助けて(´;ω;`)
今回は短め?です。
二千文字越えてくると一日でかけなくなってくる(´・ω・`)
無事(?)が無事に終わり人里にも受け入れられた恭矢だったが、ある
皆さんはお気付きだろうか?
恭矢が夜叉と戦う前にどこに向かっていたのか
「い、家の事また忘れてた…!」
そう、人里の空き家だ。
慧音に話は通していたがもう一度確認しに行ったところ、見に行くのなら今からでも行くと良いと言われたので行くことにする。
何故か目が合う度に顔を真っ赤にして背けられたのだが…。風邪だろうか?
一軒目───
「やらないか「お断りします!」(´・ω・`)」
立て付け以前に(性的に)危険だった。
「おれはなにもみなかった…。次!」
二軒目───
「お、外見はなかなか良いんじゃないかぁぁぁ!?」
外は大丈夫そうだったので中に入ってみる。
一歩踏み入れた瞬間床が抜けた。
しかも、床全体が崩れ落ちた。
「…論外。次!」
三軒目───
「いや、屋根がない時点で論外だろ。…次!」
この調子で探し続けたものの、見て回った家五軒とも欠陥しかなかった。
仕方がないので慧音のところに戻る。
「ただいま戻りました…。」
「おお、どうだった?一つくらい住めそうな家は見つかったか?」
「住めそうなって…、知ってて見に行かせたんですか?」
「はは、悪かったな。妖怪の襲撃が多い里の外側は無事な家が少ないんだ。」
「はぁ、どうしようかな…。」
どうしたものかと頭を抱えていると、
「ん?おまえさんは確か…。」
先日、夜叉襲撃の際に恭矢が救助した門番と数人の男たちが通りかかった。
「え?あっ、無事だったんですね!えっと…。」
「俺か?俺は
「ご家族がいたんですか、助けられて本当に良かったです…。」
「ああ、感謝してるよ。…ところで、こんなところでなんの話してんだ?」
「恭矢の家を探していたんだ。里の空き家はボロボロで使い物にならなかったらしい。」
「あー、あそこは妖怪の被害が多いからなぁ。」
「
「殿は止めてくれって。…そうだなぁ、今あるものが駄目ならつくっちまえばいいじゃねえか。」
「おお、その手がありましたね。という訳で、どうだ恭矢?」
「という訳で、と言われても。お金があれですし………。」
家を建てる、ということはとても興味をひかれる内容だったが、お金が足りない。恭矢の財布には残り三千円しかないのだ。
「なんだそんなことか。…だってよお前ら。」
「俺らの命の恩人が困ってるのに、黙って見過ごすわけにはいかないよなぁ!」
「「「おうとも!!!」」」
「!?!?」
突然の
「この人たちは大工なんだ。腕っぷしが強いからと警備員も引き受けてくれているんだ。」
「ああ、なるほど。でも、お金がないですから…。」
「金は要らねぇ、おまえさんのために作らせてくれ。そうでもしなきゃ、俺らの気持ちに収まりがつかねえんだ。」
「…ありがとうございます。」
「おう、立派なやつを建ててやるさ。ただ、怪我が治るまでは待ってくれな。」
「大丈夫です、それまでは何とかします。」
「よし、お前ら、一月で怪我ぁ治すぞ!」
「「「「おう!!!」」」」
「良かったな、恭矢。」
「はい!」
こうして、約一月後に恭矢の家を建てることが決まった。
慧音が寺子屋に戻り、郷乃たちが去っていった後、ぼそりと恭矢が呟く。
「一月、どうしよう…。」
恭矢君、無事住居決定しました!(一月後に)
それまではドウスルンデショウネ。
次回は一ヶ月後、恭矢君の家が完成したところからです。手抜きじゃないよ…?(震え声