学園デュエル・マスターズ WildCards【完結】   作:タク@DMP

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Ace6話:水晶事変─DG

――ブランとロードのデュエル。

 夜の湖を背景に浮かび上がるシールド。

 そして、妖しい煌きを止め止めなく放ち続ける水晶。

 見るだけで、頭がくらくらしてくる。

 しかし、それだけではない。

 親友のロードを、何が何でも止めなければならないという思いが――彼女を強く進ませた。

 

「……ロード、デュエマやってたんデスね……!」

「ああ。今や……デュエマは世界に広がったカードゲームだからね」

 

 彼は軽薄そうに笑った。

 いつもと変わらない表情。だが、今の彼からはそれ以上に底知れないものを感じた。

 帽子を深く被り、彼女は叫ぶ。彼のペースにだけは呑まれないために。

 

「ロード。私は、この事件の犯人である以上……此処から先は――私の迷宮が通しまセン!!」

「はっ。その語り口……気に入ってるのかなあ? まあ良いさ。DGには、通用しない」

「……!」

 

 今、目の前に居るのは親友ではない。敵だ。

 だからこそ――ブランは、彼から目を反らした。

 油断も、容赦も出来ない。

 あの怪物は、間違いなくアルカクラウン――いや、それ以上に凄まじい曰く付きの代物に違いないのだ。

 

「僕のターン。2マナをタップだ。まずは君からだよ。《一番隊 クリスタ》を召喚」

「私のターン、デス! 2マナで、こっちも《一番隊 クリスタ》召喚!」

 

 互いに、応酬の如く2コストクリーチャーをぶつけ合う。

 使用デッキは互いにメタリカ。

 初動のカードも全く同じだ。

 

「そっちもメタリカか。やはり、根っこの部分では僕たちは似てるって事かなあ」

「……ロード」

 

 ブランは不愉快そうな表情を浮かべた。

 知っていて、わざと挑発している節のある彼に。

 

「3マナをタップ。それじゃあ《龍装者 バーナイン》を召喚だ。その効果で1枚ドロー」

 

 メタリカが出る度にドローする《バーナイン》。

 継続的な補給路として、機能し続けるこのクリーチャーを除去しなければ、延々とカードを引かれ続ける。

 

「なら、こっちも《龍装者 バーナイン》召喚デス! 1枚ドローデス!」

 

 肩をすくめると、ロードはカードを引く。

 

「おやおや、此処まで互いの行動はほぼ同じか」

 

 しかし、彼の手には禍々しく光る宝石の数々。

 純白の正義に輝くブランの宝石達とは、あまりにも対照的過ぎた。

 

「僕のターン。1コスト軽減、2マナで《奇石 マクーロ》召喚」

「そのカードは……!」

「その効果で、山札の上から3枚を表向きにして、その中からメタリカか呪文を1枚選んで手札に加える。加えるのは《赤攻銀 マルハヴァン》」

「!」

 

 現れたのは黒い鉱石の身体のメタリカ。

 あまりにも禍々しい造形に、ブランは慄く。

 何かが、おかしい。自分の知っているメタリカとは明らかに違う彼のデッキのクリーチャーに不気味さを感じた。

 

「《クリスタ》でコストを1軽減。そして、場にコスト3以下のクリーチャーが2体居るから、合計コスト3軽減!!」

 

 光が迸った。

 

 

 

「現れろ――《赤攻銀 マルハヴァン》召喚!!」

 

 

 

 現れたのは、全身を白い外骨格に身を包み、鋭い鍵爪をギラつかせた銀人。

 胸の赤い宝石が野望の赤に煌いた。

 

「《マルハヴァン》は、場のコスト3以下のクリーチャーの数だけ、コストが軽減される。そして、場のコスト4以上のクリーチャーが場を離れる時、場のコスト3以下のクリーチャーを身代わりに破壊出来るんだ」

「身代わり……!?」

「これで、僕はターンエンドだよ。さあ、如何する? ブラン。君は、僕をどうやって裁くんだい?」

「……探偵に、そんな権利は無いデス」

 

 カードを引くとブランは叫んだ。

 

「迷走してでも悩み抜いて迷宮を突破する……探偵は、そこにある真実を見つけるだけデス! 3マナで《奇石 クローツ》召喚! その効果でシールドを山札の上から1枚追加しマス! 《バーナイン》の効果で1枚ドローデス!」

 

 これで、シールドは6枚。

 ロードを上回った。クリーチャーの数を一挙に逆転させるべく、彼女は勝負に出る。

 

「そして1マナで《クリスタ》を召喚しマス! そして、《バーナイン》の効果で1枚ドローデス! これで私の場にある光のクリーチャーは合計で4枚!」

「……? 何をするつもりなんだい?」

「行きマスよ、ロード! 貴方の企み、此処で全て暴きマス!」

 

 光が降り注いだ。

 そして、ブランの場のクリーチャーが次々にタップされていく。

 天に浮かぶのは祝福の光。

 

「コストを支払う代わりに、場の光のクリーチャーを4体タップして、《エメスレム・ルミナリエ》を唱えマス!」

「……!」

「さあ、出てきなサイ! 私の切札!」

 

 色とりどりの宝石の煌きが、漆黒の王を呼び覚ます儀式を開始する。

 刻まれるのは、MASTERの紋章。

 そして、水晶宮から姿を現したのは――

 

 

 

 

「この瞳は、遍くAnswerを見通す! 漆黒にして絶対の正義(Justice)

降臨(Advent)、《オヴ・シディア》!」

 

 

 

 

 断罪の雷鳴と共に、光の王が姿を現した。

 全てを見通す隻眼が、ロードを睨みつける。

 だが、それだけでは終わらない。滴り落ちる雫が、次々と鉱石の番人を生み出していく。

 

「黒曜石の王……! 良いね、良いよブラン! その正義を僕にもっと見せてくれ!」

「《オヴ・シディア》の効果発動! 相手の場のクリーチャーの数だけ、山札を表向きにし、その中からコスト6以下のメタリカを全てバトルゾーンに出しマス! 出てきなサイ、迷宮の番人達!」

 

 湧き出る銀人、そしてゴーレム達。

 ロードの場にあるクリーチャーは4体。

 捲られた山札のカードは4枚だ。

 

「出すのは、《星の輝き 翔天》、《正義の煌き オーリリア》、《戦の傾き 護法》、《奇石タスリク》デス!」

「……へえ。そんなにクリーチャーを出してくるとは……だけど、僕の場には《マルハヴァン》が居る。《翔天》で攻撃したら、ブロッカーのこいつで返り討ちだ」

「それだけじゃないデスよ! 《クリスタ》2体で2コスト軽減、1マナで《緑知銀 フェイウォン》を召喚! そして、その効果で《翔天》をタップ! これで準備は整いマシタ! ターンエンド!」

「……これは」

「見せてあげマス、ロード! これが私たちの大迷宮! 相手のターンの始めに《翔天》がタップされているので、手札からコスト8以下の光のクリーチャーをタップして場に出しマス!」

 

 現れるのは最強の迷宮の番人。

 稲光が何重にも迸り、地面を穿つ。

 宝石の煌きが、彼女を守るように――浮かび上がった。

 

 

 

 

「導き出せ、一筋のAnswer! 迷宮の中にある唯一つの真実を示す時!

召喚(Summon,this)、《大迷宮亀 ワンダータートル》!」

 

 

 

 

 宝石の大迷宮を背中に背負った巨大な大亀。

 それが虚空に突如現れ、結晶の迷宮を展開させていく。

 

『さあ、探偵!! 我らが迷宮で、奴を追い詰めるぞ!』

「了解デス! 《ワンダータートル》のラビリンス効果で、次の自分のターンまで自分のクリーチャーはバトルゾーンを離れないのデス!」

「……探偵なのに、迷宮か。ふふっ、お茶目さんだねえブラン……その様子じゃあ日本でも大した事件は解決出来て無いんじゃないのかい?」

 

 ブランは唇を噛み締めた。

 侮られている。それが、とても悔しかった。

 

「……うるさいよ、ロード」

 

 最早、その口調を通す必要は無かった。

 心の底から彼を軽蔑するように、睨む。

 

「怒るなよ。弱そうに見える」

「……うるさいよ! だったら、この迷宮を突破してみたら良い! 言っておくけど、ロードは次のターン、攻撃しなかったらクリーチャーを全員タップされる。だけど、攻撃したら《翔天》の攻撃誘導で《ワンダータートル》に攻撃しないといけない。そして――何より、《ワンダータートル》がバトルに勝ったら、またクリーチャーが増える。まさに、文字通りの迷宮入りなんだから!」

「それはどうかな?」

 

 彼は言い切った。

 

「この程度で迷宮だなんて……たかが知れてるよ。そんなものは、裁きの前では無力だ。最も、裁くのは僕じゃないが」

 

 迷宮の水晶が凍てつく。

 その上に更に上書きされるが如く。

 凍り付くようにして侵食されていく――

 

「裁くのは……DGだ」

 

 究極の生命体を意味する二文字。

 どくん、どくん、と鼓動が聞こえてくる。

 水晶が、集っていく。

 迷宮の壁を突き破り――それは、天高く浮き上がり、顕現した。

 

 

 

 

「我、クォーツァイトの名の下に銘ず――《DG ~ヒトノ造リシモノ~》」

 

 

それは、確かに息吹いていた。

 鼓動を脈打たせていた。

 一見すれば水晶の塊。

 しかし、その中心に確かに透き通った球体の眼が見える。

 まるで、獣のような鋭い細い光彩が見える。

 

「これが……DG!?」

『メタリカ……! しかし、何だあの身体は……!』

「天秤に掛けろDG。今こそ、裁きの刻だ」

 

 次の瞬間だった。

 DGから一閃が放たれた。

 それが――ブラン、そしてロードのシールドを同時に貫く。

 

「っ……!!」

「DGは公平な裁きを与える。場に出た時に互いのシールドをブレイクするんだ」

「何デスって……!?」

「じゃあ、僕から行くよ。S・トリガー、《ルクショップ・チェサイズ》。その効果で、僕は山札の上から2枚を見て、その中から1枚を手札に、1枚をシールドに加える。そっちは?」

「……トリガー無し、デス」

「そして、僕はこのままターンを終える。その終わりに、《ワンダータートル》の効果で僕のクリーチャーは全てタップされる、だったよね?」

「……そ、そうデス! 全員タップデスよ!」

 

 咆哮する迷宮の番人。

 それによって、ロードのクリーチャーは全てその身を無防備に晒す事となる。

 しかし――

 

「そして、《DG》がタップされた時の効果発動。もう1度、互いのシールドをブレイクするよ」

「えっ……!? タップされた時もデスか!?」

 

 またまた、こちらにトリガーは無い。

 しかし、砕かれたロードのシールドは再び収束していた。

 思い返せば、あれは、さっき追加されたシールドだ。

 

「ごめんね、ブラン。もう1つ言い忘れてたよ。《DG》の効果で僕のメタリカは全てS・トリガーを得るんだ」

「し、S・トリガー!?」

「そうだよ。発動、S・トリガー!!」

 

 砕かれたシールドは、次第に破片が集合していく。

 そして、そこから巨大な一つの瞳が妖しく、赤く光った。

 

 

 

「色彩を失いし隻眼の王。傀儡と成り果てた正義に何を問う――《オヴ・シディアDG》!!」

 

 

 

 それは、確かに光の王、オブ・シディアであった。

 しかし、色褪せ、更に水晶が周囲に纏わりついており、両手には龍の如き首が憑りつき、触手が伸びている。

 その隻眼から意思というものは既に抜けており、まさしく死体、という言葉が相応しい。

 最早、そこに黒曜石の王の威厳も意思も存在しない。

 只、究極の生命体、DGにその力を貢ぎ続けるのみ。

 

「《オヴ・シディア》……!? これが!?」

「ふふふっ。美しいだろう? これが、隻眼の王の成れの果てだ。さあ、僕はこれでターンを終えるよ。だけど、君のターンの始めに、《オヴ・シディアDG》の効果発動」

 

 覇気無き隻眼が妖しく光る。

 そして、再びロードのシールドが砕け飛んだ。

 

「まず、僕のシールドをブレイクする。もちろん、《ヒトノ造リシモノ》が居るから、メタリカはS・トリガーになってるよ。まあ、何が来るか……それは僕にも分からない訳だけど……」

 

 シールドは再び収束した。

 そして――

 

「――来た。S・トリガー、《DNA・スパーク》! 君のクリーチャーには全員、タップして貰うよ!」

「えっ……!? 今アンタップしたばかりなのに!?」

 

 眩い閃光がその場を包んだ。

 次の瞬間、ブランのクリーチャーは全て地平に伏していく。

 もう、このターンに動ける者は居ない。

 

「そして、その後。《オヴ・シディアDG》の効果で僕のシールドを2枚追加する。ごめんね、ブラン。僕の方がシールド枚数上回っちゃったみたいだ」

「っ……そ、そんな……!」

 

 ブランは、狼狽した。

 場数はこちらが勝っているはずだ。

 それなのに――

 

『何じゃ、あれは……! 一体……! DGとは、あれ程までに底知れない存在なのか!?』

「……!」

 

 ワンダータートルの声が震えている。

 ブランの首筋にも冷や汗が伝った。

 

「流石に、手の打ちようがないんじゃないかな、ブラン」

 

 冷淡に言い放つロード。

 しかし。

 

「……本当に、そう思ってる?」

「……何?」

「《クリスタ》2体でコストを2軽減!」

 

 それは言うなれば、太陽の輝き。

 それが、彼女を背後から照らした。

 

 

 

「輝け真実! 我が道を照らす、一筋の光となれ!

《太陽の使い 琉瑠》!」

 

 

 

 現れたのは、太陽の化身。 

 それが、まるで聖母の如き加護をブランのクリーチャー達に与える。

 柔らかく、温かい光が包み込んだ。

 

「わあ、まだやるんだ」

「ちょっと、怒ったよ、ロード」

「ふふっ。昔からそうだったね、ブラン。怒ったら、そうやってちゃんとはっきり言ってくれたね」

「ロード! 言っておくけど、まだ、何も終わってない! シールドの数で勝ってるからって、勝った気にならないで!! 貴方のターンの始めに《翔天》の効果で手札からコスト8以下の光のクリーチャー、《鬼の轟き 参角》をタップしてバトルゾーンに!」

 

 巨大な水晶で出来た鬼のゴーレムが姿を現す。

 

「……ロード。お願い。正気に戻って!! ロードがやろうとしてることは、とても危ない事だよ!? ワンダータートルも、そのクリーチャーが危険だって言ってる!! そうじゃなくても、人類を裁くなんて――」

「……僕のターン」

 

 突き放すように、聞く耳を持たないと言わんばかりに彼はカードを引いた。

 

「じゃあ、そろそろ終審としよう。《Dの天牢 ジェイルハウスロック》を展開!!」

 

 次の瞬間、迷宮の周囲に籠のような牢獄が展開された。

 

「《ジェイルハウスロック》の効果……それは、僕のクリーチャーが攻撃するとき、相手のクリーチャーをタップするというものだ」

「っ……!!」

「まずは、《オヴ・シディアDG》で厄介な《ワンダータートル》を攻撃しようかな! 最も……《オヴ・シディアDG》のラビリンス効果で、僕のメタリカは全てパワーが+5000されているけどね! 今のこいつのパワーは、17000だ! そして、《ジェイルハウスロック》の効果で、《琉瑠》をタップ」

「《琉瑠》の効果で、私のタップされたクリーチャーは破壊されない!」

「へえ。それは厄介だね」

 

 《オヴ・シディアDG》の触手がワンダータートル目掛けて放たれる。

 しかし。それを太陽の加護が弾いた。

 

『DGの力でさえも……太陽の加護の前では無力! 全てを白日の下に晒すのみじゃ!』

「……いいや、無駄な事だよ。無力なのはそっちさ」

 

 言ったロードは《ジェイルハウスロック》に手を掛けた。

 

「僕のターンの終わりに、《Dの天牢 ジェイルハウスロック》の(デンジャラ)・スイッチを起動」

「……D・スイッチ……!?」

「教えてあげるよ。このD2フィールドの力、裁きの牢獄の力を!!」

 

 次の瞬間、天の牢獄がひっくり返る。

 同時に、ブランの場のクリーチャーが全て檻に包まれて、光となって消えていく。

 

「効果発動――相手のタップしているクリーチャーを全て、表向きのまま1枚に重ねて、相手のシールドゾーンに封じる!」

「えっ……!?」

 

 収監。その言葉がお似合いだった。

 ブランのクリーチャーは、全てまとめてシールドという牢獄に封じ込められていく。

 

『た、探偵――!!』

「《ワンダータートル》!!」

 

 その声は、もう届かない。

 ブランの場に、もう守るクリーチャーは居ない。

 

「そ、そんな……! 私のターン……!」

「《オヴ・シディアDG》の効果で僕のシールドをブレイク。……ふむ、《緑知銀サモハン》を出す。そして、シールドを2枚追加」

「私のターン……《オーリリア》を召喚して……ターンエンド……!」

 

 もう、これ以上出来る事も無い。

 悍ましい、DGの光の前に、ブランの希望も潰えようとしていた。

 

「うんうん、コスト軽減してくれる《クリスタ》も、手札補充してくれる《バーナイン》も、まして切札の《オヴ・シディア》も《ワンダータートル》も居ないんだ。諦めたまえ」

「……諦めない……!! まだ、シールド・トリガーがある……!!」

「そうかい。それじゃあ、《オヴ・シディアDG》でシールドをT・ブレイク」

 

 一瞬で、ブランのシールドが3枚、巨大な触手によって叩き割られた。

 しかし。

 

「そんな顔するなよ、ブラン。シャーロック・ホームズが事件を解決するとき、諦めた事が1回でもあったかい?」

「……無い」

「その通り。まだ、トリガーがあるかもしれないじゃないか。《クリスタ》でシールドをブレイク」

 

 しかし。

 砕けたシールドは、そのまま手札に向かうだけだった。

 トリガーは無い。

 残るは、クリーチャー達が束ねられたシールドだけだ。

 

「バイバイ、ブラン。残念だったね。君のデッキは、君を裏切ったんだ」

「……ロード……!」

「《DG》で攻撃。その時、タップされたので互いのシールドをブレイクする」

 

 砕け散るシールド。

 沢山のカードが飛び散り、地面に散らばった。

 ブランは膝をついた。

 しかし。

 

「まだ終わってない。攻撃が届く前にシールドが消えた――つまり、ダイレクトアタックが成立する」

「――!」

「じゃあね、ブラン。楽しかったよ」

 

 彼は微笑んだ。

 在りし日と全く変わらない笑顔で――

 

 

 

 

 

「――《DG ~ヒトノ造リシモノ~》で、ダイレクトアタック」

 

 

 

 

 閃光が、視界を覆いつくす。

 何も、見えないほどに眩しくて――目を瞑る間も無かった。

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