ一つに対処していかないといけないのが現状みたいです。」
カタスティア「この国も昔みたいに気軽に隣の街への往き来も出来なくなったからかしらねぇ………。
前までは
カオス「…俺もまさかマテオが
バルツィエが討たれれば世界がもっと平和で豊かになると思ってたのに今じゃ………。」
カタスティア「バルツィエがいた頃の方がまだマシかしら?」
カオス「………俺には分かりません。
あの時どうすればよかったのか………。
俺達がやって来たことが本当に正しかったのか今でも時々考える時があるんです………。
こんな世の中になるんだったら俺達は本当は何もしない方が良かったんじゃないかって………。」
カタスティア「後悔しているのかしら?
バルツィエを自分の手で潰してしまったことを。」
カオス「………」
カタスティア「私個人の意見だけど私は貴方が間違っていたとは思わないわ、
事の切っ掛けは騎士団のブラムがアローネを連れ去ろうとしたことから始まったの。
貴方がアローネを助けたからバルツィエとも貴方が戦うことになったの。
貴方はただアローネを救っただけ。
それの何が間違いだったのかしら?」
カオス「そこは別に間違ったことをしたとは思ってません………。
あの時は不等にアローネが騎士団に連行されようとしてたから………。」
カタスティア「そうね。
ブラムもアローネのことに関しては普通に仕事をしようとしただけ。
貴方のことについてはバルツィエの評判を落とすために利用しようとしただけ。
結果的に貴方は最後の最後まで巻き込まれてきただけ。
貴方は被害者なのだから気に病むことはないわ。」
カオス「………そうなんでしょうか………。」
カタスティア「そうやって思い詰めていたって何も進まないわ。
もう結果は出てしまったのですもの。
バルツィエはもういない。
この事実はもう変えられようがない。
ならこれから先は私達がどうやってこの世界をもっとよくしていけるのかを考えるべき。
過ぎたことを悔やむよりかは今起こっている問題にどう対処していくかが何より貴方が思い悩む事柄を解決していく道だと私は思うわ。」
カオス「………そうしてみます。
もう過去が変わることはないですもんね………。
だったら俺は………俺の出来ることが何なのか考えてみることにします。」
カタスティア「それでいいのよ。
もし何かあったらいつでも教会にいらっしゃい。
私はいつでも貴方の相談に乗るわ。
元々教会は迷える子羊の悩みを聞き入れる場所でもあるのだし気軽にここへ通うといいわ。」
カオス「…はい………。
もしまた何かあったらよろしくお願いします。」
カタスティア「えぇ、
………ところで今はカオスは何をしてるのかしら?」
カオス「俺は………バルツィエの
カタスティア「バルツィエの残党………というと
五年前のあの戦いからあの二人だけがまだ見つかってないのよね?」
カオス「はい………、
もう何もしてこないとは思いますけどもしまたあの五年前のようにヴェノムを使ってラグナサンライズを復活させるようなことをしでかそうとしてたら危ないですからね。
世界を回ってフェデール達の行方を探しているんです。」
カタスティア「バルツィエで残っているのはもうあとはその二人と………
その三人さえ居所が掴めればこれ以上バルツィエの被害にあう人はいなくなるものね。
教会の方でも情報網を回してどこかで目撃情報が無いか手配してみるわ。」
カオス「有り難うございます。」
カタスティア「お礼を言われる程のことではないわ。
私もアローネに教皇を継いでもらってから大分時間に余裕が出来るようになったの。
アローネも教皇として頑張ってくれてるみたいだから私も好きに出来るのよ。」
カオス「凄いですよねアローネは………。
教皇になってから忙しそうだけど愚痴の一つも言わないで真面目に働いて………。」
カタスティア「推薦人としての私の目は狂いはなかったようね。
アローネですもの。
あの子なら大丈夫だと信じてたわ。」
カオス「………あの………カタスさん………。」
カタスティア「なぁに?
あと私のことは本当のお母さんのようにお母さんって呼んでくれてもいいの「アローネとのことなんですけど………。」」
カオス「俺………………アローネと
カタスティア「………………どういうことかしら?」
カオス「アローネとはアローネが五年前に教皇になってからあまり会う機会がなくなりました。」
カタスティア「それは知ってるわ。
あの子が多忙なのは私も知るところですもの。」
カオス「ですけど一年くらい前から俺が一人でダレイオスを旅してた時に偶然あっちの教会で再開してそれから少しずつ会うようになって………。」
カタスティア「まさかあの子が………、
………貴方達どちらの方からそういう関係になろうと迫ったの?」
カオス「えと………それは………。」
カタスティア「………その様子だとアローネの方からなのね………。
………あの子がそんなことを………。
………………少し目を離しすぎてたのかしら言い寄ってくる男達は沢山いたけどバッサリ切り捨ててたから大丈夫だと思ってたのにあの子に限ってウルゴスへの忠義を忘れてこんな男に………。
………姉妹揃って情けない男に靡くなんてそんなところも姉に似てるわね。メイデスと同じことになるなんて
カオス「カッ、カタスさん………?」
カタスティア「………カオス………、
少し場所を変えて話がしたいのだけどいいかしら?」