神主の息子が幻想郷にログインしました   作:コーラテートク

18 / 30
今回は短いです( ̄▽ ̄;)
美鈴戦ラストです、弾幕ごっことはなんだったのか………(白目


第十八話 紅霧異変開幕、吸血鬼の住む館2

 実際に戦ってみると、美鈴が体術───太極拳だろうか───を極めていることが容易に理解できる。

 あまり弾幕ごっこを得意としていないのか、体術に弾幕を織り混ぜる形での戦闘スタイルのようだ。

 

「そこだ!」

 

 美鈴が弾幕を放った隙を狙う恭矢だったが、

 

「甘い!」

 

 何らかの力を纏った拳で掻き消される。先程からこの繰返しなのだ。

 

 このままでは状況が変わらないと思い、地面に降り構える。

 

 ───恭矢は護身術として空手をやっていたが、予想以上に楽しかったため、のめり込み段を修めている。

 現在は結界や霊力を以前よりも上手く使うことが出来るため、妖怪の身体能力にも対抗出来る、と考えたのだ。

 

「太極拳にどこまで通じるかは分かりませんが、状況が変わらないよりはましな筈だ。」

「それは日本の武術の空手ですか!日本の武術とはあまり手合わせをしたことが無かったんですよ、楽しませてくださいね!」

 

 嬉しそうな顔を隠そうともせず、地面に着地した美鈴も構える。

 

 互いに被弾は二回ずつになっていたため、一発決まれば勝負が決まるという状況だった。

 

「背中合わせで三歩進んだら開始ということで。」

「了解した。」

 

 背中を合わせ、呼吸を整える。

 

「では…。」

 

 ───三

 

 ───ニ

 

 ───一!

 

 三歩目を踏み出し足が着いた瞬間、反転し即座に行動できるように構える。

 

 構えた瞬間、ガードしていた上段に凄まじい衝撃が走った。

 咄嗟に霊力で強化したものの、勢いを殺しきれる訳もなく吹き飛ばされる。

 このままでは木に激突しそうだったので、網状の結界を張り自身を受け止める。

 

 地面に降りると同時に直感的にその場で伏せると、轟音とともに背後の木が木っ端微塵に吹き飛んだ。

 無論、それをやったのは美鈴だ。

 

「あっぶな!?いやいやいや、殺す気ですか!」

「あ、忘れてた。」

「WOW、何この人すごく怖い。」

 

 そんなやり取りをしながらも、全神経を研ぎ澄まし美鈴の行動に細心の注意を払う。

 そして見つけた一瞬の隙───

 

「ここだぁ!!!」

「なっ、くぅっ!?」

 

 足に霊力を集中させ、今出せる最高のスピードで駆ける。

 その勢いを殺さずに上段蹴りを放つがそれはフェイント、ガードしようと腕を上げた美鈴の眼前を通りすぎ、地面へとその足で踏み込む。

 この時点で美鈴は気づいたようで目を見開き、敗けを認めるかのようにフワリと微笑んだ。

 

 次の瞬間、勢いを利用したもう片足での後蹴りが美鈴の腹部に直撃した。

 

「はぁ…。私の敗けですね、どうぞお通りください。」

「ええ、お手合わせ感謝します。」

「もし良ければ、また来てくださいね。訓練相手がいなくて退屈してたんです。」

「勿論です!こちらとしてもありがたいですから。」

 

 再戦の約束をし、恭矢は紅魔館へ入っていく。が、一つ思い出したように美鈴に声をかけた。

 

「あ、そうそう、次にくる巫女たちには気を付けた方がいいですよー、では。」

「えっ…。」

 

 急に不安になった美鈴だった。




実際に空手と太極拳が戦ったらどっちが勝つんでしょうねぇ。
太極拳修めてる人と戦ったことないから分かんないや(´・ω・` )

次回は紅魔館の瀟洒なメイドさんとの謙遜です。
恭矢くんは人間だよ?まあ、はんぶゲフンゲフン。なんでもございません(。・ω・。)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。