IS 苦難の中の力   作:魔女っ子アルト姫

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第300話

「やぁやぁやぁカミツレ君!!君という将来の義弟に乾杯」

「お久しぶりですねリオノーラさん。やっぱり兄貴と結構いい感じなんですね」

「アッハッハハハハいやぁ実はそうなんだよ。実に魅力的でついつい口説くつもりが口説かれ返しを喰らってしまってね、思わずキュンキュンしてそのまま交際スタートだよ」

 

翌日カミツレの家にリオノーラがやって来ていた。事前にイギリスに来るのならば顔を出してくれると有難いという言葉を受けていたのでやって来たのであったが、どうやら自分の方から出向いてきたらしい。相変わらずにハイテンションなリオノーラは此処最近かずみんと親密な関係にあったと思ったら何時の間にか交際していたのだと先日兄の口から聞いた。愛理や仁志としても長男も続いてお相手が見つかったと嬉しそうにしているらしい……まあ二人とも相性は良いだろうから悪い話ではないだろうが。

 

「それにしてもミスター・織斑はISを新しくしたそうじゃないか。全く以っていい事だ」

「あれっなんで知ってるんですか?」

「束から連絡が来てね。何やら各部に私の開発したEパックを活用したお陰で完成できたと言われたよ」

「ああそう言えばそんな事言ってたな……」

 

束の手によって大改修された「白式」には機体各部にリオノーラ開発のEパックが採用されているからか高出力機である「白式」の燃費を解消した上で大幅な稼働時間の延長に成功している。一夏の相棒の改修にリオノーラも貢献しているのである。

 

「しかし君のフィアンセ達やご家族の皆さんは何処に行ったのかな。かずみんはファームの仕事だろうが」

「セシリアは自分の家の方に一旦戻って仕事を片付けて来るらしいです。当主としての仕事が溜まってるらしいです」

「ああそうか、彼女が学園に居る間はミスター・ウォルコットが代行しているとはいえ彼女でないと処理出来ない物も出てきてしまうか」

「乱ちゃんは新しく出来た台湾大使館の方へ。母さんと親父にお爺ちゃんは仕事で此処にいるのは」

「私ぐらいだな」

 

そう言いながらキッチンの方からお茶を持って来たのは千冬であった。一夏はかずみんに連れられてファームの案内を受けている、これからは杉山家の一員になるのだからファームの事を知っておいて欲しいと言う事からだった。千冬もそれに着いて行こうとしたのだが普段から学園で激務なんだからこんな時ぐらいはゆっくりしていたほうがと言われてカミツレと共に家に居る事にしたのであった。

 

「これはこれは……まさかかの世界最強たる戦乙女にお茶を入れていただけるとは……ぶっちゃけ妙な気分だなこりゃ」

「私は戦乙女としているつもりではないさ。杉山 カミツレという一人の男の婚約者の織斑 千冬としてここに居るつもりだ。私個人から貰う茶ならそこまで恐縮などすまい?」

「ふむっそれはそうだね。何れは弟嫁さんと兄嫁さんと言う関係になるのだろうからな」

「俺が言うのもアレでしょうけど本当に奇妙な関係ですね」

「本当にお前が言うのもあれな言葉だな」

 

カミツレの嫁はISの国家代表とその候補生に開発者と元世界最強、兄の彼女はイギリス屈指のIS技術者。これだけでも十分可笑しいのにその母親はIS適性A+++という化け物染みた適性、この一族は一体どの辺りからこんな怪物的な血筋になったのだろうか。

 

「それで如何してリオノーラ博士ともあろうお方が此方にやってきたのかな」

「大した用ではないさ。態々カミツレ君にご足労願うよりも私がオフを使って顔を出すほうが良いだろうと思って行動に移したまでさ」

「まあ悪い事ではないとは思うが……カミツレはISをお前の所に持って行くのだからその時まで待てばよかったのではないか?」

「まあそうなんだけど実は理由があってね、ねぇ束」

「そうだねリオっち」

「「って何時の間に!!?」」

 

リオノーラの言葉に反応したのは何時の間にかやって来ていて一緒にお茶を飲んでいた束であった。本当に何時の間にやってきたのか、千冬も全く気が付かなかった……寧ろこの位出来ないと世界中を逃げ回るなんて芸当は不可能なのかもしれないが……。

 

「いや実はさ、イギリス政府とは束さんはもう繋がってて秘密ラボの一つの出口をこの近くに繋げさせて貰ってるだよね。そこからやって来て普通に玄関から靴を脱いでやって来たって訳」

「繋がってるって……束お前、また無茶な要求をしたのではないだろうな……?」

「其処までの物はしていないと聞いているが……なぁ束」

「うん。出口の一つをカッ君のおうちの一つに繋げていいかって許可貰っただけだよ?まあ出口を探したりしたらイギリスの全ネットワークを凍結させるって脅してるから大丈夫でしょ」

「サラッととんでもねぇ脅しかけてるよこの人……」

 

そうでもしないと幾ら婚約関係にあるというのを盾にして何かしらのアクションをしてくるのではないかと警戒しての行動なのだろうが……もうちょっと自重というか穏便に済ませて欲しい物である……。

 

「にしても束さんって本当に何時もどっから来るんですか……」

「フッフッフッ……気を抜くと、背後から食べちゃうよ?」

「その場合は私が束を蹴り飛ばす」

「いや、あのそれだけは勘弁……」

「やっぱり君のフィアンセだと彼女が一番強いのかい?」

「いや、場合によると思います……」

 

その頃ヨランドは……。

 

「あぁ~んツェレが折角手が届く範囲に居ますのにぃ~!!」

「駄目です、このお仕事が終わるまで行かせません!!」

「ツェレ~……」

 

流石に仕事を抜け出しすぎていたのでお目付け役から仕事が終わるまで監視されていた。




私「おいおい遂に300話だよ」

妻「早いもんですね~」

私「よくもまあ此処まで書けたもんだな本当に」

妻「内容薄いから出来た事ですね」

私「やめて」

妻「という訳で300話を記念して夫が特別編を書くそうですよ~、詳しくは下に乗せてあります活動報告のURLをクリッククリック!!」

https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=206367&uid=11127

私「えっちょっとマジでやるの!?」
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