テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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世界の真実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「何故ヴェノムが誕生したか………ですか………? 」

 

 

カタスティア「えぇ、

 貴方はヴェノムについてどこまで知ってるの?」

 

 

カオス「………ヴェノムについては五年前に皆と旅してきた中でのことについてしか分かりませんけど………、

 ………()()()()()()()()()()()()()()はヴェノムは誰かの何か重い病気を治すために作られたんじゃないかって言ってました。」

 

 

カタスティア「…それでヴェノムがいつどの時代で生まれたのかは分かる?」

 

 

カオス「それについては皆の情報を纏めると………カタスティアさん達の時代に………かなり大きな組織によって作られたとか………。」

 

 

カタスティア「………()()()()()。」

 

 

カオス「え………?」

 

 

 カタスティアがカオスの言ったことを肯定した。それはつまりヴェノムが誕生した時期がこの星がアインスと呼ばれていた時代であることをカタスティアが知っていたことになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カタスティア「………今から()()()()()()()………。

 アインスのウルゴスでヴェノムが作られた………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………………………………………………………

 ………………えッ!?

 百三十八億年前………!?」

 

 

 

 

 

 

カタスティア「………」

 

 

カオス「ちょっ、

 ちょっと待ってください………!?

 百三十八億年前って………!

 昔本で読んだことありますけどこのデリス=カーラーンが誕生したのは確か現代から()()()()()()だろうってどこかの学者が地質学を研究して調べたって書いてありました!

 百三十八億年前っていくらなんでも遡り過ぎじゃないですか!?

 百三十八億年前だとまだデリス=カーラーンだって誕生してなかったんじゃ………。」

 

 

カタスティア「いいえ、

 確かにヴェノムが作られたのは百三十八億年前で間違いないわ。

 そもそも()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 ずっとこの星はデリス=カーラーンの総称で呼ばれていたの。」

 

 

カオス「え………、

 それだと前にレサリナスでカタスさんが話していたことは………。」

 

 

カタスティア「御免なさいね。

 あれは()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。」

 

 

カオス「アローネを傷付けないための嘘………?」

 

 

カタスティア「アローネから聞いていたと思うけど私達の国ウルゴスはヴェノムによって滅びた………。

 それだけは嘘じゃないわ。

 ウルゴスで生き残った者達がヴェノムから逃れるために時を止める術式アブソリュートでヴェノムのいない遠い未来へとタイムスリープした。

 

 

 

 

 

 

 ………けれど本当の史実ではその後タイムスリープをした大半の人々がアブソリュートから目覚めることなくこの世を去ったの………。」

 

 

カオス「………何があったんですか………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カタスティア「アインスが………()()()()()()()()。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………星が砕かれた………?」

 

 

カタスティア「…国は滅びはしたけどヴェノムの性質上そう長くはヴェノムが栄えることはない。

 私達はウルゴスで極秘に開発していた()()()()王族とその関係者を乗せて宇宙へと避難した。

 宇宙艇に乗り切れなかった人々はヴェノムにも探知されない地下深くに移動させてそこでアブソリュートで眠ってもらうことにした。

 全てはヴェノムが飢餓で死に絶えるその時までの辛抱だと民に言い聞かせて眠ってもらったわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………でもあいつだけはそれを待つことが出来なかったようなの。

 

 

 

 

 

 

 “星砕き”。」

 

 

 

 

 

 

カオス「星………砕き………?」

 

 

カタスティア「星砕きというのは()()がそう呼んでるだけ。

 本来はあいつ自身には名前は無いわ。

 その呼び名の通りあいつは世界にヴェノムが蔓延して早々にアインスを見限りアインスをその力で砕き破壊した………。

 アインスで生き残ったのは宇宙艇で避難していたごく一部のみ。

 このデリス=カーラーンをいくら探したとしてもウルゴスの民なんてひとっこひとり見つからないわ。」

 

 

カオス「そんな………、

 

 

 ………その話が本当だったとして何でアローネにそのことを教えてあげないんですか!?

 アローネはバルツィエとの決着がついてから五年もの間他の()()に呼び掛けてウルゴスの人達を探してるんですよ!?」

 

 

 五年の内にアローネが各地を奔走してウルゴスの情報を集めていたのはカオスも見てきた。それだというのにそのアローネが探している人々が実際にはどこにもいないと分かっているのにカタスティアはそれをアローネに告げずにアローネに無意味な捜索を続けさせている。

 

 

カタスティア「人はねカオス………。

 心の強い人ばかりじゃないのよ?

 真実を知って乗り越えて行ける人もいれば真実を知って打ちひしがれる人だっているの。

 ………あの子アブソリュートで眠りにつく前後の記憶が無いでしょう?

 私はあの子がアブソリュートで眠りに入る直前まで一緒にいたのだけどあの子と親しかった友人達はアブソリュートに入る寸前ヴェノムに感染していて亡くなってるの。

 アローネにとっては不幸な出来事だったでしょうね………。

 でもアローネの記憶喪失のおかげでどうにか友人達のことを誤魔化すことは出来たわ。」

 

 

カオス「!

 じゃあアローネに本当のことを言わないのは………。」

 

 

カタスティア「本当のことを言ってしまえばアローネはショックを受けるでしょうね………。

 それこそ心に深い傷が残るわ。

 一生癒えるかどうか分からない傷が………。

 体についた傷は魔術で癒すことは出来るけど心の傷だけはどうやったって癒せない。

 ………心苦しいことだとは思うけど今はまだウルゴスの人達は生きていることにしておきたいの。

 アローネも必死に皆を探そうと懸命になってる。

 アローネの意気込みに水を差すようなことはしたくないの。」

 

 

カオス「…全部………アローネのためについた嘘だったんですね………。

 それなら俺からは何もアローネには言わないことにしておきます。」

 

 

カタスティア「そうしてもらえるかしら。

 アローネが十分事実を受け止められる頃合いになったら私から説明するわ。」

 

 

カオス「………………分かりました。

 ………それにしてもまさかアインスがこの星とは違う星だったなんて………。」

 

 

カタスティア「それは()()()()()()()()()()よ。

 このデリス=カーラーンも元はアインスの一部だったの。

 アインスがあいつに砕かれてアインスの星の破片が宇宙に散らばりそれが長いこと時間をかけてこのデリス=カーラーンが創られた。

 だからここはアインスでもあるのよ。

 アインスと比べてほんの()()()()()()()()()()だけどね。」

 

 

カオス「デリス=カーラーンが星屑って………どれだけ大きかったんですかアインスって………。

 ………………星屑………?

 

 

 ………!

 まさかそのアインスを砕いたのって………!」

 

 

 カタスティアがデリス=カーラーンを星屑に例えたのを聞きカオスはカタスティアの他にもデリス=カーラーンを星屑と呼んでいた者のことを思い出す。そしてその者の力があれば十分星を砕くことは出来るだろうとも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カタスティア「…えぇそうよ。

 私達の世界アインスの星を砕いたのは二十年前に貴方へと憑依したマクスウェルよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………あいつが………アローネとカタスさんの星アインスを………。」

 

 

 以前にタレスが言っていたがマクスウェルは一度その力を歴史のどこかで使っている筈だ。そうでなければマクスウェルの存在自体が誰にも知られずマクスウェル自身が()()()()()()()()()()()()()()()()()()。マクスウェルは正体は分からないが何者かにその力を狙われていた。マクスウェルの力は世界中………宇宙中を駆け回ったとしてもその力を越える存在はいないだろう。それほどまでの力があるのであればその力を利用しようと企む者がいたとしてもおかしくはない。

 

 

 ………だがそうだとするとマクスウェルを狙っているのは必然的にカタスティアが言う()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()………。

 

 

カオス「………それでヴェノムは何故ウルゴスで創られたんですか………?」

 

 

 一瞬脳裏に過った疑問を引っ込めてカオスは本題であるヴェノムについてカタスティアに問うた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カタスティア「ヴェノムが創られた切っ掛けは()()()()()()()()()()からよ。」

 

 

カオス「不治の病………?

 カタスティアさんのお父さんと言うと………、

 ………!

 ウルゴスの王様のことですよね!?

 御病気だったんですか!?」

 

 

 王が病気を患っていたことはカオスも初耳だった。アローネの話ではカタスティアの父()()()()()()が病魔に冒されていた話は無かった。

 

 

カタスティア「そうよ。

 父はウルゴス史上最強の王だった。

 そんな父がダンダルクとの戦争中にとても重い病を発病した。

 勇猛で日々国民に逞しい姿をさらしてきたあの男が突然病気に倒れたことは王家の誰もが驚いたわ。

 そしてそのことが国中に広まってしまうと国民達が不安と恐怖に襲われることを怖れた王家はマクスウェルが不治の病にかかったことを伝えずに内密扱いにしたの。」

 

 

カオス「………戦争中に王様が病気にかかっただなんて広まったら多分相当の騒ぎになりますもんね………。」

 

 

カタスティア「えぇ、

 だからマクスウェルが病気にかかったことを知るのは一部の医師と王家だけだったのよ。

 アローネ達貴族にもこのことは伝えてないわ。

 この問題は私達王家だけでどうにかすることになった。

 

 

 そんな時に父マクスウェルは私達にとある話をしてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 “私の命はもうすぐ潰えることとなるだろう。助かったとしてももう戦場に立つことは難しい。私の後を継ぐ次代の王を選任しなければならない。そこで私はお前達の中から後継者を選びたい。私が選ぶ王の条件は()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()”」

 

 

 

 

 

 

カオス「!?」

 

 

カタスティア「………ヴェノムが創られたのは父のその発言が切っ掛けよ。

 マクスウェルの息子娘である私達兄妹は部族の将来をかけた競争に参加したの。

 そしてその過程でヴェノムウイルスが生まれてヴェノムウイルスが不手際により漏洩してアインスが星砕きに破壊された。

 その時にはヴェノムを無効化する手段も確率していたのだけどウイルスが広まるのは想像以上に早く王家の力だけでは抑えきれない勢いにまで発展してしまった。

 それがアインスの全てよ。」

 

 

 

 

 

 

カオス「………」

 

 

 カオスは今日だけでもとても多い量の情報を知ることとなった。それを一つ一つ整理するだけでもかなりの時間が必要だった。王からしてみれば自分の病気を治すだけでまさか世界が無くなる運命になるとは思いもしなかっただろう。

 

 

カタスティア「そこからはあっと言う間だったわ。

 宇宙艇で眠りにつく寸前母星であるアインスを眺めていたら突然アインスが崩壊を始めて最後には宇宙の塵となった。

 私達は絶望したわ。

 いつになるかは分からなかったけどいつか自分達がヴェノムが消え去ってから再び降り立つ筈の星が目の前で消えたのだもの。

 私達は悔しかった。

 何故私達の星が無くならないといけなかったのか。

 誰が私達の星を壊したのか………。

 

 

 そして私達は星砕きの存在を知った。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゾワリ………、

 

 

 

 

 

カオス「(またか……!)」

 

 

 どうもここにいると嫌な気分になる。

 

 

カタスティア「さっき貴方が言ってたわよね?

 このデリス=カーラーンが誕生したのは四十六億年前だって。

 アインスにもそうい統計があったの。

 それによるとアインスは百八十億年前に誕生したようなの。

 百八十億年前に星砕きがその強大な力を使ってアインスを創ったのだと研究者達が発表したわ。

 

 

 酷い話よね。

 星砕きによって創造された星が星砕きによって砕かれて………。

 

 

 

 

 

 

 そこに生きていた私達は行き場を失ったの。

 私達にとっては全てだったアインスが星砕きの勝手な自己判断で………。

 ………私達は………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 星砕きに()()()()()()()()()。」

 

 

 

 

 

 

 カタスティアがカオスから視線を外しゲダイアンの街を見渡す。

 

 

カタスティア「………ねぇカオス、

 貴方はこの街がどうしてこうなったのかに心当りはあるかしら?」

 

 

カオス「いっ、いえ………、

 それは………。」

 

 

 ゲダイアンがこの様な惨状になった原因は今のところイフリートがやったという嫌疑があるぐらいしかカオスには分からなかった。星砕きの話から突然ゲダイアンに話が移りカオスは困惑する。

 

 

カタスティア「この街があった頃はね………。

 今の世間の状勢が映すように格部族達が互いを詰りあうような空気だったわ。

 同じダレイオス同士でも皆自分達の部族にプライドを持っていた。

 同盟は組んでいた状態だったけどセレンシーアイン程バルツィエの脅威が無かったゲダイアンは部族間での争いが絶えなかった。

 そのせいでいつも問題を起こし続けていたわ。

 ………皆自分達とは違う血が許せない質なのよね。

 ハーフエルフなんてもってのほかでこのカーラーン教会にも時々殴り込みに来る人達もいたの。

 

 

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。」

 

 

カオス「………?

 ゲダイアンが無くなった日………?」

 

 

 どうしてカタスティアがゲダイアンが無くなった日の当時のこの街の情報を知っているのだろうか。それを知っているということはカタスティアも当日このゲダイアンにいたことになるのだが………。

 

 

 

 

 

 

カタスティア「何を思ったのか暴徒達は教会の職員達を襲い出し教会の中にあるものを物色し始めたの。

 私は必死に彼等を追い返そうとしたけど数が多くて全部を捌ききれなくて………、

 そしてとうとう彼等は()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 私が()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 ………だから………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………()()()()()()()()()()()()()()。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………」

 

 

 

 

 

 

カタスティア「本当はここまでするつもりはなかったんだけど流石にあれにだけは誰にも触られたくなくてね。

 ついものの弾みでこの街を吹き飛ばしちゃったわ。

 今は少しだけ反省してる。」

 

 

カオス「……そっ、

 その宝物って何だったんですか………?

 随分大切にしていたみたいですけど………。」

 

 

カタスティア「()()()()()()()()()()()()()()()よ。

 何せそれは()()()()()()()()()()()使()()()()()()だもの。

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 きっと()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 でもおかげで()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………ドクン………、

 

 

 動悸が激しくなっていく。身体中から汗が止まらなくなる。カタスティアが言う宝物は()()()のことだろう。より正確にはあの棺の中にいた()()のことだ。話の流れからカタスティアは彼女に触られそうになってゲダイアンを………。

 

 

 

 

 

 

カタスティア「私にとってはあの子とあの子の姉の存在はとても大きかった………。

 私は部族ボルケーノの代表として兄や弟達と毎日競い会う日々だった。

 そんな日々に嫌気がさした日なんかはいつもあの子達のところでその疲れを癒してもらってたわ。

 あの子達と一緒にいると次期後継者争いで汚れきった心が浄化されるようなそんな居心地の良さがあったの。

 ………私にとってはあの子は家族よりもかけがえのない大切な子なのよ。

 そんな子が()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 もしそんな男が現れたら私があの子の目を覚まさせてあげないといけないわ。

 

 

 

 

 

 

 そしてあの子を拐かすような悪い男は………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『………カオス、

 逃げろ………こやつは………。』

 

 

 

 

 

 

カオス「!

 マクスウェル………!?」

 

 

 突然カオスの頭の中に声が響いた。その声の主は忘れもしないあの精霊王マクスウェルだった。

 

 

マクスウェル『今すぐこの場を離れるのじゃ。

 そやつに近付くな。』

 

 

カオス「………何を言って………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パキンッ!!ガサッ!!ゴトッ!

 

 

 

 

 

 

 カタスティアの方から何かが落ちる音が聞こえた。そちらの方に振り替えってみるとカタスティアの足元にアクセサリーのようなものが落ちていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして次の瞬間………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 カタスティアを中心にマナが収束していく。あまりの量のマナに肉眼でマナの赤い光が可視化できる程だった。

 

 

 

 

 

 

カオス「ッッッ………!!!?」

 

 

 

 

 

 

カタスティア「封印を解くのも久し振りね。

 いつ以来かしら?

 ………そうね。

 前にこれらを外したのは()()()()()()()()()()()()()()()?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スゥ………、

 

 

 ゆっくりとカタスティアがカオスに手のひらを向けてくる。

 

 

カオス「………?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カタスティア「フランベルジュ。」

 

 

 

 

 

 

ボオオオオオオッ!!!パキィィンッ!!

 

 

 カタスティアの手が燃え上がったかと思うと彼女の手には一つの剣が握られていた。その剣は炎を象った形をしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カタスティア「紅蓮剣。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴッ!!!ドッゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 カタスティアが剣を一振りするだけでゲダイアンの天地の全てが紅蓮の炎に包まれる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「うっ、うああああああああああぁぁぁッッ!!?」

 

 

 

 

 

 

ゴオオオオオオッ!!!

 

 

 カタスティアの放った炎がカオスを襲いカオスの体を熱していく。炎の勢いが激し過ぎたのかカオスは炎の()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズザザザザ………!!

 

 

カオス「………!

 ゲホッ!!

 一体何が………!」

 

 

マクスウェル『状況判断はいい。

 今すぐに奴のいない遠いところまで逃げるんじゃ。』

 

 

カオス「!!

 どうしてお前が今更出てきてそんなことを……!」

 

 

マクスウェル『早くしろ。

 まだ儂も完全には戻ってはおらぬ。

 ………奴こそが儂を百三十八億年もの昔から付け狙う者達の一人………。

 眷属達を殺してその力を奪った一味じゃ。

 奴は………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ()()()()()()()()()()()。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………カタスさんが………イフリート………?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カタスティア「えぇそうよ。

 私の中にはイフリートの力がある。

 星砕きの眷属であるイフリートの力を私は宿してるの。」

 

 

カオス「………そんな………カタスさんがイフリートだったなんて………。」

 

 

カタスティア「実感が湧かないかしら?

 貴方には何度か私の力で手助けしていたのだけれど。

 貴方達が星砕きによって()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 他にもレサリナスでフェデールを追い払ったりラグナサンライズを消したのだって私よ。

 私が貴方達に力を貸してあげたから簡単にバルツィエの根城まで辿り着けたでしょ?

 感謝してほしいものね。」

 

 

カオス「…どうして今………こんなことを………?」

 

 

カタスティア「さっきも言った筈よね?

 ()()()星砕きに復讐するという目的があったの。

 私達のアインスを奪った星砕きに復讐するためにずっと星砕きの行方を追ってたのよ。

 そしたら貴方の中に星砕きがいると分かった。

 だから星砕きと同化した貴方を()()()()()()()()()()。」

 

 

カオス「………それだけ………なんですか………?

 それだけのためにこんな………。」

 

 

カタスティア「………勿論それだけが目的じゃないわ。

 百三十八億年前から私達は星砕きに復讐すること以外にも()()やるべきことを見付けたの。」

 

 

カオス「………」

 

 

カタスティア「一つは星砕きを殺して()()()()()()()()

 星砕きは過去百八十億年前にたった一人でアインスを創造した。

 言うなればこの広大な宇宙の全ての創造主よ。

 

 

 

 

 

 

 それだけの力があるなら()()()()()()()()()()()()()()()()()()可能だと思わない?」

 

 

カオス「!?」

 

 

 

 

 

 

カタスティア「それが一つ目の目的。

 私達はもう一度アインスを星砕きの力で甦らせるの。

 そのために()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。」

 

 

カオス「太陽系の全てを消去………だって………?」

 

 

カタスティア「………そしてもう一つ………。

 これが()()()()()()()………。

 私達は()()()()()()()()()。」

 

 

カオス「…何でアスラが………?」

 

 

カタスティア「それは今の貴方の()()()()()()

 

 

 星砕きの眷属達は殺して力を奪ってから精霊の意識が復活することはなかったけど流石に星砕きともなればただ殺しただけじゃ時間が経てばまた体を乗っ取りかえそうとしてくるみたいね。

 ()()()()()()()()()()()()()?」

 

 

カオス「………」

 

 

カタスティア「このことは私達が長い長い調査の中で判明したことよ。

 星砕きは()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 それなら精神を奪い返されない器を造り上げてしまえば問題は無くなるわ。」

 

 

カオス「………アスラって何なんですか………?

 本当にそんなのが作れるんですか………?

 そんな人が本当にこの世に………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カタスティア「()()()よ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「!?

 ………カーヤ………?」

 

 

カタスティア「この五年でカーヤをしっかり調べさせてもらったわ。

 カーヤは私達が理想とする基準の全てをクリアした理想通りの器よ。

 カーヤの体があれば星砕きを吸収したとしても星砕きに精神を支配されることはない。

 あの子がいれば新しいアインスに絶対的な力と権力を兼ね備えた無敵の真のウルゴスの王が誕生するわ。

 

 

 私達の()()()()()が漸くその時成就するのよ。

 これまでの百三十八億年そのためだけに活動してきたの。

 星が生まれる度にその星で()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 ちなみにアスラがどう言った種族かと言えば()()()()()()のことよ。

 全ての生命体の起源は精霊だったの。

 精霊が生物の形を取り戻していく仮定で少しずつその力を失っていったのよ。

 でもその境界が非情に狭くてね。

 非物質の精霊から物質生命体になるまでにアスラは見付かる筈なんどけど力が定着せずにそのままただの生命体に成り下がってしまう。

 だから私達はアスラを見付けるために先祖返りに期待することにしたの。

 その間ただ待つだけなのも退屈だしバルツィエみたいに遺伝子情報を弄くってアスラが生まれやすいようにしたりしてみたんだけどね。

 まさかあの()()()()()()からアスラが誕生するなんて思ってもみなかったわ。」

 

 

カオス「ゴミ………、

 ………ラーゲッツのことか………。」

 

 

カタスティア「!

 そういえばそんな名前だったわね。

 記憶力には自信あったのだけれどどうでもいい存在過ぎて記憶に残すことすらしてなかったわ。

 ラーゲッツには直接感謝したいくらいだわ。

 鬱陶しいバルツィエの一員たったけどラーゲッツだけは生かしておいてもよかったかもね。

 シーモスで()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 それでどうにかしてバルツィエを全滅させてやろうと思ったのだけれど貴方に渡した()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()………。」

 

 

カオス「………!

 どうしてユーラスがアローネを斬りつけたことを知ってるんですか………!?」

 

 

 今の発言だけはどう考えても不可解だった。先程からカタスティアはその場にいなかったにも関わらずその時の情景を見てきたかのように語る。

 

 

カタスティア「レサリナスで貴方に渡したレンズには()()()()()()()()()()()()()()()というものが仕掛けてあるのよ。

 それがあればそのレンズから貴方達がどこで何をしていたか何を話していたかも私に伝わってくるのよ。」

 

 

カオス「そんなものが………。」

 

 

カタスティア「…まったく………、

 よく今日まで貴方は生き延びられたわね。

 運が良すぎよ。

 もし貴方がレサリナスでのあの日に私の忠告通り何も事を起こさずに教会の中で大人しくしていれば私はダレイオスから帰ったその日に()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。」

 

 

カオス「え………。」

 

 

カタスティア「奪うと言っても貴方を殺さずに星砕きだけを貴方から抽出しようとしてたのよ。

 でも貴方は私の忠告を無視してアローネを連れてダレイオスに行ってしまった。

 貴方程度の()()()()()でも()()()()()()()のクララはつがいになろうと誘ってもらってたのにどうして貴方はアローネを選ぶの?

 貴方はあの子には分不相応だわ。

 身の程を知りなさい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザッザッザ………ガッ!

 

 

 

 

 

 

カオス「うっ………!?」

 

 

 カタスティアがカオスの首を掴みそのまま体を持ち上げる。とても女性の出せる腕力ではなかった。

 

 

カタスティア「アローネは私達ウルゴス王家の物よ。

 あの子は将来私達が復活させるアインスの世界で私達王家と一つになるの。

 それが()()()()()()()()()()()()()()()()()

 余計なちょっかいをかけてあの子の経歴に傷を残さないでくれるかしら。」

 

 

 口調は穏やかだが手に込める力は今にもカオスを殺さんと万力が宿っていく。

 

 

カタスティア「貴方のような不良品は私達のアインスの世界には不要だわ。

 ここで消えなさい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 バーニング・ブレイク。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 灼熱の炎がカオスの体を包み込む。今度はカタスティアによって拘束されているためにその炎から逃れることはかなわなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「(………くっ………苦しい………息が………火も………。)」

 

 

 普段なら六属性の攻撃が効かない筈のカオスの体がその炎だけは防ぐことが出来なかった。

 

 

カタスティア「セレンシーアインではコーネリアスからウルゴスの民の力は特別だと聞かされていたようだけどそれは違うわ。

 星砕きの力は膨大すぎて()()()()()()()()()()()()()()()()

 逆に言えば精霊の力は貴方には通用するってことよ。

 星砕きが言ってたでしょ?

 本来はあの星砕きに挑むためには六の眷属達を認めさせてからでないと挑む資格は無いのよ。

 眷属達の力を借りないとまともに貴方には()()()()()()()()()()()()()()。」

 

 

カオス「(………)」

 

 

カタスティア「………私の言っていることの意味が分かるかしら?

 つまりは………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 あの子には()()()()()()()()()を与えているの。

 心配性な()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。」

 

 

カオス「(アローネがシルフ………。

 だから俺はアローネに………。

 

 

 

 

 

 

 ………でもアローネにそんな様子は………。)」

 

 

カタスティア「あの子の記憶は一部消してあるわよ?

 もし真人類計画の記憶があるまま星砕きに接触してしまえば星砕きに逃げられると思ったからね。

 安心して。

 直ぐにあの子の記憶は戻して見せるわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 貴方を殺した後にね。

 そうしたらあの子もアインスのことを思い出すでしょ。

 貴方とのこともどうでもよくなるわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 貴方とはただの遊びだったのよ。

 アローネも貴方ごときに本気になんてなったりしないわ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピシ………ピシピシピシ………、

 

 

 炎に包まれたカオスの体がだんだんと石へと変化していく。カオスはここでやっと腰に下げた剣に手を伸ばし炎とカタスティアを振り払おうとするが………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「(………今更抵抗して何の意味があるのかな………。

 カタスさんは………始めから俺を………。

 アローネも………。

 ………アローネにもう一度会いたい………けどアローネはこの人達の仲間………。

 アローネは俺を裏切って………。)」

 

 

 カタスティアの話を聞いてしまったせいで心を揺さぶられ思うように体が動かないカオス。やがて石化は頭部にまで伸びて………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「(………どうしてだよ………。

 どうして俺はこんな目にばかり………。

 何で俺はこんな目にしか会わないんだ………。

 ………せっかく………やっと心を許せる人達に出会えたと思ったのにどうして俺は最後にはこんな………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………僕は………どうすればよか………。)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピシッ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 カオスの体が完全に石化してしまった。アインワルド人の住む森にある巫女達の石像達のように………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピピピピ………ピッ!

 

 

 

 

 

 

カタスティア「はぁい♪

 此方()()()のカタスティアよ。」

 

 

???『何のようだ?』

 

 

カタスティア「無愛想ね………。

 人が折角久々に連絡を寄越してあげたのに。」

 

 

???『お前………、

 話し方が元に戻ってるな。

 前のはどうした?』

 

 

カタスティア「あぁ、

 ()()はこっちにいる少しだけ有能そうな奴のを借りてただけなのよ。

 あいつの()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。」

 

 

???『そうか………、

 それで用件は何だ?』

 

 

カタスティア「朗報よ。

 星砕きとアスラの器を手に入れたわ。」

 

 

???『!

 遂にか。』

 

 

カタスティア「えぁ。」

 

 

???『では早く此方にそれを渡せ。』

 

 

カタスティア「そう焦らないでよ。

 手に入れたと言ってもたった今手に入れたばかりでね。

 私もクタクタなのよ。」

 

 

???『………星砕きの力はどうだった?』

 

 

カタスティア「大したこと無かったわ。

 星砕き自身が百三十八億年前にアインスを砕いてから力を回復している途中だったってのもあるけどね。

 でも星砕きが入っていた器に一時的にだけど体の支配権が移っててね。

 その器自体が私やアローネに情が出来ちゃってたみたいだから何の抵抗も無く()()()()()()()

 今はまた体力を回復するための休眠期に入ってるところよ。

 

 

 ………まぁそうでなくとも()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。」

 

 

???『御託はいい。

 それよりも星砕きを此方に送れ。』

 

 

カタスティア「はいはい送ってあげるわよ。

 ()()()()()()()()()()()()()()?」

 

 

???『()()()()()()()()()()()

 あそこは比較的自然が多く研究が捗るからな。』

 

 

カタスティア「そうなの。

 またジャパンに行ってみたいわね。」

 

 

???「それでいつ送る予定なんだ?」

 

 

カタスティア「そうねぇ………、

 送るにしても星砕きの入っている器は必要?」

 

 

???『アスラの器とは別なのか?』

 

 

カタスティア「面倒くさいことにアスラの器の方とは別よ。」

 

 

??? 『………私が欲しているのは星砕きだけだ。

 アスラでないのなら器の方は必要ない。』

 

 

カタスティア「そういうと思ったわ。

 なら星砕きだけを抽出してからそっちに送るわね。」

 

 

???『なるべく早くに頼む。

 アスラと星砕きを()()()()()()()()()()()()()()()()()。』

 

 

カタスティア「分かったわ。

 それじゃ近いうちにそっちに届けるからしっかりとやりなさいよ?」

 

 

???『誰にものを言ってるんだ。

 私だぞ。』

 

 

カタスティア「えぇ、

 貴方ならやり遂げられるでしょうね。

 それじゃ期待して待ってるから。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピッ!

 

 

 そこで相手との通話が切れる。

 

 

カタスティア「………フフフフフ………、

 もうすぐ………もうすぐ私達のアインスが復活する………。

 念願のこの瞬間が遂にっ!

 こんなみすぼらしい宇宙の塵を末梢するこの時が今………!!

 百三十八億年前に実現出来なかったウルゴスの王がやっと………やっと!!」

 

 

 感極まったかのようにその場で踊り出すカタスティア。彼女の側には横たわった一体の石像が置かれている。

 

 

カタスティア「………!

 あっしまった。

 アローネのことを言うのを忘れてたわ。

 アローネがもしかしたら…………………………………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………………もしかしたら………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………どうして私は()()()()()()()()()()()()()()()………?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

安らぎの街カストル 某邸宅

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ここはカストルにあるとある豪商の家の中でのこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コンコン、

 

 

 

 

 

 

「御坊っちゃま。

 今宜しいでしょうか?」

 

 

 

 

 

 

ロン「何のようだい?

 オードリー。」

 

 

オードリー「夕食の準備が調いましたのでお呼びに参りました。」

 

 

ロン「あぁ、そうか。

 もうそんな時間だったね。」

 

 

オードリー「御忙しいでようであれば御坊っちゃまの御部屋までお持ちいたしますがいかが致しましょうか?」

 

 

ロン「う~ん………、

 部屋に匂いが残るのも嫌だし食卓の方で食べることにするよ。」

 

 

オードリー「畏まりました。

 それでは参りましょう。」

 

 

 執事風の男が部屋にいた十歳前後の少年を案内する。少年も執事であるオードリーの後についていく。

 

 

ロン「パパは帰ってるの?」

 

 

オードリー「残念ながら旦那様は只今外での御仕事のためにまだ戻られてはおりません。」

 

 

ロン「また今日もパパは帰ってこないのかぁ………。

 パパが帰ってこないと暇で暇でしょうがないよオードリー。」

 

 

オードリー「どうかそこは何とぞ御辛抱下さい。

 旦那様も御坊っちゃまのためをとこの御時世でも立派に職務についておられるのです。

 これが他家であれば旦那様のように仕事をいただけずに路頭に迷っているところですぞ。」

 

 

ロン「それはそうなんだけどさぁ………。

 ………今は僕だけじゃろくに外にも出られないし………。

 

 

 ………あれ?

 ねぇオードリー、

 夕食の準備が出来たんじゃなかったの?」

 

 

 オードリーに連れられて食卓に到着したが食卓には食事の一つも用意されてはいなかった。

 

 

オードリー「………」

 

 

ロン「………ねぇ、

 どうしたのさオードリー?

 夕食はどこに………?」ドス!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バタッ………!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 少年が床へと倒れる。少年の胸には食事用のナイフが深々と刺さっていた。少年が倒れた床に赤い血が流れて広がっていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オードリー「申し訳ありません御坊っちゃま。

 今日が()()()()()()()()()なのです。

 この家の主が不在のこの時しかチャンスはないのです。

 私はこの時を待っておりました………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベリッ!

 

 

 オードリーは自らの頬を力強く握るとそれを思いっきり引っ張った。すると顔が紙のように破けて中から別の人物の顔が出てくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サハーン「ハハハハハ!!

 やっとこの執事の仕事から解放されるぜ!!

 ここからは本業の盗賊に復帰させてもらうぜ!

 給料はこの家の金目の物全部だ!!」

 

 

 オードリーの顔の下から現れたのはマテオでも有名な賞金首のサハーンだった。サハーンは変装を得意としており執事であるオードリーに化けていたのだ。

 

 

サハーン「ハァ~!!

 ったく!

 この二ヶ月間肩がこって仕方なかったぜ!!

 二ヶ月前にこの家に目をつけてから執事の仕草や動作を記憶した後に執事の野郎をぶっ殺して入れ代わったはいいものの中々隙を見せねぇからどうしようかと思ったぜ!

 ガキも外に全然出る気配無かったからどうすりゃいいのか迷っちまったが家主が帰ってくる前に殺して盗むもん盗んでずらかりゃどうだっていいよな!

 ハハハ!!」

 

 

 サハーンは執事に変装せずによくなったことで浮かれていた。浮かれながらも屋敷の中にある金品類を所持していた袋に詰めていく。

 

 

サハーン「おおおぉ!!

 結構沢山あるな!

 こりゃ全部は持ち出せねぇな!

 どうすりゃいいっか………、

 

 

 ………よし!

 価値のありそうな物から持っていくことにするか!」

 

 

 サハーンは一打ちのありそうな物を集めて並べていく。それらをゆっくりと観察し気に入った物を袋に入れていく。

 

 

サハーン「さぁて、

 後はさっさとズラかるだけだな。

 警備の連中に見付かる前に裏口からこっそりと………。

 

 

 ………!

 ………………この臭いは………。」

 

 

 物色を終えて袋に詰められるだけ詰めたサハーンが裏口の扉に向かったところどこからか嗅ぎ覚えのある香りがしてきた。

 

 

サハーン「(………こりゃ()()()()()()

 それも若干だが少し腐臭もする。

 死んでから結構時間が経った時の死体の臭いだ。

 この家のどっかに死体でも隠してあんのか?

 そういや前に貴族の連中の一部の家が道楽で人を玩具にしてから殺すって話を聞いたな。

 ひょっとしてこりゃその死体の臭いか?

 だとしたらちょっと興味あるな。

 

 

 元貴族の奴等が誰をどんなふうに殺ったか見てやろうじゃねぇか。)」

 

 

 サハーンは血の臭いを辿った。すると臭いはロンの部屋の中に続いていた。

 

 

サハーン「(おいおいあのガキ………、

 十歳でどんだけだって話だよ。

 十歳で人殺しだと?

 やっぱ貴族だった連中にろくなのはいねぇようだな。)

 

 

 ………さて、

 あの糞ガキはどんな奴を殺して………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………()()()()()()()()()()()!()!()!()!()?() ()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 サハーンはロンの部屋に入り血の臭いが漂ってきていたクローゼットを開けた。そこにはサハーンの見透し通りに死体が隠されてあった。

 

 

 だが普段から人の死体を目にしてきたサハーンがこれほど驚のは珍しかった。それだけそこにあった死体が衝撃的だったからだ。そこにあった死体というのが………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………()()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サハーン「(なっ、 何だ………!?

 どうなってやがる!?

 どうしてこのガキの死体がここにあるんだ!?

 このガキはさっき俺が()()()()で殺した筈!!

 それがどうしてこんなところにあのガキの死体があるんだ!?)」

 

 

 サハーンがロンを殺害してからまだそう時間は経過していない。死体をこの短時間で食卓からこのクローゼットにサハーンの目を盗んで運ぶのは不可能である。

 

 

サハーン「(それにこの腐敗臭………!?

 死んでから数日は経ってる臭いだ!

 このガキは数日前には死んでたってことか!?

 そんな馬鹿な!

 俺が殺したのはつい数分前だぞ!?

 

 

 ………ってこたぁこの死体と今リビングで転がってる死体は別物ってことか?

 何だよそれ!?

 どういうことだよ!?

 整理しようとしても余計こんがらがるぜ!?

 ワケわからねぇよ!!?)」

 

 

 屋敷に潜入するにあたってサハーンはこの屋敷の住人のことについては調べてあった。屋敷は主人とその一人息子であるロン、それとオードリーと他数名の使用人がいることが分かっている。現在主人と他の使用人は仕事で出払っている。なので屋敷に残っているのはロンとオードリーに変装していたサハーンのみ。他にいる筈がないのだ。

 

 

サハーン「(…何なんだよこいつは………!?

 あれか?

 双子の兄弟か何かか?

 だとしたら何でこんなところで死んでるんだよ!?

 だいたい兄弟だったとしても俺は何も聞かされてねぇぞ!?

 この屋敷の主人は俺に()()()()()()()()()()()って言われたんだ!

 だとしたら息子が二人いる筈がねぇ!!

 ()()()()()()()()()()!!

 俺と同じで誰かがガキに変装してたんだ!!)」

 

 

 サハーンの読みは当たっていた。屋敷には子供は一人しかいないのだ。そうなるとリビングの死体とクローゼットの死体のどちらかが偽者となるのだが………、

 

 

サハーン「どっちが偽者だ!?

 あっちか!?

 こっちか!?

 どっちも同じ顔をしてるからどこで見分けていいのか分からな………。」

 

 

 ふとサハーンはあることを思い付いた。

 

 

サハーン「………いや、

 よく考えてみりゃどっちかは()()なんだよな………?

 だったら俺みたいにどっちかの死体がマスクを被ってるだけだよな………?

 ………こっちの死体はどうだ………?」

 

 

 サハーンはクローゼットのロンの死体の顔を触る。死後数日のその死体の感触はゴムを触るかのような感触だった。

 

 

サハーン「………こっちの死体は本物のようだな。

 ってことはあっちのリビングにある死体の方が偽者ってことか………。

 ………俺は偽者の方を殺しちまってたのか………。

 …にしてもあっちの偽者の方は偉く()()()()()()()()()()………。

 顔もだが声や身長、本人の癖の何から何までが本物と見分けがつかなかったぜ。

 この死体が数日前のものだってことは俺がここで働いている間に偽者が本物と入れ代わったってことだよな………?

 全く気付かなかったぜ………。」

 

 

 変装を得意としているサハーンだからこそ人の癖や特徴には敏感だ。そのサハーンに気付かせなかったというのであればかなりのクオリティである。

 

 

サハーン「………一応あっちの死体も見てくるか。

 一体どんな奴がこのガキに化けて「何を見てくるって?」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロン?「やぁ、

 オードリー。

 夕食はまだ出来上がらないのかな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 五年前、約三百年続いたマテオとダレイオスの戦争に決着がついた。

 

 

 

 勝ったのはダレイオスだ。

 

 

 

 

 ダレイオスではダレイオスを勝利に導いた七人の男女に敬意を評して大英雄と呼んだ。

 

 

 

 彼等は戦後各地で巻き起こる問題を解決すべく奮闘していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………そんな英雄達の中でもっともダレイオスに貢献したとされるカオス=バルツィエが突如世界からその姿を消した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その数年後、故郷であるミストを再生しようとしていた同じく大英雄のウインドラ=ケンドリューとその妻ミシガンが焼死体となって旧ミストで発見される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 更に彼等の仲間の一人であるカーヤもカオスと同じく消息が絶たれてしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 大英雄達の中で生存を確認出来るのはアイネフーレ国国王のタレスとカーラーン教会教皇のアローネ=リム・クラウディアのみとなっていた………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




映画で鮫や蛇とかが出てくるパニック映画の冒頭で名前は出ないけどとりあえず襲われてモンスターの恐怖を引き立てる襲われ役。

二年半かけてやっとその冒頭がおわった感じ。
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