神主の息子が幻想郷にログインしました   作:コーラテートク

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展開を急ぎすぎたかもしれない…。

白玉楼以外の関わりが全くといっていいほどにない、というか白玉楼との関わりも割りと薄い(´・ω・`)


第七話 神主の息子、職と住居を求む

 新しい住居を探す、と言っていたのだが、ここである問題が発覚した。

 

 常日頃から身に付けていたものとスペルカード以外、恭矢はなにも持っていなかったのだ。

 正確に言ってしまえば、結界用の札十数枚とスマートフォン、あとは財布くらいのものである。

 ちなみに財布には30520円入っていた。

 

 買い物のあと入れっぱなしだっただけである。

 

 

「流石に三万とちょっとで家買えないよなぁ…。しかもこっちで使えるかすら分からんし…。」

「外のお金なら、紫が交換してくれるわよ?」

「紫、さんですか…。たしか幻想郷の管理者でしたっけ?」

「ご名答。こんにちは、夢祀 恭矢君。」

「うわっ!?はぁ、またこのパターンですか…。」

「いきなりの登場、ごめんなさいねぇ。それで、両替だったかしら?」

「ええ、お願いしても?」

「任せなさいな、ついでに外の世界であなたが使っていた口座の分も換えておく?」

「……………いえ、今の手持ちの分だけで大丈夫です。」

「あら、それはどうしてかしら?」

「分かってて言ってますよね?これ以上俺の我が儘を通す気にはならない、それだけですよ。」

「健気ねぇ、そこが貴方の良いところでもあるのでしょうけど。」

 

 突然現れた、紫色のドレスを身に纏った胡散臭い女性、八雲 紫に驚きつつも、協力してくれるとの事だったのでお願いしておく。

 

(この人が幻想郷の賢者、八雲 紫さんか…。なんというか、聞いていた以上に胡散臭いなぁ…。あと、訳のわからない空間から体半分だけ出てるってなんかコワイ。)

 

「なにか失礼なこと考えてないかしら?」

「ナ、ナンノコトヤラサッパリデスネー(棒)。」

「ここまでいくと寧ろ清々しいわね…。」

 

 逆に呆れられた、解せぬ。

 

「あ、そうだわ紫、恭矢君になにか職を紹介してあげたらどうかしら?」

 

 不意に幽々子さんが口を開く。

 

「あなたからそんな事言うなんて珍しいわね、幽々子。なにかあったのかしら?」

「恭矢君は妖夢のお気に入りだからねぇ、妖夢に免じて、よ?フフフ。」

「ゆ、幽々子様ぁぁ…!?」

「こらこら、趣味が悪いわよ幽々子、婆臭いわよ?」

「それを言うなら貴女でしょう?スキマババアさん?」

 

 紫さんと幽々子さんの間に火花が散っているように見える、コワイ。

 妖夢さんもおろおろとするばかりである。

 なにこの小動物可愛い。

 

「ンンッ、それはさておき、仕事ねぇ…。霊夢と藍がいるから結界維持の人手は足りてるし…。人里にでも行ってみたらどうかしら?どちらにしろ挨拶回り、するんでしょう?」

「そうですね、とりあえず家と職を見つける事が優先ではありますが、挨拶回りもついでにすることにしますよ。」

「ええ、気を付けてね。あとこれ、幻想郷の通貨よ。」

「っ!?いつのまに…。」

「うふふ、細かいことは気にしちゃダメよ?」

「了解です。」

 

 あまり深くは詮索しない方が良さそうだ、薮蛇とか嫌だし。

 

 

 一時間後──────

 

「それでは、昨日一日でしたが、お世話になりました!」

「またいらっしゃーい。」

「また来てくださいねー!」

「はい、ではまた!」

「ああ、そうそう、言い忘れてたわ。」

「?なんでしょう。」

「ようこそ、幻想郷へ。」

「っ、はい!」

 

 ようやく、住居と職業探しが始まったようだ。

 

 冥界の代名詞(らしい)ひたすらに続く階段を尻目に、霊力を用いて飛び上がる。

 

「うひゃあ、歩いて登り降りしていたら日がくれそうだ。飛べるようになって良かったー。」

 

 階段を辿って飛んでいると、冥界と幻想郷を区切る結界が現れる。

 

「勝手に開いちゃっていいのかな…、まあ壊すよりましだよな。」

 

 能力で結界に一瞬綻びを生じさせ、その間に潜り抜ける。潜り抜けたあとは再度結び直しておく。

 

「さて、レッツ人里だ!」

 

 恭矢の職と住居探しはまだまだ続く。




恭矢君、現在無職。

さて、恭矢君は無事職と住居を手に入れることが出来るのか?

というか前回で一度お別れムード出してたのに今回も続くとか、ぐだぐだすぎぃ………
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