IS 苦難の中の力   作:魔女っ子アルト姫

130 / 341
R-18も同時に上げます。

後短くなってすいません。


第130話

「あの、あの一夏が誰かと交際する事になるなんて……思いもしなかった。未だに夢なのか現実なのか分からないな…」

「俺もですよ、まさか告白したら告白返しをされるなんて誰も思いもしませんし、考えてなかったな…」

 

一夏の衝撃的な告白返しを喰らうなんて想像もしていなかった二人は座りこみながら頭を抱えていた。自分達とて人の事は言えないのだが一夏に至っては別だと思っている、何せ一夏は唐変木で朴念神と言われるまでに鈍感で他人の好意に気付けなかった男なのだから。そんな一夏が箒からの告白を受けてそれをOKしたというのだ、本人は詳しい事はまた今度話すと言って部屋から出て行ってしまった。それが彼なりの決められた腕の仕返しらしい……しかし未だに腰が抜けたというか驚きで立てない二人は溜息を漏らした。

 

「しかしこれで正式にお前とは一夏の公認を得た恋人同士だな」

「そうですね…なんか改めてそう言われると照れますね。何か、特別に変わった訳じゃないのに……」

 

頬を染めながら見つめるカミツレに笑いかける千冬。特別何かが変わった訳ではない、自分達の関係が変わる事なんてなく家族にそれを認めてもらっただけなのだ。それでも心に齎されている物が全く違っている…認められたという一番ネックだった物を片付ける事が出来た事に対する嬉しさが激しく心をノックしている。

 

「後はカミツレのご家族へのご挨拶だな」

「あっそっか……兄貴達はハーレムというかその辺りは肯定的でしたけど確りと挨拶はやるべきだろうしな……でも千冬さん連れて行ったら驚くだろうな」

「安心しろ、まだ驚く要因は束がいる」

「…忘れてました」

 

ある意味千冬よりも凄まじい核弾頭を自分が抱えている事を完全に忘れていた。束という世界が追い求める人と自分は恋人となっているという事を…いやこの場合はもう既に夫と言う事になるのだろうか。どちらにせよ束も紹介しなければ行けない時もやってくる……これはこれで頭が痛くなる案件だ。

 

「しかし後は、一夫多妻制の可決を待つまでだな」

「実際の所、それって本当に可決されるんですか?」

「現在その話が続けられているが世界中が賛成しているぞ。国際会議は基本的にその制度を一体どんな内容で可決するかで揉めているんだ」

「例えば?」

「そうだな……その国の女は二人までしか恋人になっていけないとか」

「あ~成程そういう中身を協議してるって事なのか」

 

これで漸く理解出来た。しかし世界も世界で面倒な事を考えてくれている物だ、まあそれは考えたい奴らに任せるとしよう。そう思っていると千冬が自分を抱き上げていた。

 

「えっえっ?」

「一夏も容認してくれた事だし……これで思う存分出来るな」

「えっちょっと待ってください千冬さっ―――むぅぅっ!!!?」

 

抱き上げたカミツレの唇を奪いながら舌をねじ込む千冬。口内で必死に逃げようとしているカミツレの舌を確保して絡み合わせながら唾液を彼の口内へと流し、代わりに彼の唾液を飲んで行く。酷く甘美な味が脳内を埋め尽くしながらベットへと彼をおきながら全身をカミツレに預けながら更に舌を激しく動かしていく。

 

「ちっふゆぅ……しゃん―――レロ、むちゅ…」

「ちゅつ、安心、しろ…キスまでだ、さあもっと舌を出せ……」

 

千冬の言う通りに従ってしまうカミツレはそのまま千冬にとことん愛された。幸いだったのが千冬に理性というべきか、宣言通りキス以上の先まで踏み込まなかったのが幸いだっただろう。しかし一夏に仲を認められた事でストッパーが外れてしまったのか、これからの千冬は激しくカミツレを求めるようになるのだが彼はそれを知らない……。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。