ラブライブ!彼女のために何ができるか   作:パンナコッタ吹雪

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真姫ちゃん誕生日おめでとう!



いつもより長いけどそこまで長くないです。
楽しんでいってください。


特別話
西木野真姫誕生日記念


「ミーンミーン」

セミの鳴き声が聞こえる。

 

「疲れたァー」

 

「凛もだにゃー」

 

と穂乃果と凛が言った。それもそのはずであろう。今は夏休みの真っ最中なのだから。2時間にも渡るダンス練習に加え、この炎天下だ。相当体力を使うだろう。男の俺ですら立っているだけで汗だくなのだ。μ'sメンバーの体力の多さはすごいと思う。

 

「じゃあ、このあとはそれぞれでクールダウンして解散な」

 

俺の指示とともにメンバーがそれぞれストレッチに入った。

 

ストレッチ後、俺は生徒会の活動のため、生徒会室で仕事をしていた。

 

「義政くんは、今日の練習見ててどうやった?」

 

希が話しかけてくる。てか、希もう仕事終わらせたのかよ。まだ30分しか経ってないぞ。

 

「うーん、ミスは減ってきてますけど、やっぱり動きに重みを感じますね」

 

「エリチと同じ意見やね」

 

「そうね。どうしたらいいかしら?」

 

「1日休みを作るのはどうですか?この暑さですし、みんな疲れがたまってると思うので」

 

「じゃあ、明日を休みにしましょう」

 

決まるのはやくね?まあ、休養は大切だからいいと思うけど。

 

「ほな、またなー」

 

「じゃあね、義政。また明後日」

 

えっ?2人とももう仕事終わしたの?俺、遅すぎる?

 

「あっ、さようなら」

 

そう言って2人は帰っていった。それから30分ほど経ち、仕事も終わり、生徒会室を出るとピアノの音が聞こえた。音楽室まで足を運ぶと、やはり真姫がいた。

 

「まだ作曲中か?」

 

「あっ、義政。作曲中じゃなくて、ただ趣味で弾いてただけだから平気よ」

 

「なら良かった。明日休日になったのは知ってるか?」

 

「えっ?ちょっと待って」

 

真姫がスマホを見ている。どうやら演奏に夢中で連絡に気づかなかったらしい。

 

「本当ね。それじゃあ、明日何しようかしら」

 

「宿題でもやればいいんじゃないか?ほぼ毎日練習あるんだし」

 

「もう終わしたわ」

 

今、真姫なんて言った?終わした?ありえないだろ...聞き間違いであってくれ。

 

「真姫さん、もう一度言ってもらってもよろしいですか?」

 

「何でよ。もう終わしたって言ったの」

 

どうやら聞き間違いではなかったらしい。

 

「早くないですか?」

 

「早くはないわよ。ママに早く終わらせた方がいいって言われたから終わしただけ。あと、なんで敬語なの?」

 

「すごいな。俺も進めてはいるけどまだ終わってないよ。敬語なのは痺れて憧れてるからです」

 

「なにそれ意味わかんない!」

 

「だろうな。言った俺にもわかんないし...」

 

「あっ、明日空いてる?」

 

「えっ、多分空いてるけど」

 

「じゃあ、作曲するためのお出かけに付き合ってよ」

 

「別にいいぞ」

 

「じゃあ、明日の10時秋葉原駅に集合ね」

 

「分かった」

 

というわけで真姫の作曲のためにお出かけに付き合うことになったのだが

 

 

 

 

 

 

なんでここにいるんだろう...

 

俺は真姫とともにお台場ウォーターパークに来ていた。メールで水着持ってこいと言われた時点でおかしかったよ。でも約束したから仕方なくだったけど、これ傍から見たら完全にデートだよね。そんなこと気にしてないのか、真姫はというと

 

「キャー」

 

楽しんでいるようで何よりです。てか、恋人同士でもないのにプールなんて来ないよね?

 

「ふう、楽しかったわ。義政はやらないの?」

 

「いや、作曲については?」

 

「えっ?楽しめばいい曲が思いつくもの。だからめいいっぱい楽しみましょ」

 

「分かった。じゃあ俺もウォータースライダー滑って来るわ」

 

「意外とスピード出るからね」

 

「分かった」

 

と言って脱出したはいいものの...

 

やべぇ、真姫のこと直視できない。水着エロすぎだろ。そんなことを考えていたせいだろう。気づくとウォータースライダーのてっぺんにいた。

 

「お客さん、お客さん」

 

「あっ、すみません」

 

しかも俺の番だったらしい。そのままスライダーの始まる部分に腰を下ろした。その瞬間

 

「ドボッ」

 

という音とともに俺は流されていった。てか、はやくね?

 

「ゴツン」

 

「いってぇぇぇーー!!」

 

ウォータースライダーが終わると同時にプールに飛び込み頭を床にぶつけた。

 

 

 

「本当に何やってるのよ」

 

「すまん」

 

「プールの床に頭ぶつけるなんて」

 

「本当にすまん」

 

「私、スピード出るって言ったはずなんだけど」

 

「ガチですまん」

 

「なのに頭ぶつけて、こんなに大きいたんこぶ作るなんて」

 

「真姫さん、そろそろ許してくれませんか?」

 

「嫌よ。私の楽しみを奪ったんだから」

 

「本当にごめんなさい」

 

「一応は保健所で見てもらって、異常なしだったからよかったけど、下手したら死んでたかもしれないのよ」

 

「お願いだから許してください」

 

「このあと、どう責任とってくれるのかしら?それによってはゆるしてあげる」

 

「任せてください」

 

よし、とりあえずそろそろお昼時だから美味しい飯を食うところでも探すか。・・・どこもレビュー高くない?

 

「ま、真姫」

 

「なによ」

 

「何食べたい?」

 

「はあ?」

 

「いや、ここら辺の食べ物屋どれもレビュー高くて...」

 

「そうね。トマトかな」

 

「ん?トマト?」

 

「ええ」

 

どうやらセレブのお嬢様には俺らの常識というものは通用しないようだ。お昼にトマトって...とりあえず調べてみるか。

 

「おっ、特製トマトソースのパスタがあるけどそれでいいか?」

 

「えっ、特製トマト?」

 

「うん」

 

てか特製トマトに反応するってどんだけトマト好きなんだよ。

 

「いいわよ」

 

そういうわけでそのお店へと向かった。お店に着くと、めちゃくちゃ人が並んでいた。

 

「どうする?別の店にするか?」

 

「こ、ここでいいわ」

 

いつもと違い、言葉がうわずいていた。どんだけ楽しみなんだよ。

 

「分かった」

 

「ただ待ってても暇なだけだから何か話しましょ」

 

「別にいいけど」

 

「なんでμ'sを、手伝おうとしたの?」

 

「えっ、穂乃果のおかげかな。やっぱり、あいつについてって後悔した事ないから」

 

「へぇー」

 

「まあ、もう一個あるけどな」

 

「なによそれ?」

 

「おっと、次は俺の番だ。真姫ってなんでツンデレなの?」

 

「はあ?なにそれ意味わかんない」

 

「いや、ツンツンしてるけどたまにデレるじゃん」

 

「いま、猛烈に義政のこと殴りたいわ」

 

「ほら、ツンツンしてrぐぉ」

 

マジで殴ってきやがった…

 

「そういうこと言うからよ」

 

「めっちゃ痛いんですけど」

 

「知ーらない」

 

「デレな」

 

「えっ?何か言った?」

 

あっ、これ以上言ったら殺される。

 

「いえ、言ってません」

 

「そう」

 

今の真姫は超ツンツンモードだ。何も言わない方がいいな。それから、重い空気が続いた。そしてやっと俺たちが店に入れた。メニューを開き

 

「ま、真姫、何にする?」

 

「特製トマトソースのパスタ」

 

「オッケー。すみませーん」

 

と店員を呼び特製トマトソースのパスタを2つ注文した。料理がとどき、真姫がさっそくパスタを食べ始めた。

 

「美味しいか?」

 

「もちろんよ」

 

「よかったー」

 

それから他愛もない雑談をしながらパスタを食べおわした。問題はお会計の時に起こった。

 

「ちゃんと自分の分は自分で払うわ」

 

「いや、俺が払うべきだろ」

 

「いいえ、自分のは自分で」

 

「いいや、ここは俺が」

 

と真姫のプライドが高いのと、俺の先輩としてのプライドがぶつかり合い喧嘩になってしまった。

 

「今日のプールのこともあるし、ここは俺が」

 

「だったら尚更私の言うことを聞くべきじゃない」

 

「あの...お客様?後ろが詰まってきておられるので」

 

「あっ、すみません」

 

とさっさとカウンターに1万円を置いて、お釣りをもらい真姫を連れて外に出た。

 

「はい」

 

真姫がお金を渡してきた。

 

「いらねーよ」

 

「なんでよ、受け取りなさい」

 

「こーいうのは男が女に奢るものだからだよ」

 

「それはデートでの話でしょ」

 

「これをデートと言わずなんて言う?」

 

「はあ?ただ2人で遊んだりしてるだけじゃない...」

 

どうやら真姫も気づいたようだ。俺たちが傍から見るとどんな関係に見えるかを。

 

「だからここは俺に持たせてくれよ」

 

「分かったわ」

 

よかった。真姫に納得してもらったようだ。さてとこのあとはどうするか…

 

「どうする?どこか行くか?」

 

「そうね、美術館でも行かない?」

 

「そうだな」

 

そういうわけで美術館へと行くことになった。

 

近くの美術館につき、最初に絵画ゾーンにいった。問題はピカソのエリアに入った時だった。

 

「なにこれ意味わかんない」

 

「なんで微妙に私のセリフパクってるのよ」

 

何か真姫が言ってる...まあ、それよりも

 

「なんでこんな絵が美術館に置かれるんだ?」

 

「なんで分からないのよ。あなたそれでもμ'sのマネージャーなわけ?」

 

「いや、分からないから聞いてるんだが。正直子どもが書いてる絵と何も変わらないぞ」

 

「はあ、伝統的な西洋美術の傾向や考え方から離れ、独自な理論のもとにその伝統から、徹底的に自由になろうとしたことにあるかららしいけど・・・」

 

「真姫もいいところが分かってない系だろ」

 

「いいのよ、絵を見て思うことなんて人それぞれでしょ」

 

「まあ、そうだな。んで、作曲のためになりそうなことはあったか?」

 

「うーん、まだないわね」

 

「えっ?マジで?」

 

「ええ」

 

「うーん、どこか行きたい場所ある?」

 

「特にないわね。ウォーターパークも途中でやめることになったし...」

 

「その件についてはマジですまん」

 

真姫のやつまだ引きずってたのかよ。まあ、完全に悪いのは俺だけど。

 

「仕方ない、プラネタリウムでも行こうか」

 

「いいけど」

 

「じゃあ早く行かないともう5時だし」

 

と俺は真姫の手を握って走り出した。

 

「ちょっ、手をつなぐ必要ないじゃない」

 

「こうでもしないと間に合わないだろ」

 

「ちゃんと走れるから」

 

「いいだろ、デートなんだし」

 

「デートじゃなーーい!」

 

そうして真姫の手を握ったまま駅まで走った。

 

「ふう、何とか乗れたな」

 

「何普通に話せると思ってるの?」

 

「えっ?」

 

「えっ?じゃないわよ。あんなに強く握って...」

 

「そんな強く握ってたか?」

 

「ええ」

 

「ごめんな」

 

「別にいいわよ。嬉しかったし」

 

「なんか言ったか?」

 

「別にいいわよって」

 

「それはよかった。おっ、そろそろ着くみたいだぞ」

 

「そうね」

 

「また走るからな」

 

「ヴェェ」

 

「女の子なんだからそんな声出すなよ」

 

「仕方ないでしょ、癖みたいなものなんだから」

 

「そうか、なら仕方ないな。着いたぞ。さあ、走ろうぜ」

 

「手は繋がないからね」

 

「じゃあちゃんとついてこいよ」

 

「もちろんよ」

 

それからプラネタリウムまで走り、定員ギリギリで入れた。

 

「よかった〜」

 

「そうね」

 

「じゃあ、楽しもうか」

 

「ええ」

 

それからは星座を見始めた。

 

「あれは?」

 

「そんなのも知らないの?牡羊座よ」

 

「はあ」

 

「私の太陽星座でもあるけどね。持ってる意味は「自分の手で世界を切り拓く」ね」

 

「そうか」

 

「義政は確かみずがめ座よね」

 

「ああ」

 

「持ってる意味は「新しいものを求め、創造する」ね」

 

「めっちゃ詳しいな。どこかで習ったのか」

 

「別に、本を読んでたら書いてあっただけ」

 

「よく覚えたな」

 

「まあね」

 

それから、真姫とたくさんの星座を見て、真姫からたくさんの星座の意味を教わった。あっという間に時間は過ぎ、気づいたら閉館時間になっていた。

 

帰りの電車にて、

 

「今日は楽しかったわ」

 

「それはよかったよ」

 

「まあ、ウォーターパークは残念だったけど」

 

「それは本当にごめんって」

 

「まあ、いいわよ。プラネタリウムすっごく楽しかったし」

 

「よかった〜」

 

「おかげで作曲に関してもそれなりのが浮かんだし」

 

「本当か?」

 

「ええ」

 

「よかった〜。マジで何もなかったらどうしようか迷ってたしな」

 

「そう。今度はμ'sメンバーで遊びに着たいわね」

 

「そうだな」

 

「あっ、もう着いたわ。じゃあね」

 

「送ってくよ」

 

「えっ?」

 

「こんな夜遅くに女の子を1人にするわけにも行かないしな」

 

「そう、ならお願いしようかしら」

 

となり、俺は真姫のことを真姫の家まで送ってくことになった。

 

「真姫はこのあと、どうするんだ?」

 

「家で?」

 

「ああ」

 

「そうね、勉強したあと作曲かしら」

 

「マジか、すごい大変だな」

 

「まあ、μ'sの練習後もこんな感じだし慣れたわ」

 

「それになれるのがすごいと思うよ」

 

「そういう義政は何やるのよ?」

 

「俺はとりあえず宿題かな」

 

「そういえば終わってないって言ってたわね。あとどのくらい残ってるの?」

 

「あとは自由研究だな」

 

「そう。それって今日の夜に出来ることなの?」

 

「いや、多分無理」

 

「じゃあどうするの?」

 

「明日の練習後とか使うよ」

 

「それならいいんだけど。今日無理させちゃった?」

 

「全然無理してないよ」

 

「よかった〜」

 

「おっ、着いたな。いつ見てもすごい大きいな」

 

「そう?」

 

「ああ」

 

「じゃあそういうことにしとくわ。また明日ね」

 

「おう、また明日」

 

と俺は家に帰った。

 

翌日俺は夏休みの恒例となったμ'sの練習に来ていた。いつも通りの練習が終わると、真姫が

 

「昨日はありがとう。義政。またデート行きましょ」

 

と言ってきた。てか、最後デートって...

 

その後俺がどうなったかはお察しだろう。

 




完全オリジナル回を作るのは疲れますね。

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