IS 苦難の中の力   作:魔女っ子アルト姫

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第286話

『ヒッサーツ!!あっフルスロットル!!!』

『今だっウェイクアァァァップ、フィーバァァアアア!!!』

『負けませんわ、こうなったらスパーキングで……!!!』

『シャイニングで迎え撃ちますわっ!!!』

『装甲響鬼、いざ参るっ……!!』

「……てめぇらいい加減にしろぉぉおお!!!!何時まで人の身体の上で大乱闘スマッシュライダーズやってんだぁぁぁぁあああ!!!!!」

 

遂に切れたカミツレが立ち上がるかのように身体の上をステージにして行われていた戦いを引っくり返した。身体の彼方此方を移動しながらライダーキックやらライダーパンチ、ライダースラッシュが往行するカオスな状況となっていたのだが、それも遂に父親の怒りが爆発して立ち上がった事で急に足場が悪くなってので全員が場外へと落ちて失格となって無効試合となるのであった。しかも、その後はご丁寧に光る足場に転移しながら目の前に現れる5人は此方に文句をいってくる。

 

『カミツレ貴方なんでいい所で邪魔をするんですか!!?今こいつらの身体にドライブの素晴らしさを叩き込んでやろうとしていたところなのに!!』

『そのとおりですぞ父上!!!今こそこやつらの身体に清めの音を叩き込む千載一遇の機会をっ……!!』

『そうです、後少しで輝く剣の一撃を……!!』

『起死回生の斬撃を……!!』

『ダークネスムーンブレイクを叩き込むところだったのに!!』

「やっかましいそれを何時まで人の身体の上でやってんだって言ってんだよこっちはよ!!!!」

 

珍しくキレているカミツレ、いやまあ勝手に人の身体の上でライダーバトルは始まるはデバイスから戦闘用BGMとして歴代ライダーのOPをメドレーで流すは某大乱闘のような復活や超必殺技を出す為のボールまで勝手にライダークレスト仕様に変えて出すは……此処まで好き勝手されたらそりゃ怒るという物だろう。寧ろある程度やらせてやっただけ寛容があるレベルだろうに。

 

「何馬鹿なの、人の身体をステージにして大乱闘とか馬鹿なの?お前ら本当にAIなの?人工知能なの?人間の何倍頭いいの、いやスパコンの何倍演算処理できると思ってんの?それなのにお前らさ、何時まで父親の身体の上で遊んでるつもりなのかな?」

『あ、あのカミツレそ、その……だ、だって好きなライダーになれるんですよ興奮しない訳が……』

「なぁカチドキ、俺はお前の事を子供であり相棒だって思ってるよ。だからって調子に乗るなよ、てめぇにはリミットオーバー・ドライブが有るんだぞ?それなのになんでこの位も自重出来ないのかな、かな?ドライブの素晴らしさを叩き込む?まずてめぇの行いがドライブの品を落としてるって理解出来ないのかな、かな?」

『しゅ、しゅいましぇん……』

 

端から見たらテーブルの上に正座させられているミニサイズのドライブ、響鬼、アギト、斬月、キバというライダー達に説教をしているカミツレ。そしてそれに鋭く笑っているのに笑っていない表情を向けられて身体を震わせながら一字一句に怯えているドライブという途轍もなくシュールな絵が出来上がっている。しかもご丁寧にドライブドライバーには顔文字で泣き顔が浮かんでいる。

 

「001、君だってコアの中じゃ一番のお姉さんなんだよ?それなのに君こそ一番の自重と自覚を持たなきゃいけないんじゃないのかな?はしゃぐなとは言わないよ、だけどね全くの自重無しに俺の身体の上で一気火勢やら灼熱真紅の型を使いまくるのかな?ぶっちゃけ煩いんだよ、太鼓の音が響くんだよ」

『も、申し訳、ございませぬ……』

「303、何、アギトに覚醒してその代償に自制心を封印しちゃったのかな?そんな覚醒なんてどぶに捨ててもらっていいかな?後時々翔一君みたいに寒いギャグ飛ばすのやめて貰えるかな、見てるだけで暑い灼熱真紅の型とバーニングの後にそれやられると温度差で風邪引くんだよ」

『ひ、ひぃぃぃっっ……もう、もう致しません……』

 

目の前で次々と行われている各自へのお説教、その言葉の重みとカミツレの笑っていない笑顔の相乗効果でコア達からそしたら相当怖い。そもそも束からもお説教などされた事が無いコア達にとってはこれが初めての説教という事になるのである。そりゃ怖い筈である。そして向けられた笑みに斬月(№388)キバ(№163)は一際大きく身体を震わせた。

 

「388、君は斬月を何だと思ってるの?斬月であった貴虎兄さんが大切にしていたのは"貴族たるもの、身分にふさわしい振る舞いをしなければならぬ"って意味のノブリス・オブリージュだよ?君だって大貴族の当主のヨランドさんの相棒だよね。そんな貴族の相棒の君がする事が相棒の婚約者でもあり父親でもある俺の身体の上で、スカッシュやらオーレで暴れまわることかな?」

『あ、あぅ……』

「163、特に君なんてあっちこっち飛びまわってトリッキーに立ち回るのはいいよ。うん、キバっぽいよ。でも何回ウェイクアップする気なの?俺の身体をキバの紋章だらけにする気なの?しまいにはエンペラームーンブレイクまでぶち込もうとするとか、何、俺は月なの、アークなの、CV若本さんでGO TO HELL!!とか言えばいいの?」

『ごめぇんな、さいっ……』

 

この後、カミツレの説教は約3時間続いたという。その後は確りと反省を促した後に許し、仲直りの証として一緒に平成ジェネレーションズfinalを見たとの事。




妻「つまりバトライド・ウォーをやっていたと?」

私「だね。スマッシュボール追加したそれをやって居た思えばいいかも」

妻「そりゃ怒られますよ、私だって貴方の身体の上では遊びませんもん」

私「うん、君は私の身体に色々着せて遊ぶからね」

妻「遊びでは有りません、記念撮影です!!」
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