学園デュエル・マスターズ WildCards【完結】   作:タク@DMP

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番外編
【登場人物紹介】6文明の使い手編


【主要人物】

 

 

白銀 耀(しろがね あかる) 

 

男 17歳 鶺鴒学園高校2年生・デュエマ部・部長

 

主人公。部員の少ない同好会同然のデュエマ部の冴えない元締め。責任感が人一倍強く、生真面目で頑固。そして困っている人を見かけると放っておけないお人好しさが祟り、その都度事件に巻き込まれるので苦労は尽きない。女子に囲まれながら一切羨ましがられないのは、その女子2名があまりにも癖が強すぎるためである。哀れ。

 

そのお人好しっぷりは筋金入りで、困っている誰かを見捨てられず、時には自ら危険に飛び込むほど。それがきっかけでワイルドカード事件に首を突っ込むハメになってしまう。

 

使用デッキは、ジョーカーズ。

序盤は展開してパーツを集めながら、最後に必殺技を叩きこむ一撃必殺スタイルを得意とする。逆境でのヒラメキが強み。一方で、良くも悪くも一直線な戦い方は読まれやすく、頭脳派プレイヤーの前では良いカモである。

 

 

ブラン

「なーんていうか、いっつも大変な目に巻き込まれてる印象デスよねー、損ばっかりっていうか」

 

紫月

「お人好しが祟るってやつでしょう。何事も程々ですよ。命が幾つあっても足りません」

 

ブラン

「あと、いちいち怒ってばかりだと胃薬もいくつあっても足りないデスよー!」

 

耀

「オメーらがもうちょいまともなら、俺の胃薬は減ってんだよ!! 頼むから生徒会の弱みを握ったり、推理小説の本棚増設したり、部室をゲーセン化するのはやめろ!! うちが何部なのか忘れちまう!!」

 

ブラン

「何言ってるんデスか、アカル?」

 

紫月

「うちはデュエマ部ですよ」

 

耀

「あああああああああああァァァァーッ!!(発狂)」

 

火廣金

「可哀想な部長……(プラモデルパチパチ)」

 

 

 

チョートッQ

 

クリーチャー 守護獣Ⅳ番

 

耀と契約した、大アルカナの力を宿したエリアフォースカードの1枚・皇帝(エンペラー)の守護獣。

お調子者であり、慇懃無礼。たびたび相手をおちょくったり、からかったりしては返り討ちを受けている。しかし、逆境への勝負根性は主同様すさまじく強く、決して諦めることはない。

 

チョートッQ

「そーう、我こそは!! 栄えある守護獣、チョートッQでありますよ!! 未熟だったマスターを一流のデュエリストに育て上げたのは他ならぬ我!! つまり!! 我こそが最大の功労者、であります!!」

 

耀

「何処まで厚かましいんだテメェ」

 

 

 

或瀬ブラン(あるせ ぶらん)

 

女 17歳 鶺鴒学園高校2年生・デュエマ部

 

快活明朗なムードメーカー。イギリス人とのハーフということもあってか、金髪碧眼のロングヘアー、そして屈託のない笑顔が目立つ美少女。しかし、事件に面白半分で首を突っ込んで、デュエマ部に絶えずトラブルを持ち込んでおり、耀の胃痛の原因となっている。

 

シャーロキアンであり、探偵に扮することもあるが推理力は壊滅的。オマケに手段を択ばない節があり、鶺鴒の生徒会長はブランに浮気写真を握られている所為でデュエマ部に手出しが出来ない。総じて、推理以外のところで探偵らしさを見せつけている。よくも悪くも。

 

使用デッキはメタリカ。

圧倒的な防御力で相手をいなしつつも、並べ立てた精鋭で反撃を行う攻防一体のスタイルが持ち味。しかし、そのプレイスキルはあまり高いとは言えず、プレイヤーとしての経験値も主要人物では最も少ないので危なっかしい。

 

ブラン

「つまり、冷蔵庫から消えたモンブランを食べた犯人は、他にいるのデスよ!」

 

紫月

「ブラン先輩の頬についたケーキのカスが誰よりも雄弁に語っていますよ。犯人が誰なのかを」

 

ブラン

「ちょっと待つデスよ。犯人は私達が部室から出ている間にケーキを食べた可能性を議論するのデス!! 緊急会議!!」

 

紫月

「ブラン先輩吊り一択です」

 

ブラン

「ガッデム!!」

 

耀

「そういやあの冷蔵庫、ちょっと壊れてて科学部に修理に出すところだったんだけど、中のモン出したか? ぜってー腐ってんぞ」

 

ブラン

「オァーッッッ!! なんか急に腹が痛くなってきたデェェェース!!」

 

 

大迷宮亀ワンダータートル

 

クリーチャー 守護獣Ⅺ番

 

ブランと契約した、正義(ジャスティス)のエリアフォースカードの守護獣。

物腰の落ち着いた老人のような人格。未熟なブランを心身ともに支えており、孫と祖父のような関係。地形を看破する力や、逆に空間を迷宮化して相手を惑わせる技を持ち、デュエル外でも重宝されやすい。

 

ワンダータートル

「縁側での日向ぼっこは気持ちがええのう……クリーチャーとしての力を使うこともない平穏な日常……それこそが尊いものじゃ」

 

ブラン

「ワンダータートルゥ!! うちの生徒会が部員がどうだのってうるさいから、あの生徒会長の浮気現場抑えに行くデース!!」

 

ワンダータートル

「平穏が探偵の来た方から逃げていく」

 

 

暗野 紫月(あんの しづく)

 

女 15歳 鶺鴒学園高校1年生・デュエマ部

 

パーカーを身に纏った、ショートボブの小柄な少女。クールかつドライで、いつもけだるそうな雰囲気を纏わせており、気まぐれでワガママ。さながら猫のように自由な態度で周囲を振り回す。しかしその一方で底なしに等しい闘争心を内に秘めている。因みにおっぱいが一番大きい。

 

デュエマ部では最もプレイヤー経験が大きく、それに伴って所持デッキも非常に多彩。守護獣との契約の都合上、青単ムートピアのデッキを使うこともあるが、彼女自身が最も愛用しているのは相手とのリソースの差をつけやすい墓地ソースである。

 

一貫して、手札と墓地を増やしてリソース差を序盤に付けてから、反撃できないほどの軍勢で圧倒する戦術を好む。それだけではなく凶悪なループデッキも好む知能犯プレイヤー。しかし、自らの知識と経験に頼っている都合上、想定外の出来事に弱い。

 

紫月

「ツモです」

 

耀

「まーたこんなループデッキ組んで!! デュエマは麻雀じゃありません!!(20敗目)」

 

紫月

「先輩が対策しないのが悪いのです」

 

耀

「それもそう。……まあ、可愛い後輩の作ったデッキの可能性って奴を……俺は見てみてえんだよ」

 

紫月

「くっさ」

 

耀

「泣いて良い?」

 

紫月

(でも……嫌いじゃないですよ、先輩の真っ直ぐなところ。何だかんだ付き合ってくれますし)

 

 

深海の覇王シャークウガ

 

クリーチャー 守護獣Ⅰ番

 

紫月と契約した魔術師(マジシャン)のエリアフォースカードの守護獣。

荒々しい兄貴分のような性格をしており、例にもれずお調子者なので紫月からは怒られたり制裁を受けている。しかし、魔術の知識に長けており、そして自身が持つ技も多彩。実体化したクリーチャーを抑え込むには無くてはならない戦力である。

 

シャークウガ

「ギャハハハハハハ!! 亀の爺さん、聞いてくれよ!! コンビニスイーツの食いすぎでまーたうちのマスター太ったってよ! 体重計の前で”こんなもの……存在しなければ”って言っててなァ!! 体重計は何も悪くねぇっつーの!! ギャハハハハ!!」

 

紫月

「へえ面白いですね、シャークウガ。ところで今日の夕食はフカヒレです」

 

シャークウガ

「わりぃ、俺死んだわ」

 

ワンダータートル

「鮫の字、成仏せい」

 

 

火廣金 緋色(ひひろかね ひいろ)

 

男 17歳 アルカナ研究会・鶺鴒学園高校2年生・デュエマ部

 

魔法を使える特異な人間であり、訓練されたエリートである魔導司(ウィザード)。その中でも、極東に配備されているアルカナ研究会の一員。要は年少でありながら、ものすごく強い魔法使いである。プライドが高く、任務に対しては機械のように忠実な仕事人。

 

国籍不明であり、名前も当然のように偽名。彼を知る魔導司の中ではヒイロ・ヒヒロカネで通っているので、本人も気に入っているのかもしれない。しかし、アジア人でないことは確かである。ちなみに大のミリオタであり、趣味はミリタリープラモ。

 

使用デッキは赤単速攻。特に、ビートジョッキーを混ぜたタイプを愛用しており、連鎖的にクリーチャーを展開して多段的に攻め込む。また、赤単速攻は非常に高いセンスとプレイングが求められるため、それを使いこなす火廣金の実力を逆説的に証明している。

 

 

火廣金

「創造とは大きな犠牲とコストを払って作り上げられなければならない。例えば、1隻の軍艦にしても、1台の戦車にしても、決して手を抜くことは許されぬ。時間を惜しむことは許されぬ。血潮を、心を燃やさねばなるまい」

 

耀

「……」

 

ブラン

「……」

 

紫月

「……」

 

火廣金

「さて、この連合艦隊をいかようにして飾るか。それが問題だ」

 

桑原

「おーい白銀──ゲッ、何だコレ!! くっせ!! マッキーの匂いが部屋中からする!!」

 

耀

「助けてください先輩……接着剤のシンナー臭に、ころされる……」

 

桑原

「喚気しろや!!」

 

 

桑原 甲(くわばら かぶと)

 

男 18歳 鶺鴒学園高校3年生・美術部

 

気難しい芸術家肌であり、己が理想とする絵画を描き上げることに情熱を燃やす熱血漢。その至高の1枚は自分の為だけではなく、長らく病床に伏せる姉に手向けるためのものである。そのため、粗暴な態度からは考えられないほどにナイーブな内面を持つ。

 

ヘアバンドと、小柄な容姿が特徴的。よく1年生と間違えられ、その度にキレる。気難しさこそあるものの、そのひたむきな姿から、彼に憧れる者は決して少なくはない。

 

使用デッキは、巨大なクリーチャーを多数抱えるゲイル・ヴェスパー。巨大なクリーチャーを派手に展開するデッキを好み、それを用いたループデッキで安全に勝利することすら躊躇わない。ド派手に、そして美しく散らす。それが彼の信条である。

 

桑原

「一筆入魂……くっ、ダメだ……グラビアデッサンは俺には刺激が強すぎる」

 

ブラン

「難儀デスねー。それなら見慣れてる身内をデッサンすれば良いのでは?」

 

桑原

「成程、テメェ頭良いな!! さっすがだぜ!!」

 

ブラン

「というわけでグラビアに着替えたデース!! ……紫月が」

 

紫月

「なぜ私がこんなことを……ケーキ奢ってくれるって本当ですよね?」

 

桑原

「ブフウウウウウウウウウウウウウ!?」

 

ブラン

「パイセンが鼻血噴き出して斃れたデース!?」

 

耀

「こうして桑原先輩は病院に運ばれた。原因は明白だったと言えるだろう。因みに後日紫月はスイーツをしこたま奢ってもらったとかなんとか」

 

 

 

 

天空のゲイル・ヴェスパー

 

クリーチャー 守護獣Ⅷ番

 

桑原が契約した(ストレングス)の守護獣。常に陽気であり、自らをヒーローと呼んで憚らない豪快な性格。一方で、自らを理想たれと律しており、誰かのピンチには颯爽と駆け付ける色男である。

 

ゲイル

「困ったときは!! 僕に頼り給え!! 何故ならば!! 僕は!! ヒーローだからね!!」

 

桑原

「昼夜問わず、うるせぇのが一番困りものだよ」

 

 

 

黒鳥 レン(くろとり れん)

 

男 20歳 東鷲野美大2年

 

物語開始の数年前からクリーチャーと戦ってきた、歴戦のデュエリスト。何事も美学を重んじ、己の中にあるそれに従って行動する。落ち着いた性格で、面倒見がいい。かつて紫月にデュエルの稽古をつけ、彼女を凶悪なデッキを扱う知能犯プレイヤーに育て上げた。

 

容姿端麗な長い黒髪と高い背が特徴的。一方で、他者を寄せ付けさせないクールかつ重苦しい雰囲気を持つ。そこには、かつて多くの仲間を失ってきたという暗い過去と後悔の念がつきまとっている。

 

使用デッキは闇文明を用いたコンボデッキの数々。ある時はハンデスと展開で相手を磨り潰し、ある時はループデッキで完全に勝利する。抵抗してきた相手を圧倒的なプレイングとデッキビルディングで完膚なきまでに叩きのめす。闇のカードを使わせれば右に出る者なし。

 

レン

「我が美学の前で、勝てる者無し」

 

紫月

「師匠の言う美学はあまりにも範囲が広く、そして抽象的かつ曖昧です」

 

レン

「ふむ、僕の美学の具体的な定義が欲しいと?」

 

紫月

「あるものならですが」

 

レン

「例えば……空に浮かぶ雲、電柱、今朝の珈琲」

 

紫月

「……はあ」

 

レン

「言ってしまえば……あれら全て、広義で言う所の美学だ」

 

紫月

「…………………ぷしゅー」

 

ブラン

「紫月の頭が完全にショートしたデース!!」

 

耀

「しっかりしろ紫月! ……やべぇぞ重症だ!!」

 

黒鳥

「僕の美学は定義などという小さな枠に収まるものではない」

 

 

 

阿修羅ムカデ

 

クリーチャー 守護獣ⅩⅢ番

 

レンと契約した死神(デス)のカードの守護獣。見た目に違わぬ、凶悪な性格であり、相手を引き裂くことに快感を覚える嗜虐家。一方で、レンに大人しく従っているように見えるのは、彼の傍にいることで己の欲望が満たせるからという危険な理由。レンからも警戒されている。

 

 

ムカデ

「ヒャーハッハッハッハッハァァァーッ!! 我が主よ、何処に行くのです!? 血生臭い戦いのためならば、この私もお供しますよ!!」

 

レン

「殺虫剤買いに」

 

ムカデ

「Oh……」

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