ラブライブ!彼女のために何ができるか   作:パンナコッタ吹雪

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楽しんでいってください


作曲をしてもらえ!

どうやら穂乃果が作曲を頼もうとしていた相手は西木野だった。

 

「やっぱりピアノ上手いね」

 

「ヴェェ」

 

「今日はお願いがあるの」

 

「何ですか?」

 

「えっーと、あなた「西木野だ」西木野さん。私たちの曲を作曲してくれないかな?」

 

「お断りします」

 

「お願い!あなたに作曲してもらいたいの」

 

「お断りします」

 

「歌うだけで作曲とかは」

 

「やりたくないんです。失礼します」

 

と西木野は出ていった。

 

「穂乃果、どうするんだ?」

 

「やってもらいたいんだ」

 

「でも断られただろ」

 

「今度また頼んでみるよ。あと、なんで西木野さんのこと知ってたの?」

 

「まえ、ここで会って名前を教えてもらったからだよ」

 

「なんだ〜、義政くんがナンパでもしたのかと思っちゃったよ」

 

「おい、流石に怒るぞ」

 

「ごめんね〜」

 

作曲は西木野には断られたがどうやら穂乃果も諦める気はないようだな。

 

「それよりも練習やらないのか?」

 

「あ〜、忘れてたぁー」

 

「マジかよ...」

 

穂乃果は全力で教室へと走っていった。俺もいかないと…

 

教室についてから練習場所を探すことになった。最初はグラウンドに行ったが

 

「はっはっはっは」

 

「ボールそっち行ったよー」

 

と陸上部などが練習をしており

 

「うーん、ここだと邪魔になりそうだよね」

 

「違う場所行こうか」

 

となった。次に体育館に来たが

 

「トース!」

 

「そこシュート!」

 

とバレーボール部や、バスケ部がいたため

 

「あぁ〜、ここも全部使ってるぅ〜」

 

「しょうがないよ。他のところ行ってみよ?」

 

となった。それよりも俺のセリフがない気がする。次に空き教室に行ったが

 

「んぐーんぎー」

 

「鍵かかってる...」

 

「空き教室は使えないんですね」

 

「職員室に行って先生に空き教室の鍵貸して貰おう!」

 

そうして、職員室に行った。

 

「空き教室を?何に使うんだ?」

 

「スクールアイドルの練習に・・・」

 

穂乃果が答えると山田先生が後ろにいた俺たちをみて笑った。

 

「お前らがアイドル?くふっ」

 

「鼻で笑った!?」

 

「まあ、部活でもないのに、生徒に空き教室を使わせる訳にはいがないんだ。すまないな」

 

「そうなんですか。ありがとうございます。失礼しました」

 

職員室をでて

 

「じゃあどこでやる?」

 

「他に見てないところは…」

 

「屋上とかか?」

 

「それだよ!」

 

そうして屋上にいき

 

「あれ?屋上ってこんな感じだったけ?」

 

「そうですよ」

 

「日陰もないし、雨が降ったら使えないけど、贅沢は言ってられないよね...」

 

「うん、でも、ここなら音とか気にしなくてもよさそうだね」

 

「そうだな。広さも充分だし練習するのになら問題はないだろ」

 

「うん、じゃあさっそく歌の練習を・・・

 

まだ決まってないんだ...」

 

「仕方ない、今日は体力をつける練習するしかないだろ」

 

「そうですね」

 

「んじゃ、海未。練習メニューあるんだろ。さっそくやろうぜ」

 

「ええ。さっそく神田明神に行きましょ」

 

「なんで?」

 

「もちろん、階段ダッシュするためです」

 

「・・・マジ?」

 

「マジです」

 

「俺、生徒会が...」

 

「記念すべき練習1日目に休むのですか?」

 

「そうだよ、義政くん」

 

くそ、ほのうみが手を組みやがった。てか、穂乃果は俺を道連れにしたいだけだろうし。ことりは

 

「義政くん。一緒に練習してくれないの?」

 

「よし、すぐ行こう!」

 

となり、俺たちは神田明神に向かった。神田明神につき、向かったのは神田明神の正面ではなく、男坂だった。てか、この急な階段をダッシュするの?俺、2回目突入できないよ。

 

「では、この階段を走って昇り降りしますよ。最初は私と穂乃果でやるので、タイムの測定お願いしますね」

 

「うん」

 

「ことり、スタートの合図を」

 

「じゃあ、いくよ。よーいドン」

 

ことりの合図とともに2人が勢いよく走り出した。2人ともスピードは階段を降りるまでは一緒だったのだが、昇り入ると穂乃果の遅れが目立ち始めた。海未のペースはほとんど一緒だったものの、穂乃果がゴールしたのは海未から30秒ほど遅れてだった。

 

「やはり、穂乃果は体力が不足してますね」

 

「そうだな。海未は余裕だったか?」

 

「いえ、流石に疲れますよ。もう一度走ったらさっきと同じタイムでは無理でしょう」

 

「そういうものか。そろそろ俺とことりの番だな。タイムよろしく」

 

「ええ。では、始めますよ。スタート」

 

海未の声を聞き、俺とことりが同時に駆け出した。男子と女子という差もあるのか、少しずつ俺とことりの距離は離れていった。何故か俺が遅れているという形で...そして俺はことりに遅れて10秒ほどでゴールした。

 

「義政くん、私より遅いよ〜」

 

と穂乃果が茶化してきた。

 

「ハアハア、うるせーよ穂乃果。」

 

「義政、流石に遅すぎませんか?」

 

「それについては何も言い返せない...」

 

「義政くん、体調悪いの?家で休んでた方がいいんじゃ?」

 

ことりが優しすぎて泣いてしまいそうだ。

 

「大丈夫だ。ただひたすらに体力がないだけだから」

 

「だったらいいんだけど」

 

「ちょっと、水飲んでくる」

 

やばい。俺ってここまで体力ないのか...まあ、考えてみれば当然か。高校に行ってから、体育ぐらいしか運動してないし。とりあえず体力つけないとな。

 

それから1時間ほど休憩を挟みながら階段ダッシュを繰り返し今日は解散となった。

 

翌日の朝、穂乃果が西木野のことを屋上に呼び出した。

 

「お願い、私たちの曲を作曲して!」

 

「お断りします」

 

うーん、これは厳しいんじゃないか?そう思ってると、扉が開き絵里先輩がきた。

 

「ねえ、ちょっといいかしら?」

 

「生徒会長...」

 

「スクールアイドルやっても結局ダメだったとなれば却って逆効果。私も学校消えてほしくないから」

 

穂乃果が言い返せないでいると西木野と絵里先輩は去っていった。

 

それから、そのことをことりと海未に話すと海未が

 

「作曲をしてもらえないのであれば、他のスクールアイドルの曲を使うことも視野にいれないといけませんね」

 

「そうだな。って、穂乃果は?」

 

「まえ、置いたグループ名募集箱見に行ったよ」

 

そんなことを話してると

 

「入ってたよー!」

 

と穂乃果が走ってきた。

 

「入ってた?」

 

「ホント?」

 

「あったよぉー!1枚!」

 

たった1枚。だけど、その1枚は俺たちにとってかけがえのないものだろう。そもそも見向きされない可能性だってあったのだから。

 

穂乃果が紙を広げてみようとする。そこに俺とことりと海未が駆け寄る。

 

「・・・ユーズ?」

 

その紙にはμ'sと書かれていた。

 

「たぶんμ's(ミューズ)ってじゃないかと」

 

「ああ、石鹸?」

 

「・・・違います」

 

おい穂乃果。なぜスクールアイドルの名前を決めるのに石鹸がでてくる。

 

「違います...」

 

「恐らく、ギリシャ神話にでてくる女神から付けたのだと思います」

 

確かに海未の言う通りだ。だけどμ'sって9人の女神のことを表してたような気がするんだが。俺の考えすぎかな。

 

「いいと思う。私は好きだな!」

 

ことりにも好感触のようだ。これはグループ名はμ'sで決まりかな。

 

「・・・μ's。うん!今日から私たちはμ'sだ!」

 

穂乃果も決めたようだ。俺はもちろん、海未にも異論はないようだしグループ名はμ'sで決定だろう。

 

放課後、俺と穂乃果は音楽室に向かっていた。

 

side真姫

 

音楽室でピアノを弾くのが日課になってきた。ここでピアノを弾いていれば、義政が来てくれる気がするから。ピアノを弾き終わると

 

「「パチパチパチ」」

 

と拍手の音が聞こえた。音の聞こえた方を見てみると

 

「ヴェェ」

 

と声を出してしまった。仕方ないだろう。また、あの先輩が来たのだから。義政と一緒に。

 

「しつこいですね」

 

「そうなんだよねぇ、海未ちゃんにいつも怒られるんだー」

 

皮肉のつもりで言ったのに、全く効果がないみたい。それよりも義政が私の言ったことに共感してるのかものすごく頷いてるんだけど。

 

「私、ああいう曲一切聴かないから、聴くのはクラシックとか、ジャズとか」

 

「・・・へぇー、どうして?」

 

「軽いからよ!何か薄っぺらくて、ただ遊んでるみたいで」

 

「そうだよねぇー」

 

私は予想にもしなかったその返答に戸惑った。

 

「え?」

 

「私もそう思ってたんだ。何かこう、お祭りみたいにパァーっと盛り上がって、楽しく歌っていればいいのかなって。・・・でもね、結構大変なの」

 

意味が分からなかった。ただひたすら楽しそうに歌ってることの何が大変なのか

 

「西木野、腕立てできるか?」

 

義政が聞いてきた。

 

「はぁ?」

 

「できないんだ〜」

 

何よこの先輩。ムカつくわね。

 

「うぇ、できますよそのくらい!」

 

とブレザーを脱ぎ腕立てを始め

 

「1、2、3…、これでいいんでしょう!?」

 

「おぉーすごい!私よりできてる!」

 

「当たり前よ、私はこう見えても」

 

「ねえ、それで笑ってみて」

 

「なんで?」

 

「いいから!」

 

なんで笑わないといけないのだろうか?疑問に思ったが、この先輩のことだし、笑わないと引いてくれなさそうだったので笑ってみた。すると

 

「うぅ、うう」

 

何故か先程まで楽に出来ていた腕立てが厳しい。

 

「ね?アイドルって大変でしょ?」

 

「どういうことよ?」

 

「はい、歌詞。1度読んでみてよ」

 

「・・・だから私は」

 

「読むだけならいいでしょ。今度聞きに来るから。その時、ダメって言われたら、すっぱり諦める」

 

「答えが変わることはないと思いますけど...」

 

「だったらそれでもいい。そしたら、また歌を聴かせてよ」

 

「え?」

 

いま、なんて言った?また歌を聴かせて?

 

「私、西木野さんの歌声大好きなんだ!あの歌とピアノを聴いて感動したから、作曲、お願いしたいなーって思ったんだ!」

 

お世辞で言ってるのだろうと疑ってしまいそうになる。でも、この先輩は本当に思ったことを言っているのだろう。今までの先輩の行動がそれを確信づける。

 

「じゃあ、考えてみてね。それじゃ!」

 

といって先輩は出ていった。

 

sideout

 

西木野に穂乃果が穂乃果らしい言葉をいって音楽室から出ていった。俺も一言だけ言っておくか。

 

「あー、西木野」

 

「な、なんですか?」

 

「作曲するかしないかの前に、朝か夕方、神田明神で穂乃果たちが練習してるから見に来てくれ。きっと何か思うことがあると思うから」

 

と言って、俺も音楽室を出た。その後、神田明神で練習をして解散となった。練習中に悲鳴が聞こえた気がするけど気のせいだよな。




アニメ2話終了!と言いたいが、まだCD貰ってない...
なので次話はアニメ2話のCD貰うところからです。

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