学園デュエル・マスターズ WildCards【完結】   作:タク@DMP

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第六章:デュエル・マスターズ消滅編
GR1話:取り残された少年──ジャメヴ


 ──ジャメヴ、という言葉を知っている人は居るだろうか。これはあくまでも俺、白銀耀という「ごく普通」の高校生の経験則でしかないのだが、例えば家具の位置が変わっている……ような気がしたり、通学路の光景が少し違って見えている……ような気がしたり。

 つまりは既視感の逆、未視感である。

 大抵それは唯の思い過ごしだが、何か重大な病気の前触れの時もあるらしい。

 これは2月も終わろうとしている、ある日の事。

 この日の俺は、連日徹夜して部室に立てこもり、戦艦のプラモデルを作っているウマシカもとい火廣金に好い加減お灸を据えてやろうと、珍しく朝から部室に足を運ぶべく少し急ぎ気味に家を出ていた。

 しかし、この日のジャメヴとやらは取り分けて酷かった。通学路を歩いていると見た事のない顔で同じ制服の生徒が散見されたり、見た事のない置き物が散見されたり……等々。

 

「何だコレ?」

 

 背伸びしてみてみたが、趣味の悪い30cm程の大きさの人形だ。

 目玉と鍵爪のついたヒトガタの怪物。

 誰がこんなものを置いたのだろう。

 

「なあチョートッQ、これ何だと思う?」

 

 ……。

 あれ? 何も返事が返って来ない。

 今日は寝てるのだろうか。俺が何かしゃべっても出てこないのは珍しい。

 

「……しゃーねえな」

 

 特に気にも留めないことにした。 

 チョートッQからの返事が返って来ないのも、何なら俺が感じている違和感も、きっと気の所為なのだろう。

 そう思っていた。

 そう思っていたかった。

 部室に足を踏み入れた所──

 

 

 

 ──その部室が、跡形も無くなっていたのである。

 

 

 

 ※※※

 

 

 

「……? ちょっと待て」

 

 

 

 ようやく己の身に降りかかった不条理に物申す。

 おかしいと思ったのは、そもそも部室に鍵が掛かっていなかったことである。だから乱暴に戸を開けたのだが、中はもぬけの殻。

 何だこれは。何なんだこれは。

 普段ならばカードをしこたま詰め込んだストレージボックスやブランの推理小説が詰まった本棚に、紫月が好きなスイーツが沢山入った冷蔵庫。

 そして何より火廣金が部外者に絶対触らせたくないであろう大量のプラモデルの数々がごっそり消えているのである。

 部屋を間違えた? いや、そんな事はない。

 俺は、単に部屋の中のものを全部撤去されたのかと思った。

 しかし──出来ない。出来る訳が無い。

 生徒会はブランの尽力によって弱みを握られているので、部室に手出し出来るわけがない。

 しかも此処は空き教室。誰も大して使いやしないので、そのままになっていたのだ。

 それに、一つだけ気に掛かることがある。

 

 

 

 一晩中部室に居たはずの火廣金は何処に行った?

 

 

 

 スマホで彼の電話番号に掛ける。

 しかし──反応が無い。

 ツー、ツー、と無機質な音が響いた後、

 

 

 

「おかけになった電話番号は現在お取り扱いしておりません」

 

 

 

 機械的な音声が流れたのだった。

 

「……こ、こんな事ってあるのか」

 

 頬に嫌なぶつぶつが出来るような感覚。

 何か、俺の知らない所で奇妙で恐ろしいものが迫ってきているような気がした。

 あいつは、何処に行ってしまったんだ?

 妙に胸騒ぎがして、俺は教室に駆け込む。

 そしてあいつのことを聞いてみる事にした。

 

 

 

「火廣金……? そんな奴知らねえぞ」

 

 

 

 俺は狼狽したまま、言葉を繋ぐことしか出来なかった。

 

「いや、その、だって、お前本当に憶えてないないのか?」

「憶えるも何も、そんな奴知らねえよ。クラス表見れば分かるだろーが」

「……は、はは、そうだよな」

 

 居ない。

 何処にも彼の姿が無い。

 そればかりか、教室の誰に聞いても火廣金緋色という人物を知らない。

 消えてしまった。

 火廣金は、俺達の目の前からその痕跡諸共に消えてしまった。

 何かクリーチャーの仕業だろうか。

 異変には慣れっこだが、今回のこれは妙な焦燥感を感じた。

 取り返しのつかない何かを見落としてしまったような気がしていた。

 

「おい白銀。今日どうしたんだよ。変だぜ?」

「へ、ヘン……って、朝部室に来たら、部室が、デュエマ部が無くなってて──」

「は? でゅえま部って何だよ。お前は助っ人専の帰宅部だろ」

「……え」

「つかでゅえまって何だよ。みょうちきりんな言葉を造るな。頭でもおかしくなったか? え?」

 

 別のクラスメイトがやってくる。

 

「どうした白銀。今日本当におかしいぞ」

「違う。違う──だって、こんな事ってあるか!? 昨日まであったんだぜ!? 俺の、俺達のデュエマ部が」

「あのなあ。お前がさっきから連呼しているデュエマって何なんだ」

「何って──デュエル・マスターズ、略してデュエマは世界で一番人気なカードゲームだろ」

「そんなもんは知らん」

 

 何なんだこれは。

 クラス全員で口裏合わせてイジメでも受けているのか?

 自分がとてもちっぽけで惨めな被害者になったような気分だ。

 だって、周知の事実だったはずだ。良くも悪くもデュエマ部は有名だったし、デュエマは知名度のとても高いカードゲームだ。

 今こうやって”知らないフリ”をしているこいつらでさえ知らないわけがない。小学生の頃はやっていたと話していたものだ。

 これじゃあまるで、デュエマ部どころかデュエマ自体が無くなってしまったみたいじゃないか。

 

「そ、そうだ、ブランに──ブランに聞けば良い! あいつもデュエマ部だからな」

「ブラン? ……ああ、或瀬だっけか。そういや、そんな奴もいたな」

「そんな奴もいたなって──どういうことだよ」

「あのな白銀。はっきり言わせて貰う。今日のお前は、マジでイカれてる。もうとっくに居ない奴の名前まで使って、有りもしねえ部活をでっち上げたりとかな」

「或瀬は、とっくに自主退学したよ。可愛い子だったのにな」

「な、何で」

「知るかよ」

 

 ブランが自主退学?

 そんな馬鹿な事があるわけがない。

 昨日まで、あいつは部室で俺達と一緒に居たのに。

 おかしい。こんな事は有り得ない。

 

「おはよー。何? 騒がしいけど」

「!」

 

 俺は教室の戸を見やる。

 凛とした明るい声。

 花梨が何時も通りの様子でやってきたのだ。

 良かった。彼女には見た所なにも異変が無いようだ。

 

「良かった、花梨。お前は大丈夫みたいだな」

「だ、大丈夫って何?」

「おい刀堂。一発竹刀で引っ叩いてやれ。今日の白銀、おかしいんだよ」

「おかしくねーって。花梨。火廣金のやつが何処にも居ないんだ。皆忘れちまってるみたいだし──何ならデュエマも、デュエマ部の事も知らねえって言うんだよ」

「ヒヒイロカネ? デュエマ?」

 

 彼女は首を傾げる。

 

「ああ、だから一緒に──」

「ちょっと、ちょっと待って! いきなり何の話?」

 

 彼女は手で静止する。

 何の話、だって? 火廣金の名前も、デュエマも、憶えが無いってのか?

 

「耀。ゲームのやり過ぎ」

 

 ばっさりと切り捨てるように花梨は言った。

 

「あたしはあんたの与太話に付き合ってる暇は無いんだからね。良い? 変な事言って皆を困らせちゃダメだよ」

「あ、い、いや……」

「あーあ振られちまったな白銀」

「花梨嬢にまで見捨てられちまったんじゃ末期だぜ末期。とにかくしっかり寝た方が良いぞ」

「なあ、花梨」

 

 俺は絞り出すように言った。

 

「本当に、デュエマ部の事、何も憶えてないのか?」

「何言ってんの? でゅえま部?」

「ほら、だって、ラインのグループまで作ったじゃないか──昨日だって」

 

 言った俺はスマートフォンを取り出す。

 全員分の連絡先が、そしてラインの会話が残っているはずだ。

 

 

 

 

繧ォ繝ェ繝ウ

繝弱だ繝?蜈

繝悶Λ繝ウ

邏ォ譛

轣ォ蟒」驥

譯大次蜈郁シゥ

 

 

 

 肌が、粟立った。

 画面は次々に文字化けしていき、ラインの記録も、電話帳も、全部書き換えられていく。

 

「ねえ。轣ォ蟒」驥って誰?」

「……」

 

 花梨の声にノイズが、一瞬だけ掛かった気がした。

 火廣金緋色という存在など、最初からこの世に居なかったかのようだった。

 

「ねえそれよりも耀。女子剣の皆が、また全国目指して頑張ってるらしいからさ。あたしも応援しないといけないんだけど、あんたも手伝いなよ。幟とか作るのさ」

「応援? 何で花梨が応援するんだよ」

「はぁ!? チームのメンバーを応援するのは当然なんだから。引退しても、皆が頑張ってる時に遊んでなんかいられないよ」

 

 引退って──俺達はまだ2年だぞ、と言おうとして俺は違和感に気付いた。

 花梨の脚に巻かれている包帯だ。

 そればかりか、いつも見慣れた姿に比べて、何処か身体が弱っているように見えた。

 

「お前、身体、大丈夫か?」

「耀。わざわざ言わせないで」

 

 花梨の口から、明朗さからかけ離れた嘆息混じりの溜息が出た。

 

 

 

 

「……あたしがお医者さんから二度と剣振るなって言われたの、分かってて言ってんの?」

 

 

 

 俺の頭はいよいよ破裂しそうだった。

 馬鹿な。花梨が、そんな怪我を何時したんだ?

 この口ぶりだと、もう大分長いようだ。

 だが、知らない。俺は何も──知らないのだ。

 何があった? 何が起こった? たった一晩の間に、俺を取り巻く環境が変わってしまった。

 

 

 

「っ……!」

 

 ぞくぞく、と背筋が凍った。

 軽蔑混じりの花梨の視線が俺の心臓を貫いていた。

 違う。違うんだ花梨。

 俺は──何も知らないんだよ。

 

「うっ、うわぁぁぁーっ!!」

 

 俺は思わず教室を飛び出した。

 何か言い知れない気持ちの悪さを感じた。

 此処には居てはいけない気がした。

 後ろで何か声がした。俺を呼ぶ声が聞こえた。

 だが、もう耳には入らなかった。

 

 

 

 ※※※

 

 

 

 学校を飛び出した俺は、街を駆けまわっていた。

 無い。

 無い。

 これはタチの悪いドッキリかと思った。

 しかし、何処にもない。

 カードショップはあれど、何処にもデュエル・マスターズを取り扱っている店が無い。

 何処で、誰に聞いてもデュエル・マスターズという単語を知らないというのだ。

 

「はぁ、はぁ──っ、はぁ──」

 

 何が、どうなっている。

 分からない。

 考えても考えても分からない。

 どうしてこうなった?

 何時からこうなった?

 俺の知らない間に、何があった?

 教えてくれチョートッQ。お前はこんな時に何やってんだよ!

 

「チョートッQ、チョートッQ! 好い加減出て来やがれ!」

 

 エリアフォースカードを求めて、鞄の中を探る。

 ゾッとした。

 無い。デッキケースが何処にもないのだ。

 その代わり──何も書かれていない白紙のカードだけが入っていた。

 まさかこれ……皇帝(エンペラー)のカードって言うんじゃないよな?

 まるで、最初に見たあの時のようだ。

 完全に休眠状態に入ってしまっている。朝からチョートッQが何も言わなかったのはこのためか?

 

「チョートッQ! 頼む! 頼む! 出て来てくれ!」

 

 カードは何も言わない。

 街を駆け回り続ける俺はようやく気付いた。

 違和感の正体も、火廣金が居なくなった理由も、ブランが退学したのも、花梨がデュエマ部の事を忘れて剣道を引退しているのも──

 

 

 

 ──そもそも、世界からデュエマが消えたことに原因があるのではないか?

 

 

 

「は、ははっ……」

 

 乾いた笑みが漏れた。

 ネットもダメだ。

 勿論、街の人も。

 学校の皆も。

 花梨でさえも。

 デュエル・マスターズの事を忘れてしまっていた。

 それどころか──デュエマ部も、火廣金も、痕跡諸共に消えてしまっている。

 

「紫月……」

 

 祈るように、その名を読んだ。

 彼女がどうなったのか分かっていない。

 まだ、チョコレートのお返しも出来ていないというのに。

 

「あいつも……俺の事を、忘れちまってるのか……?」

 

 怖い。

 初めて紫月に会うのが心の底から怖かった。

 何処に居るのか分からない火廣金やブランと違って、彼女は余程何か大きな出来事が起こらない限りこの街に居るはずだ。

 会うのは一番簡単と言える。

 だけど怖い。

 最初がギクシャクしていただけに──さっきの花梨のように何も知らない彼女に拒絶されるのが怖くなった。

 俺だけが世界に取り残されてしまったようだった。

 それだけじゃない。

 火廣金は? ブランは?

 折角皆、仲良くなれたと思っていたのに──

 

「……これは、悪い夢か何かなのか?」

 

 

 

「白銀耀。お前はこれを悪夢と呼ぶが……果たして本当にそうかな?」

 

 

 

 声が、聞こえて思わず空を見上げた。

 都会の雑踏の中、まるで景色から浮いたように電灯の上に座る男が嘲笑うように見下ろしていた。

 その身体は全身が白いスーツに包まれており、パンダのように肩や腹部が黒く染まっている。

 

「……なんだ、お前は……?」

「夢の定義を睡眠中あたかも現実の経験であるかのように感じる、一連の観念や心像のこととする。この定義に従い、「これは悪い夢である」という命題は偽ということになる」

「何言ってんだ──」

「即ち、これは現実だ。夢じゃない」

 

 音も無く青年はアスファルトの硬い地面に降り立つ。

 その時、周囲の景色がピタリ、と静止画のように硬直した。

 街を行く人々も、ひっきりなしに行き交う車も、流れ続ける街頭スクリーンも、全て停止する。

 

「お前……今起こってる事、何か知ってんのか!?」

「知ってるも何も、この世界を書き換えたのは私達だからな。それが命題の真だ」

「書き換えた!? 馬鹿な! どうやって──」

 

 青年は口角を釣り上げる。

 その手には、手帳のようなものが握られていた。

 金色の装飾で、アルファベットのGと刻印が刻まれている。

 腕にはパソコンのキーボードのようなボタンが幾つも付けられていた。

 

 

 

「私の名はシー・ジー。この時代から言えば未来からやってきた【時間Gメン】と認識してもらいたい。いや、認識してもらおうか」

 

 

 

 未来……!?

 待て待て、俺はSFの世界にでも来てしまったのか?

 どうする? どうすれば良い?

 もし仮に相手が本当に未来人だったら……どうやって戦えば良い?

 ……。

 いや、違う。

 もし、仮に相手が本当に未来人だったとしても。

 俺のやることは変わらねえだろ!

 

「ふざけんな。ジジイだかラーメンだか知らねえが……時間を操れるってのなら皆とデュエマを元に戻しやがれ!」

「不可能だ。これは任務なのでな」

「関係ねえよ。俺達にはデュエマと、デュエマで出来た仲間が必要だ!」

「だが、今この時代でデュエル・マスターズを知っているのは君だけだ」

「そんなわけ……!」

「あるんだよ。今の君はデッキを持っていない」

「まさか、消えた……? デュエマの歴史が消えたから、デッキも消えたとかいうんじゃあるめーな!」

「その命題は真だ。この時代からデュエマのあった痕跡を改竄した。デッキを君の歩いて来た軌跡と定義するならば、それは全て無くなったも同然だ」

「……この野郎……!」

 

 当然の事だ。

 デッキも無い。

 そして相手も居ない。

 つまり、俺一人だけがデュエマの事を憶えていても仕方がないのだ。

 

「俺だけが……世界で、たった一人デュエマを憶えてるってことかよ──!」

「しかし何故エリアフォースカードの使い手で”君だけがデュエマの事を憶えている”? 我々の歴史干渉を受けていない?」

「……んな事俺の方が知りたいくらいだぜ!」

「分かりやすく説明してやろう。時空のひずみを【ダッシュポイント】と定義する。時空のひずみは主に、その時代に存在する異常……歴史の改竄を受け付けない特異点の存在が原因となることもある。それに従えば、このダッシュポイントの原因は明らかに君だ」

「俺が、特異点……?」

「歴史通りならば、この時代のお前は皇帝(エンペラー)のエリアフォースカードを手にし、普通の高校生ではなくなった。だが、皇帝(エンペラー)を持つ事が特異点である理由にはならない。”そのエリアフォースカード”、何処で手に入れた?」

「はっ、知っててもお前らに教えるかよ……!」

 

 皇帝(エンペラー)は元々、商店街の裏にあった謎のカードショップでお爺さんにお守り代わりに渡されたものだ。

 俺でさえ、カードショップや爺さんが何処に行ったのか、分からない。

 だから教えた所で仕方が無いし、こいつらに教えればもっと厄介な事になる気がした。

 

「話すつもりが無い、か。ならばエリアフォースカードを大人しく渡して貰おう」

「渡すかよ!」

 

 デッキが消えても、このエリアフォースカードだけは消えなかった。それは、何か意味があるのかもしれない。 

 皇帝(エンペラー)の能力なのか、それとももっと別の何かがあるのか。

 どちらにしたって有り難い。そして──

 

「世界が変わっちまった所為で、俺の前から居なくなっちまった仲間がいる。夢を追いかける事を諦めちまった奴が居る。そして、ずっと一人で抱え込んでいるままの奴が居る──!」

 

 もし俺がデュエマの事を忘れてしまったら、あいつらと過ごした日々も、あいつらの楽しい思い出も、あいつらそのものも、全部消えてしまうんだ。

 仲間になった火廣金も、笑っているブランも、後輩として着いてきてくれた紫月も、剣道を続けている花梨も、皆居なくなってしまう。

 居たとしても、それは俺の知らない、あいつらじゃないあいつらなんだ。

 俺の知っているあいつらじゃないんだ。

 

「こんな世界、こんな結末、嫌に決まってんだろッ! ”無かったこと”になんかさせねえよ! テメェをぶん殴ってでも俺の仲間を奪い返す……それが、今俺のやるべき事だ!」

「そうか──聞き分けの悪い奴」

 

 彼の手帳が開く。

 そこには1枚のカードが差し込まれていた。

 

 

 

「ならば力づくしかあるまい」

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