IS 苦難の中の力   作:魔女っ子アルト姫

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第103話

「どうも!私が雑誌「インフィニット・ストライプス」の副編集長をやっている黛 渚子、話を持って行った黛 薫子の姉よ!今日は取材を受けてくれてどうもありがとう~!!杉山君はお久しぶり!」

「はいお久しぶりです」

 

あの日と同じくIS学園の応接室、ソファに座っていた4人の前に現れた渚子。まずは名刺を渡しつつ挨拶をすませるとカミツレに対して笑顔を向けた。以前の取材で「インフィニット・ストライプス」は全世界で最も売れた雑誌としてギネスに認定される程に馬鹿売れしたらしく、印刷所や編集室もフル回転で対処に当たっていたとの事。

 

「……やっぱり凄い売れたってマジなんだな、オークションサイトですげぇ値段で取引されてるの見てうわぁ、引いちまったもん俺と箒」

「因みに10月号は現在も例外的に販売中よ、国内外から注文が殺到してるのよ」

「カミツレさんの経済効果凄すぎませんか?」

「……やめてくれ」

 

彼からしたら普通に取材を受けただけなのにこんな事になるなんて予想も出来ない、元々これによって人気を獲得していたカミツレだが「キャノンボール・ファスト」の1位入賞、これが更に拍車を駆けている。今では全世界にファンが誕生しファンクラブの総会員数が凄い事になっているとの事。因みにそれは一夏も同じである、千冬の弟という事で知名度が抜群だったのに更にイケメンで実力もあるという事で凄い事になっている。

 

「ごめんなさいね遅くなっちゃって、黛さん準備は良いかしら?」

「はい、ナターシャさんですよね。本日は宜しくお願いします」

「ええ。まあ監視という名目だけどね」

 

あの日の真耶と同じように、万が一という事態に備えての護衛と取材に来る人物に対しての監視という名目で同席する事になったのはナタルであった。彼女もICレコーダーをセットしつつ取材開始の許可を出した。

 

「それじゃあ始めるわね、まずは織斑君から。これは杉山君にしたものだけどね。それでは早速質問から入らせてもらうね、ズバリ女子校に入学した感想は?」

「いきなりそんなのですか…使えるトイレが少なくて割と死活問題です」

「あ~……なんだか凄い分かる切実な答えね……周りは女子だらけだけどハーレムとか考えた事ある?」

「無いです。ぶっちゃけハーレムって男の夢とか言われてますけど、実際色んな物必要で日本人的に辛い物だと思います」

「まあ財力とか色々必要だものね」

 

それに付け加えるならば一夏には心に決めた女性が隣にいる、最近告白までの踏ん切りが付いたばかりなのにハーレムなんて以ての外。他の女子生徒をそんな風に意識した事もないかもしれない、

 

Q.キャノンボール・ファストでは皆さん大活躍でした、お一人ずつコメントお願いします。

 

A.織斑 一夏の場合。

 

「まあ俺の場合はこの中だと一番低い3位での入賞ですけどね、それでもやっぱり嬉しかったですね。カミツレに負けたくないって一心でそこにいるナタル先生に練習のメニューを組んでもらって、クラスメイトのラウラに見て貰ってたんですけどその成果が出てよかったと正直ホッとしてます」

「ほうほう、元軍人のメニューって随分きついんじゃない?」

「ええ。でも少しずつならして行きましたし元々織斑先生にも見て貰ってたので割と付いて行けました。でも1位を取れなかったのはやっぱり悔しかったですけどね、後1位のコンビに伏兵呼ばわりされてすげぇイラッと来ました」

「因みにキャノンボール・ファストの事を聞いた時は如何思った?」

「すっげぇ豪勢なマリオカートだって思いましたよ、ムテキアイテムがありませんけど」

「(腹を抱えて爆笑している)」

 

 

A.篠ノ之 箒の場合。

 

「私は一般生徒の訓練機部門での入賞ですので、他の3人と比べると見劣りする感じがしてしまうのが少しあれですかね」

「そんな事ないない!十分凄い事だって、代表候補生推薦の話が来るレベルの快挙でもっと誇って良いのよ!それにしても周りを圧倒してでのゴールだったけど、どんな訓練をしてたの?」

「実は一夏と一緒に訓練をさせて貰っていたんですよ。私としては一夏を支えるつもりで参加してたんですけどね」

「ほうほう、その影響で自分も鍛えられたって事ね!素晴らしいわね」

「有難うございます」

 

 

A.セシリア・オルコットの場合。

 

「私としては一番良い結果を残せたと満足しておりますわ、しかしあの時織斑さんに抜かれた時は本当に驚いて少しペースを乱されたのはまだ未熟だなと思いましたわ」

「凄い追い上げだった物ねぇ…でもオルコットさんも凄い安定していた機動で喝采とか凄かったわよね、杉山君と一緒にトロフィーを掲げた時は絵になってたなぁ……後でそれも写真取らせて貰っても良い?」

「私は大丈夫ですわ。今回の事で私も強くなれているという確信を持てて、良かったです」

 

 

A.杉山 カミツレの場合。

 

「俺としては本当に満足な結果でしたよ。最初のスタートダッシュも途中の策も見事に嵌って、用意をして来た甲斐があるって物ですよ」

「スタートダッシュの「瞬時加速」にBT兵器でのかく乱とか凄かった物ね、世界中から賛美の嵐よ。機動部門でのモンド・グロッソ出場も行けるんじゃないかしら?」

「いやそれは無理だと思いますよ、全然経験とか足りませんし俺も未熟な身です。もっと努力しないと国家代表の皆さんには敵いませんよ」

「おおっ謙虚且つ上を目指すコメントなんて最高ね!」

 

これら以外にも多くの質問などを受けた後、写真の撮影などが行われた。個人の写真から集合写真、渚子が持参してきた衣装などに着替えてもらっての撮影が長い時間行われた。そして目玉はそれぞれがISを展開してでも撮影、これらは雑誌で有効活用するらしく完成品を送るので楽しみにしていて欲しいと言われたがカミツレと一夏は嫌な予感しかしなかった。

 

そんな二人の最悪の予想が的中するかのように発売された物には、付属としてランダムに全5種の集合写真ポスター1種と各操縦者のポスターが全7種から1種が付属するというものだった。完成品として送られてきた物には全てのポスターが付けられていたが男子二人からしたら如何したらいいのかと困る物だった。一夏は欲しがっていたラウラに、カミツレは乱にそれをプレゼントした。セシリアは狂喜乱舞してポスターを喜んだとか。

 

各操縦者のポスターはそれぞれがポーズを取ったりISスーツ姿の物、ISを纏った物もある。それは勿論カミツレも同じで、セシリアはそれを家宝にするかのように大事にしたとか。

 

尚、これらの雑誌は前回のカミツレのみの時とは次元が違うレベルで売れた。4人は恐る恐るオークションサイトを見るととんでもない事になっており、頭痛を覚えた。

 

そして、今度は男子二人のみの取材が来たが一夏とカミツレは受けるべきかと本気で悩んだとか。




尚、一部のご婦人方は勿論買占めを行ったのは言うまでもない。
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