このヒーローへの思いが強すぎて書いてしましました。暖かい目で読んでくれると幸いです。
走る、雨音と足音、悲鳴が辺りに鳴り響く。ある警察官は走っていた。前にはナイフを持った人物、口から泡を噴いている。先日、指名手配された薬物中毒者だ。非番だった警察官はイヤホンをして周りの状態に気づいていない女の子の前に立ち塞がった。
「ヒヒッ、そこをどけぇぇぇ」
ドスッ
心臓にナイフが刺さる、退くわけにはいかなかった。女の子は固まっていた。動けないでいた。
ナイフが心臓を一突き・・・警察官は何故反抗しなかったのか、女の子を危険にさらされる行動がとれなかった。
体の力が抜け、背中から倒れていく警察官。横目で女の子はやっと状況に気づいたのか目を見開いている。
ピカッ
後少しで地面に叩きつけられる、その時、目の前が光に包まれた。
目を開くと自宅にいた。ただの何の変哲もないワンルーム、そこに違和感があるとしたら、テーブルに膝をついてテレビを観て笑っている。光?閃光の塊を人の形にしたなにかだった。
「あれっ?やっと起きた?もう遅いよ遅すぎ」
こちらに気付くと光を走らせ瞬時にこちらに近づいていた。思わず体が仰け反る。
「反射神経はなかなかだ。おめでとう、君はやっと望んでやまない力を手に入れたんだ」
パチパチと手を叩いて拍手してする。叩く度光がバチバチと飛び散る。
「心臓に刺さったナイフに稲妻が当たったんだ、凄い確率だよね、まぁ、この力は望む望まず関係なく与えられてしまうだけどね」
警察官はまくし立てられるように喋っているが警察官は今声がでない。驚いて声がでないのではない。声がはっせられなかった。
「?・・・ああっ!今君は喋れないよ。自分が認識できてるかもしれないけど君死んで体ないから、力を手に入れた衝撃と死の間際にショックで特異点が発生して君の肉体は消滅、君はいきなりあの現場から稲妻とともに消えた感じさ」
意気揚々に楽しげに話している謎の光。
「つまり、君は意識だけでここは君の手に入れた力の中さ。今君の意識の塊は特異点の中を彷徨っている。大丈夫、転生ってやつさ。最古で最新な僕だけど、時間にしたら100年は君はここに来なかったね」
チンプンカンプンな顔された謎の光は困った笑い方をしながら伝えた。
「ハハッ、力に気づけばわかるさ、君は力を知ってはいるからね。おっと時間らしい。話はあまりできなかったけどまたいずれ会えるかもね。それじゃあ・・・がんばりなよ」
この瞬間、君の視界が閃光に埋め尽くされた。
ただ歩く少年名前は
「まって~」
この時、転がるボールを追いかけ道路の中に飛び出した五、六才位の子供に気がついた。視界の背景には大きなトラックが子供に向かっている。
危ない、速く・・・速く助けないと光太は気づいたら走っていた。すると周りが動かなくなった。よく見るとゆっくりと動いていた。そして光だけどは閃光を纏いながら光速で走っていた。
ブゥゥンッ
突風が吹く、気づけば道路にいた子供は歩道でボール
を持ってビックリしていた。
「フッー」
息を吐き出す光太。
光太は思い出していた、閃光になった瞬間前世の記憶、自分の意識の中での出来事。そして光太はこの力を知っていた。有名なヒーローと同じ力。つまり創作の中の力だ。前世で警察官だった光太は速く助けたい、助けられればと日頃から思っていた。だからフラッシュの力が創作の中の出来事でも憧れた。しかし、あの物語が本当ならこの状況もあり得る。稲妻に打たれた、走る時の閃光、意識の中で会った謎の光、全てが当てはまる。あの謎の光はつまり
「知ってる力か・・・たしかに」
光太は人気のない場所で息をととのえながら、一人呟く。
これは