神主の息子が幻想郷にログインしました   作:コーラテートク

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続けるよ…、がんばるよ…(;・ω・)


第九話 住居候補と里の守護者たち

 人里とは見当違いの方向に向かっていたことを知った恭矢は、はっきり言って困っていた。

 

「まさか、俺がここまで方向音痴だったとはなぁ………。」

「そうね、人里に向かおうとしたってことは、誰かから人里の存在と場所を聞いた筈だもの。なぜこちら側に飛んで来ていたのかさっぱりだわ。」

「ははは…。」

 

 ヒドイ言われようである。

 しかし、事実のため、全く反論出来ない。

 

「結局貴方はどうするのかしら?傷はある程度塞がってるから激しい動きさえしなければ問題はないけど。」

「人里に行くなら、私が案内してやるぜ。」

「そうですね、いつまでもお世話になるわけにもいきませんし、案内お願いします霧雨さ「魔理沙だぜ。」…魔理沙さん。」

「おう、任せろ。しっかり人里まで送ってやるぜ。」

「もし宿が見つからなかったらここに来なさい、今日くらいは泊めてあげるわ。」

 

 ………本当に頼りになる人たちだ。

 

「お二人とも面倒見が良すぎですよ、まったく。………可愛い人に優しくされたら勘違いしちゃいますよ?」

「「!?」」

 

 一瞬でゆでダコのように顔を真っ赤に染める二人。

 慣れないながらにからかってみたかいがあったというものだ。本当に、幻想郷の女の子たちは弄りがいがある。

 

「あ、あんまりそういうことは言うものじゃないわよ。」

「いきなりは止めて欲しいんだぜ。あー、恥ずかしい。」

 

 こちらがからかっていることに気付いたのか、恥ずかしそうに顔を隠してしまった。

 もっと弄り倒したいと思ったのは秘密である。

 

「ふふ、お二人とも結構恥ずかしがりやなんですね(ニヤニヤ)。」

「今すぐここから放り出してあげてもいいのよ?」

「案内、やめてもいいんだぜ?」

「すみませんでした。」

 

 少しばかり弄りすぎたのか、軽くおこだったので、すぐさま土下座して謝罪する。この間約0,5秒である。

 

「まあ、この話は置いといてですね、そろそろ人里に向かいたいのですが。」

「分かった分かった、そんじゃー行きますかね。」

「お願いします。」

「気を付けてね。」

 

 アリスさんに見送られ、魔理沙さんと人里へ向かう。

 人里へは十分ほどでついた。

 

「到着だぜ、あとは大丈夫そうか?」

「はい、いろいろとありがとうございました。仕事が見つかったら、なにかお礼をさせてもらいますよ。」

「期待しないで待っておくんだぜ。」

「はは、少しくらい期待してほしかったですよ。ではこれで。」

「おう、またな。」

 

 魔理沙さんと別れ、人里の入り口に向かう。

 これから、新たな生活が幕を開けるのだー。なんて考える程度には期待していた。

 

「そこのおまえ、止まれ!」

「………えー。」

 

 ───まさか検問(?)に引っ掛かるとは思ってもみなかった。

 そんなに俺は怪しかったのだろうか…。

 

「怪しいもなにも、そんなにボロボロの服を着てたら誰だって不審に思うだろうさ。」

「ありゃ、口に出してました?」

「そうだな、あんたそれで大丈夫なのか。」

「…多分?」

「あんた、外来人だろ。外来人がきた場合は慧音さんが対応することになってるんだ。呼んでくるからちょっと待ってろ。」

「あ、了解です。」

 

 そういうと門番さんは里の中へと入っていった。

 少し待った後、一人の女性がこちらへかけてくる。

 20代半ばくらいだろうか、白に近い銀髪と青い服を着て、頭に小さな帽子のようなものを被っている。

 

「すまない、待たせたな。君が外から来た外来人だな。私は上白沢 慧音、寺子屋で教師をやっている者だ。」

「上白沢さ、…慧音さんですね。俺は夢祀 恭矢と言います。この度幻想郷に住むことになったので、挨拶回りのついでに職業と住居を探しにきました。」

「ふむ、夢祀君だな。住居なら人里にいくつか空き家があるから案内出来るぞ。」

「本当ですか?あ、でも今は候補を探しているだけですから。他にも魔法の森とか考えてます。」

「ばかを言うな、君は幻想郷を甘く見ている!言い方は悪いが、君のような一般人が人里以外に住めるとは到底思えない。」

「いや、そうでもなさそうだぞ?」

 

 不意に慧音さんの後ろからもんぺと呼ばれる服を着た女性が顔をだす。白い髪に大きなリボンが特徴的だ。

 

「ん?…なんだ妹紅か、驚かせるな。そうでもなさそう、とはどういう意味だ?」

「はは、悪い悪い。そうでもなさそうってのは恭矢だっけ?こいつがそこらにいる一般人じゃないってことだよ。」

「一般人じゃない?つまり、何らかの力を持っているということか?」

「ああ、そうだろ?」

「え、あ、はい。幻想郷でいう一般人がどのくらいかは分かりませんが、空を飛ぶことと弾幕を撃つこと、あと結界を張ることは出来ます。」

 

 不意に妹紅と呼ばれた女性に話しかけられ、少し焦ったものの、自分が今出来ることを伝える。

 

「へぇ、結界まで張れるのか、大したもんだな。」

「結界か、まあそこまで言うなら大丈夫だろう。すまなかったな。」

「大丈夫です。心配してくれたことに感謝こそすれ、怒ったりしませんよ。」

「そういってくれると助かるよ。そうだ、これから幻想郷に住むなら、博霊神社には一度顔を出しておいた方が良いぞ。あそこの巫女がこの幻想郷で調停者の役割を担っているんだ。」

「そうなんですか?分かりました、あとで行ってみます。」

「うん、そうするといい。」

「人里を歩くなら、私が案内してやるよ。今暇だしな。」

「ありがとうございます、えっと…?」

「ん?ああ、すまんすまん、自己紹介がまだだったな。私は藤原 妹紅って言うんだ、普段は迷いの竹林で案内役をやってる。」

「はい、妹紅さんですね、案内よろしくお願いします。」

「おうよ、任せな。」

「では、私はそろそろ寺子屋に戻るぞ。子供たちを待たせてるんだ。」

「慧音さん、ありがとうございました。」

「ああ、また気軽に訪ねてきてくれ、それではな。」

 

 慧音さんと別れ、妹紅さんと人里を歩く。

 

「さて、どうしようかな。」

「とりあえず服を買った方がいいんじゃないかな。…その服、ボロボロだぞ?」

 

あ、忘れてた─────




現在の住居候補としては、
人里、冥界、魔法の森の三つです。

ここからまだ増えていく予定ではあります。

ここがいい!とかがあれば教えてくださいー。
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