閃光《フラッシュ》に目覚めてから数年がたっていた。
力に目覚めてから、色々あった。この力は人助けにピッタリだった。光太はこの力でゴミ拾いから
この世界、特異点を通って転生した世界。この世界は[僕のヒーローアカデミア]の世界だったのだ。
前世で愛読していたからよくわかる。光太はオールマイトをテレビで観ていた。光太はオールマイトがいるからにはオールフォーワンがいるはずと気づいた。
奴は危険だった。個性かどうかはビミョーだがもしも奪われれば大変なことになると考えた。だから、隠れて行動していた。幸い、世間には無個性と偽ってこれた。
父母は申し訳なさそうにしていた。個性がないことはこの世界ではやはりショックなことらしい。なお、父への罪悪感は本物に申し訳ないないと思う。父は無個性で光太が無個性なのは自分のせいだど思っていた。
しかし、その隠し事も今日で終わる。今日は雄英高校の試験日だ。
光太は今日、ヒーローの表舞台への道を走り始める。
雄英高校の正門前、光太はカミングアウトと試験のダブルパンチで不安になっていた。
「あ~、緊張する~あっ、胃が痛い」
お腹を抑えて歩く。こんな時人は自分と同じ気持ちの人を無意識に探してしまう。そうして見つけたのは僕のヒーローアカデミア主人公、緑谷出久だった。
ガチガチに緊張していた。今、まさに転けようとしていた。
「危ないよ」
「あっ、あれ、こけてない?」
体が勝手に動いてしまっていた。きょとんとする出久にその背後では出久を助けるためにいた麗日お茶子はビックリしていた。
「試験の前にこけるのは演技が悪いよ。僕の名前は閃田光太、よろしく」
「あっ、はい。緑谷出久です。こちらこそよろしく」
戸惑いながらも自己紹介をする二人。
「はい、よろしく。後えっと君は・・・」
わざとではないが出久とお茶子の出会いを邪魔してしまった光太はお茶子に話を振る。
「えっ、うち?えっと私は麗日お茶子、二人ともよろしくね」
自己紹介が終わった後は三人で二言三言会話をして試験会場に入った。ちなみに出久は喋らなかった。原作どおり固まっていた。
プレゼントマイクの口上に返事を返すものはいなかった。普通に恥ずかしいからだった。一人あそこで叫ぶ勇気はない。
実技試験会場についた。
原作を知っている光太は準備していた。軽いストレッチにクラウチングスタートの体制に入る。周りは困惑していたが察しのいい人は気づいていた。
「ハイ、スタート」
プレゼントマイクの実技試験開始の合図とともに光太は走った。鈍色の閃光はスタート地点からはるか遠くになった頃、他の受験者達は走り始める。
「ワアォー、試験史上の最速のスタートだぜぇ」
プレゼントマイクは思わず叫ぶ。
そして、光太がいる会場はあっという間に試験が終わるのが早かった。
その後実技採点の場では、
「う~ん、速いなー、まったく見えないよ。しかもポイントも圧倒的だ。しかも、あの閃光、もしかしたら・・・」
「そうだね、一度話してみるしかないかもね」
「そうですね、校長」
オールマイトと根津校長の呼び出しが決定されていた。