IS 苦難の中の力   作:魔女っ子アルト姫

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Q.カミツレがISに関わらなかったらどんな人生だったの?
A.まず元々進路にしていた農業高校に入学し、そこを卒業し、杉山ファームに就職。その後は家族と平穏に過ごし、白鯨の知り合いの家族の女性(年上)とお見合い、そこから交際、結婚して幸せな家庭を築いていって、ISとは関わらない平和そのものな人生で終わる筈でした。

Q.その場合の奥さんってどんな感じの人?
A.……言うなれば……MGSのエヴァかな。何か具体的に言わなくてあれって何処だっけ?それならあそこの箪笥でしょ。で通じ合うような夫婦イメージ。


第287話

「ったくなんでこうもコアが喜ぶ仕様が満載なんだよ……。各種ライダーの劇場版及び本編全データとかいるのか?いやまあ俺としては普通に嬉しいんだけどさ……。偶になんか、束さんが分からなくなる時があんだよなぁ……一応俺あの人と結婚するのにそれっていいのか……?」

 

デバイスを腕に装着しながら内部の機能をチェックするカミツレ。取り敢えず子供たちへのお説教は終わらせて『平成ジェネレーションズfinal』を見た後のこの事であった。デバイスの使い心地やらを実際に使って、体感的な使い心地などを身体へと叩き込んでいく。

 

「とりあえず俺が普段使ってるスマホの何百倍も性能が良いって事は分かった……。これ使った後にスマホ使うと通信速度とかに差がありすぎてなんか複雑な気分になるわ……」

 

そりゃまあ通信などにはコア・ネットワークを使用しているのだから通信速度なんて通常の物とは比較にはならない。デバイス自体のスペックだってスパコンを軽く上回っているのだから市販のスマホと比べるのが悪い、というよりも比べるという行為をすること自体が間違っているのである。

 

「後、ナニコレ……。えーと何々……"本デバイスは杉山 カミツレのスマートフォンと既にリンクしている状態です。対処不可時に受信したメッセージに対する当たり障りのない返信、ゲームアプリのデイリーミッションの消化が自動で行われます。同時に本デバイスはIS展開時の邪魔にもならず着用したまま展開可能、加えて自動的に戦闘時の映像や記録の保存が可能"って……なんかどっかで聞いたことあるような気がする機能だな……」

 

主に繋がる一匹狼の片側に内蔵されていそうな機能がある事も思わず頭痛がしてくる、まあいろんな意味で助かるような気もするのだが……。特に訓練に疲れている時なんてデイリーミッションすら処か、ログインすら億劫になって連続ログインボーナスを逃すなんてこともあった。それがなくなるというのは有難い。確かに有り難いのだが……。

 

「何を考えてこんな機能をつけようなんて思ったんだあの人……」

 

『作りたくなったから作りましたぁっ!!(ドヤァッ)』

 

 

「……まあいいか、深い事は考えておくのやめておこう。考えるだけ無駄だろうし」

 

取り敢えず深い事を考える事をやめにしたカミツレは純粋にデバイスを使って色んな事を試してみることにした。ネットサーフィンを兼ねたキーボード入力、思考とリンクすることも可能らしいので頭で考えた事を入力する機能、次世代というよりもず~っと先に普及するであろう物を存分に楽しんでいるとデバイスに電話がきた。正確にはリンクしているスマホに来たのだが、デバイスでそれを受けることにした。相手はどうやら千冬のようだった。

 

「はいカミツレです」

『私だ、今大丈夫か?』

「ええっ部屋で束さんから貰ったデバイスを使って遊んでます」

『そうか……ならいい、これからそちらに行っても構わんか?」

「そりゃいいですけど……」

 

 

「俺と一夏がモンド・グロッソに出るかもしれないぃ!?」

「あくまで可能性、という話だ。あり得るかもしれない、程度に思ってくれれば構わない」

 

部屋へとやって来た千冬が告げた事、それは自分と一夏がもしかしたらISの世界大会(オリンピック)とも言えるモンド・グロッソへの出場がもしかしたらあり得るかもしれないというものであった。嘗て千冬も日本の代表として出場として激戦の末に総合優勝者として、ブリュンヒルデとして世界に名前を轟かせた。

 

「でもあれって各国の代表が出場するでしょう?イギリスにはもう、ハマーン代表っていう化け物がいるんですけど……」

「知っている、あいつの代わりなどいくら何でも無理だ」

「ですよね……」

 

モンド・グロッソは格闘・射撃・近接・飛行と言った部門ごとに様々な競技に分かれ、各国の代表が競う事になる。国によっては各部門ごとに代表者を立てる事もあるがコアの数などの関係でそれらが難しい場合もある、故に多くの場合は総合的に代表者を務める場合が一般的。代表例としてはヨランドやハマーンも全ての部門に挑む総合代表者という事になっているが、この二人の場合はすべての部門において、部門ごとに代表者を立てる必要がないほどの実力を持っているからである。

 

「そこで特別枠として男性操縦者の枠を作ることが検討されているらしい」

「特別枠……」

「ああ。野球で言う所の指名打者(DH)のようなものだと思ってくれればいい」

「そこまでして俺らを出したいのかよ……」

「恐らく、女尊男卑主義者がそうしたいのだろうな」

 

千冬の予想としては今現在衰退の一途をたどっている女尊男卑、勢力的には著しく弱まっているがその影響力はまだまだ残っている上にISに関わる者ほどにその根は深く残りやすい。今回の事も二人を出場させて無残に負ける所を世界的に見せつけて貶める、というのが目的なのだろう。

 

「全くもって嫌な事をしてくれる、ある種の八つ当たりか悪あがきと言ったところだろうな」

「今からにでも束さんに頼んで一掃してもらいます?」

「それは何時でも出来るさ。それにもしも愚か者共がそれらを考えているとしたら―――飛んだ誤算だ。お前らの強さは既に十分なものだということをな」

 

仮に特別枠の出場を確約されたとしても、それは大きな侮りであり侮辱でもあり見通しが甘い。カミツレと一夏の成長を甘く見ているにすぎない。カミツレは既に世界で唯一とも言えるコアとも完全に心を通わせ、共に歩む者。一夏は自らの剣を見出し、その力は束さえ驚きを隠せないほどの剛剣の使い手。これに勝つのは並の国家代表では無理だと千冬は断言出来る。

 

「信頼が厚くて何よりです」

「何。夫と弟の事だ、信頼していて当然だろう?」

「まだ夫じゃないでしょ。まだ婚約中です」

「硬い事を言うな、間違ったことなど言っていないのだからな」




妻「やっと投稿出来ましたね」

私「いやぁ……だって忙しかったから……というか忙しかったのって大体君のせいだからな!!?」

妻「だってしょうがないじゃないですか!!!友達から衣装の注文はいって、その試着してもらわなきゃいけないんですから!!?」

私「だったら本人にお願いしなさいよ!!なんで私が着るの!!?おかしくない!!?」

妻「貴方が似合うからいけないんです!!」

私「だったら写真データはいらないよな、全部渡しなさい!!おいまて逃げるな!!」

はいというわけで遅くなってすいませんでした、遅くなったのは家の事情もあったんですが……うん、妻の影響です。
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