出来るだけ投稿ペース維持するぞ、ファイトー
思考回路は壊滅的な二人であったが、自身の目的のため眼前の敵をどうにかしなければいけないという事実に変わりはない。
恭矢と咲夜は
先に動いたのは咲夜だった───
一瞬で片を付けようとスペルカードを宣言する。
「スペル、幻象『ルナクロック』」
小さめの弾幕を波紋状に飛ばし、己の能力である『時間を操る程度の能力』を発動する。
時を止め、恭矢へ向いたナイフと周囲へ飛ばすナイフを配置───
「───そして時は動き出す。」
時が動き出した瞬間、固まっていた恭矢も動き出す。が、その顔が驚愕に染まる。
「この量は…!?」
咲夜のとった戦法は単純なものだ。ナイフを放って防がれるなら、防ぎきれないだけのナイフを投げつけてやればいい。
つまり、物量押しである。
すでに一歩踏み出していた恭矢の頬をナイフが掠める。この場に留まるのは危険だと判断し、即座に離脱を図る。
飛んでくるナイフと弾幕を自身に出来る最小限の動きで避け、どうしても避けきれない時だけ結界を使い避け続ける。
一般的なスペルカードは、発動中は自身の行動を制限するものが多い。
例えば、弾幕はパワーというセリフでおなじみの霧雨 魔理沙が使う恋符『マスタースパーク』だが、これは発動中エネルギーを送り続けているためその場から動くことはできない。
まあ、例外もあるが…。妖夢の剣術を織り交ぜて動きながら放つスペルなどがそれにあたる。
何が言いたいかというと───
咲夜は
だからこそ、
「ぅっ!?」
スペル回避に集中している恭矢へ避けられないコースから攻撃することも可能なのだ───
咄嗟に、ナイフが突き刺さる寸前に結界でガードしたため、致命傷になることはなかったが、体制が崩れていたためか壁に叩きつけられる形で吹き飛んだ。
「ぐっぁ…。」
「これで終わりよ。このままここで死ぬか、ここから出ていくか、五秒以内に決めなさい。」
そういって恭矢へナイフを向ける。
「…へぇ、考える猶予なんてくれるんだ。」
(なにか、おかしい…。)
「でも。」
(なに?この違和感は…。)
「いくら不意打ちだったからって、ナイフ食らっただけで吹き飛ぶかなぁ?」
(まさか…!?)
今度は咲夜が驚く番だった。
恭矢の言葉になにかある、と考え振り上げたナイフを振り下ろそうとしたが、何かに弾かれてしまう。
その何かの正体に気付いたとき、咲夜の整った顔は焦りを含んだ驚愕の表情に変わった。
「い、いつの間に結界を…!?」
「吹き飛ばされたときにちょっとした細工を、ね…。」
「くっ!」
再度時を止め、何度も結界を切りつけるが、傷すら入っていない。
消耗していたため、すぐに時間停止も解除されてしまう。
「…殺しなさい。これでは、お嬢様に合わせる顔もないわ…。」
「………え?」
またまた今度は、恭矢が驚く番だった。
殺す気なんてさらさらなかったのだ。
「いや、殺す気なんて全然ないんですけど…。」
「………え?」
───どこかで考え方がずれていたようだ。
よくわからないままに書いてしまった…。
見ていただけたならありがたいですー(*'▽')