「「「個性把握・・・テストォ!?」」」
原作どおり始まった個性使用ありの体力テスト。
「入学式は?ガイダンスは!?」
当たり前の疑問を相澤先生に質問するお茶子。
それに対して時間の無駄だと一蹴する相澤先生。雄英は、自由な校風が売り文句で先生もまた自由なのだとか、今の体力テストの非合理性を説くと、爆豪に個性を使ったソフトボール投げを指示する。
「んじゃまぁ、死ねぇ!!」
「「「死ね?」」」
記録がでた後、誰かが言った。
「なんだこれ!!すげー面白そう!」
「個性、思いっきり使えるんだ!!さすがヒーロー科!!」
光太は、個人的にヒーローをしてきていたので他のクラスメイトの反応に少し、ヒーロー科生としての自覚がないのを感じていた。
今日、入学したばかりのヒーローの卵なので仕方ないといえば仕方ないかもしれない。
「面白そう・・・か、ヒーローになるための3年間そんな腹づもりで過ごす気でいるのかい?」
クラスメイトの反応に思った通り相澤先生は、ご立腹のようた。この方法で今までヒーローに向かない生徒を除籍してきたのだろう。
相澤先生は顔に凄みをもたせて生徒達に宣言する。
「よし、トータル成績最下位の者は見込み無しと判断し除籍処分としよう」
「「「はあああ!?」」」
相澤先生の常識から外れた発言にクラスメイト達はあんぐりと口を開けて叫んだ。
そんな中、出久は一人、顔面蒼白で俯いていた。原作通りなら、自分でなんとかするのだろうが、ここは現実だ。
原作通りであっても、ここには光太がいた。
光太がいるからここは、もう僕のヒーローアカデミアの世界にかぎりなく似た世界ということになるかもしれない。光太はこの世界で生まれた。前世はあるし転生の仕方も特殊だがこの世界の一部だった。
別の世界からきた異物なら行動を自重していたかもしれない。
スピードフォースが宿り前世の記憶を思い出してからはこのことについては考えに考えぬいた。しかし、結局のところ黙って助けを求めている人を見過ごすことができなかった。
だから、光太は遠慮せず行動することにしている。
「あわわ、どないしよう光太君、私自信ないよ~」
「大丈夫、単純な個性の能力じゃなく、個性を応用して使えば色々なことができるはずだよ」
隣にいたお茶子は除籍に大いに不安を感じたのか光太に不安を吐露する。そんなお茶子に光太は、リラックスさせつつ軽い助言をする。その時、出久にも聞こえるように言う。
「・・・・・・・・」
「そっか~・・・私、少し考えてみるよ、ありがとう」
「どう致しまして、大丈夫だよ。多分やる気を出させるためだと思うから」
出久は光太の言葉になにかヒントを得たのか黙り込んで考え始めた。リラックスして落ちついたのかお茶子は、麗らかな表情からキリッとした顔で出久と同様、考え始めた。
「次、閃田 光太。投げろ」
そうこうしているうちに、光太の番がやってきた。
「はい・・・すいません。えっと相澤先生も皆もも~少し離れてくれる?」
丸い円の中に入るとそんなに近くにいるわけではないクラスメイトと相澤先生に離れるように注意する。
「あっ、ああわかった・・・いいぞ思い切りやれ」
「じゃ、いきますよ~」
ブンブンブンブンッ、ボールを持った腕を縦に高速で回す。回している腕は、閃光で円を描いていた。風が起き、竜巻が発生する。
「きゃ、風がっ!!」
「うおっ、なんだこれ」
クラスメイトが発生した竜巻に顔を覆い隠す。
「そ・・・れ~!!」
ブッオ~ン、ボールが手から離れ、空高く飛んだ・・・のてはなく発射された。ボールは速さに耐えられなかったのか燃えていた。そして、豆粒ほどになるまで遠く上がって後空中で爆発した。
ボカ~ンッ
「測定不能だな」
「「「爆発した~」」」
表情を変えずに冷静に記録?をとる相澤先生。本日二回目の叫び声を上げるクラスメイト達。
そして、専売特許の爆発を取られた爆豪が凄まじい睨みを利かせてこちら見ていた。
「あっれ~、速すぎた?」