一波乱の予感?でも原作(?)に忠実なの(´・ω・`)
【主の間】
主の間にて、二つの影が舞い踊る。
片や北欧主神が持つとされている神槍〈グングニル〉を振るう紅い悪魔、レミリアスカーレット───
片や霊力を身に纏い、お祓い棒を振るう幻想郷の調停者、博麗霊夢───
幻想郷最強レベルといっても過言ではない二人の力が激突する。
「あら、なかなかやるじゃないの。」
「あんたこそ、結構粘るじゃないの。」
「さあ、まだまだ夜は続くわよ?」
「上等よ!」
再度、二人が切り結ぼうと自身の武器を構え直し、衝突しようとした瞬間───
「お姉さま!」
「フラ、ン!?」
「…誰?と恭矢じゃない!こんなところで何してるのよ?」
「ちょっと、野暮用でね…。」
恭矢を伴ったフランの一声により、両者の動きが止まった。
「なぜ貴女がここにいるのかしら?今私は忙しいの、さっさと地下に戻りなさい。」
「私、お姉さまを倒して外に出る!!!」
「ほう…?この私に逆らうとでもいうのか?」
「絶対負けないんだからぁ!」
フランが腕を振りかぶると同時に、燃え盛る炎剣が出現する。
「禁忌『レーヴァテイン』!やああぁぁぁ!!!」
「物分かりの悪い妹ね!神槍『スピア・ザ・グングニル』!」
レミリアもグングニルを出現させレーヴァテインと打ち合う。
流石は吸血鬼同士の戦いとでもいうべきだろうか、力ではどちらも引けを取っていなかった。
だが───
「例え力は同じでも、経験が全く違うのよ!」
「きゃっ、くぅっ!?」
レミリアの言葉通り、経験の差が影響した。
レミリアは500年間、生まれてからずっと戦い続けてきたのだ。
愛していたから───それこそ紅魔館を、家族を守るために。
だからこそ、体制を崩したフランを
「えっ?」
「ごめんなさいね、フラン。貴女がそこまで思い詰めていたなんてね…。気づけなかったなんて姉として失格だわ…。」
「わ、私ずっと仲間外れにされてると思ってて、また何かしてるのに私は一人で地下なんだって、寂しくて…。」
「フラン…。この異変を成功させたら、姉らしいことが出来たなら貴女を外に連れ出そうって思ってたの。」
「お姉さま…。」
「でも、私だけだと厳しいみたいなの。フラン、一緒に戦ってくれるかしら?」
「…!もちろんよ、お姉さま!」
「ありがとう…。」
「恭矢、あんた余計なことしてくれたわね…。」
「ご、ごめん。でも、後悔はしてないよ。」
「まったく…。」
「お待たせしたわね。ここからは、「私たちが相手よ。」」
「はぁ、魔理沙はどっか行くし散々だわ。恭矢、責任は取りなさい。」
「りょ、了解。はは…。」
「「「さあ、永い夜になりそうね!」」」
「まったくだね…。」
そうして、後に紅霧異変と呼ばれる異変は終了した。
───まあ、結果は言わずともわかるだろう。
博麗の巫女、博麗霊夢の勝利である。
ちなみに恭矢は霊夢のラストスペルに巻き込まれて落ちた。
故に霊夢の一人勝ちなのである。
ということで、原作(?)で魔理沙がおこなった戦闘の一部を恭矢が代わりに行う形になりましたー。
この時魔理沙は魔導書持ってとんずらしてます。
むきゅーむきゅーと鳴き声が聞こえてくるようですねぇ。
…やっぱり霊夢さんは強かった。