禍の団の二天龍たち   作:大枝豆もやし

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第60話

『リアスさまの戦車一名がリタイアしました』

 

 リアスの陣営に続く道。そこでイッセーは戦闘を行っていた。

 彼の役目はリアスの護衛。リアスの陣地に入ろうとする敵を雷で狙撃していた。

 

「…小猫め。先走りすぎて敵の罠にかかったな」

 

 先刻の放送を思い出してイッセーは顔をしかめた。

 本来ならば小猫は前回同様朱乃と共に行動するはずなのだが、敵の襲撃によってはぐれてしまった。

 イッセーはすぐ戻るよう命令したが小猫はそれを無視。勝手にディオドラに突撃した。

 その結果がこれだ。後でたっぷり叱っておかなければ。

 

「いたぞ!あいつが毒殺のイッセーだ!」

「囲め!奴だけはなんとしてでも仕留めるんだ!」

 

 銃で牽制しながら囲もうとするディオドラの眷属たち。

 まるで訓練された兵隊のように陣形を変え、あっという間にイッセーを囲む。しかも味方の銃弾が当たらない位置にだ。

 

「……くそ、面倒だね」

 

 銃弾を磁力で弾きながらイッセーはめんどくさそうな顔をする。

 ただの銃弾ならそれほど怖くない。金属ならば磁力の壁で無効化出来るからだ。

 しかし目の前の兵士たちは違う。どうやら磁力を使うことがバレているらしく、銃弾の中には磁力が効かないものがある。

 しかも全部ではなく一部だけ当たりが入っているのが面倒だ。あたりの銃弾かそうでないのかの見極めが困難でかなり手こずっている。

 サガンの力を使って守るのもいいが、どうやらそれも対策をしているらしい。弾幕の中には対腐食用の物まで混じっている。

 

 イッセーの眼前に閃光弾が投げられる。

 ディオドラ達のように特殊なサングラスがなくては防ぐことが出来ない代物。目を瞑っても防くことが出来ない。

 

 しかし、対策はしっかりと行っている。

 

強制交換(とりかえっこ)

 

 盗みの魔神、シャックスの権能によってサングラスと閃光弾を強制的に交換する。これによってサングラスを奪い、同時に兵士の目を潰した。

 

 兵士たちが怯んでいる間にマルコシアスの力で加速。兵士たちに接近し、服をつかみ……

 

「縛衣!」

「え…ええぇぇぇぇえ!!?」

 

 イッセーは聖女たちを脱がし、彼女たちの服で拘束した。

 コートだけでなく下着まで使った拘束。多重に結ばれたソレは聖女を拘束した。

 ……倫理観を無視すればなかなかいい手だ。

 

「…‥服の有無は戦闘において大きな影響が生まれる」

「強引に論点をズラそうとしてるぞ!」

「都合の悪いことは無視か!?」

 

 イッセーは半裸になった聖女たちを無視して話を続けた。

 

「某大学でレスリング部と柔道部が対戦した。道着を試着した際は柔道部の圧勝、レオタード試着の際はレスリング部の圧勝という結果が出た。

 つまり服の有無は‥…あべし!」

「うっさい変態! 今更インテリぶったって無駄よ!」

「外国の大学飛び級したから何!?それだけで女を裸にしていいと思ってんの!?」

「どうせ勉強しかできないア○ペ野郎なんでしょ!?」

 

 ボロクソに言われるイッセーくん。まあ、女性を脱がして乳房を堪能しようとしているのだからこれだけ言われても仕方がない。

 

「うっせえ!これしか方法なかったんだよ!」

 

 銃を奪ってそれを乱射。全員に当てることでリタイアさせた。

 

『(……女を脱がせて胸を堪能した後、悪く言われて激昂する。……最低だな)』

「(人聞きの悪いこと言うなよドライグ!)」

 

 もう二度と女性に縛衣をしないとここに誓うイッセーだった。




原作ではアレだったけど、こういった流れになるのが自然じゃね?
有効性も話しましたし、服も破いてませんが、やっぱり許されませんね。
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