ふぁいとー(`・ω・´)
幸いにも、あの後妖夢はすぐに目を覚ました。
その際、事情も説明したので一安心というやつだ。
「妖夢も男を知ったものねー。」
「幽々子様もうその話はやめてくださいっ!?」
少しからかわれただけで顔を真っ赤にする妖夢さんかわいい。
──────閑話休題──────
「あー、いい湯だなぁ…。」
のんびりと湯船につかり、今日起こったことを思い出す。
幻想郷に迷い込み(墜落し)、幽々子さんの凄まじい食欲を目撃し、幻想郷について知り、空を飛ぶことが出来るようになり、スペルカードを作成し、再度幽々子さんの凄まじい食欲を目撃し、妖夢さんの着替えを覗いてしまい殺されかけて、弾幕ごっこを経験した。
「前いた場所では考えられないほどに刺激的だな。これからもっと沢山のことを経験していくんだろうなぁ。はは、楽しみだ。」
そうしていると、体が熱くなってきた。予想していたよりも長い時間つかっていたようだ。
「さて、そろそろ出て今日は休むとするかな。」
風呂を出て、用意されていた和服に身を包む。いろいろなことがあったからかすぐに眠れそうだ。
割り当てられた部屋に入り、敷かれていた布団に横になる。
「低反発、最高ですわ…。」
体を包む柔らかな布団の魔力には逆らえず、恭矢の意識は闇の中へと沈んでいった。
「んー、知ってる天井だ。体感的には朝の五時くらい、か、な…?」
「すぅ、すぅ…。」
朝、目を覚ました恭矢は、違和感を覚える。
いや、なにかとは言うまい、
突然のことに恭矢が困惑していると、視界の端に何かが映った。
ピンク色の紙に薄い水色の着物を着た女性、ここまでいえば誰かなどすぐにわかるだろう。
─────西行寺幽々子である。
「な、幽々子さん、なぜここに…!」
「ふふふ、静かにしたほうがいいわよ?今の状況を妖夢が見たらどんな反応をするかしらね?(ニヤニヤ)」
「あなたがやったんですか…!?(小声)」
「さあ、どうかしらねー。(棒)」
間違いなく確信犯である。
妖夢さんを起こさないように何とか抜け出し、布団をかぶせてから部屋を出る。
「優しいのね。」
「幽々子さんほどではないですよ。」
「そう思ってくれるなら嬉しいわー。」
「はぁ、まあいいですけど。それで、どうしたんですかこんな朝早くから。」
「お腹がすいたから、妖夢に何か作ってもらおうと思って探してたのよ。あ、せっかくだし恭矢君が作ってくれてもいいのよ?」
「わかりましたよ、食材は自由に使っても?」
「かまわないわー。それじゃ、期待して待ってるわね。」
「あまり期待しないでくださいよ…。」
幽々子さんからのご指名だ。かなり早めの朝食を作るためにキッチンへ向かう。
「さて、何を作ろうかな。お、食パンがあるならフレンチトーストとかいいかも。」
まずは鶏卵と牛乳、砂糖とバニラエッセンスを少量混ぜ合わせる。鶏卵をとく際、空気を多く含むように混ぜると柔らかい焼き上がりになる。
次に、食べやすいように半分に切った食パンをつけておく。(作者は前日につけておきます)
この間に、次の料理に取り掛かる。
あらかじめ温めておいたフライパンに油をひき、ベーコンを焼く。
軽く焼き目がついてきたら塩コショウをふり、皿に切っておいたキャベツとミニトマトを添える。
違うフライパンを温め、バターをひく。
そしてつけておいた食パンを焼く。軽く焼き目が付き香ばしい匂いがしてきたら完成だ。
「よし、完成っと。妖夢さんも起こして食べよう。…幽々子さん、つまみ食いは駄目ですよ?」
「っえ?い、いやねぇ、そんなことしないわよー。」
「説得力のかけらもありませんねまったく。すぐですから少しの間だけ我慢してくださいね。」
「はーい。」
信用ならない幽々子さんの返答を聞きつつ、先程まで自身が寝ていた部屋へと向かう。
「妖夢さーん、朝食が出来ましたよ、起きてください。」
「う、ぅぅ…。幽々子様、私の半霊は食べても美味しくありませんよぉ…。」
「どんな夢見てるんですか、起きてくださいよ妖夢さーん。」
「んん…。あ、おはようございます恭矢さん…。」
「おはようございます、妖夢さん。朝食が完成したので食べましょう、幽々子さんも待ちくたびれてますよ。」
「わかりました…。すぐに向かいます…。」
「お願いしますね。」
気持ちよさそうに寝ていたので起こすのも忍びなかったのだが、いつまでも幽々子さんを待たせる訳にもいかないので起こし、キッチンへと移動する。
「すぐに妖夢さんも来るそうですよ。」
「フレンチトーストだったかしら、楽しみねー。」
数分後─────
「お待たせしました。…これを恭矢さんが?」
「ええ、今日の朝食はフレンチトーストです。さあ、食べましょう。」
─────青年少女美女食事中─────
「美味しかったです、恭矢さん。」
「美味しかったわー、ご馳走様。」
「はい、お粗末様です。」
食事も終わったので、日課の自主トレを始める。
といっても、ストレッチやランニングなどの簡単な運動くらいである。
数時間後─────
自主トレを終えた恭矢は、改めて幽々子と妖夢にむかっていた。
「まずはお礼を、こんな得体のしれない俺を受け入れてくださって本当にありがとうございました。今日から住む場所を探してみようと思います。」
「あら、ここに住んでもいいのよ?」
「そ、そうですよ!一人くらい増えたところで家計も問題ありませんし!」
「いえ、これ以上お世話になるわけにもいきませんし、俺自身いろいろな場所を見て回りたいんです。ですので…。」
「そう、ですか…。」
「わざわざ引き留めてくださったのにすみません。」
「大丈夫です!ただ…。」
「ただ?」
「たまには遊びに来てくださいね!私も幽々子様もお待ちしておりますので!」
「ええ、お心遣い感謝します。また遊びに来ますね。」
こうして、俺の住居探しが始まるのであった。
決意というほどのものでもなかった(´・ω・`)
ただの飯テロじゃないですかやだー。
もう少し頑張りたかった。