若草のゲッター物語(休止)   作:越後屋大輔

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まだまだ序章の段階です、早く本編に進みたい……


第5話

 日本行きの船の護衛を終えたゲッターチームはそのままワシントンに引き返し合衆国軍、(俗にいう北軍)の指令部に戻ってきた。そこには軍の将校クラスが顔を揃えている、その中に見覚えのある人物を二名見つけるゲッターチーム。

 「マーチ大尉、ご家族は日本へ無事到着した。心配には及ばん」隼人から話を聞きホッと胸を撫で下ろすフレデリック、そしてもう一人。

 「達人さん?どうしてここに」光一が首をかしげて尋ねる。その人物は早乙女達人、早乙女博士の息子だった。

 「親父の代理で合衆国内におけるゲッターチームの指揮官を任された。お前達には基本、俺の指示を仰いでほしい」

 「アンタなら異存はねぇ」

 「そういう事か」

 「分かりました」3人とも了承した。

 

 同じ頃、南部軍を率いるネイサン中将一派は合衆国軍を打倒せんが為に愚かにも恐竜帝国に取り入ろうとしていた。南軍の指令部ではその件に関して秘密裏に話し合われていたが既に仕掛けられていた盗聴機からこちらに筒抜けだった、日本の科学技術はアメリカよりずっと進んでいるのでこのくらいはお手の物である。卑怯だのなんだのとはいってはいられない、これは戦争なのだから。

 「こいつら同情の余地すらねぇな」竜馬は呆れる。

 「バカなヤツらだ、恐竜帝国の目的は人類全滅だというのに」隼人も額を手で押さえる。

 「媚びへつらっても意味ないよね」ため息を吐く光一。

 「南部も一枚岩じゃなかろう、降伏する者はできるだけ保護したい」ウォーレス将軍は達人とゲッターチームにそう告げる。実際、南部にもフォレストの上官であるリー将軍らのように最早人間同士の戦争に辟易している者もいたのだ。

 

 「おのれ、ゲッターロボめ!せっかく広大なアメリカの大地を手にして人類全滅の礎を築かんとしたのをまたしても邪魔立てしおって!」恐竜帝国のボス、帝王ゴールは歯噛みして悔しがった。

 「我らの目的をいち早く察したからと最初に日本を襲ったのが失敗だった、サルふぜいがあれほどの科学力を持ってワシらに抵抗するなんざ夢にも思わなんだ。そしてゲッターロボ、我らの最大の弱点であるゲッター線を逆にエネルギーとしている。あれがまさかアメリカにまででしゃばってくるとは……クソッ!」溜まらず自らの玉座を蹴り飛ばすゴールだった。

 

 こちらは日本で暮らすマーチ一家。早乙女研究所に腰を落ち着けて二日目、今日はフレデリックの叔母のマーサ・フォレットに面会に行く事にした。今の日本は国土全てがゲッター線でできたバリアに包まれていて恐竜帝国も迂闊に手を出せない、だから大多数の日本人は安心している。また、恐竜帝国側も今はアメリカ完全制覇と打倒ゲッターに手一杯で日本に攻撃を仕掛ける余裕はなかった。

 

 マーサ叔母の現在の住まいは成城という一等地にある、ちょうどそこの大きな屋敷が空き家として一軒売りに出されていたのを彼女が買い取ったのだ。

 玄関の前までくると誰か先客がいるようだった、見た目にはなんともイヤミったらしい青年である。

 マーサ叔母のメイドが応対にでてきた、メアリーは自分の身分と今日訪れた目的を告げる。青年の方はふんぞり返って、ここにいるのがさも当たり前という態度を崩さなかった。

 「どちらもお入り」この家の女主人が二組の来客に呼び掛ける、この一見偏屈そうな老婦人こそマーサ・フォレットその人であった。

 部屋に呼ばれたマーチ一家と件の青年にマーサ叔母は問いかける。

 「それでアンタ達は何しにきたんだい?」メアリーはこう返事した。

 「特に何をしに来た訳じゃありません、私共も日本へ避難してきたので単にご挨拶をと思いまして」

 「そうかい。しかしフレデリックに娘が四人もいたとはね」呆れたように吐き捨てるマーサ、今度は青年の方へ顔を向ける。

 「デーヴィッド、アンタは何の用だい?まあ大方見当はついてるがね」このやり取りをみていたメアリーは

 「では、お邪魔のようですから私達はこれで。何かありましたらご連絡差し上げます」屋敷を後にしようとする一家をマーサは引き留める。

 「ちょいとお待ち、アンタ達は今どこに住んでるの?」

 「ここから北の浅間山にある早乙女研究所にご厄介になっております」

 「早乙女…って、あのゲッターロボのかい?」

 「ええ。ゲッターチームの方々とひょんな事からお知り合いになりまして」

 「じゃあ、困った事があったらいつでも訪ねておいで。私は大抵この家にいますからね」

 「ありがとうございます。では、失礼します」頭を下げて退室するメアリー、娘達もそれに倣う。

 「何だか無愛想なおばあさんだったわ」エイミーがこぼすと

 「でもホントはいい方じゃないかしら?最後はああおっしゃってくれたし」ベスはできるだけ前向きに考える、玄関をでるとミチルのワゴン車が迎えに来ていた。

 

 合衆国軍指令部に緊急信号の音が響く、またしてもメカザウルスが現れた。

 「今度はどこだ?」

 「ゲティスバーグの街に向かっている」

 「もう人は誰も住んでないな、ヨッシャー!一暴れするか!ゲッターロボ」

 「「「発進‼!」」」

 

 

 

 

 




バトルがワンパターンになりそう
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