魔法少女リリカルなのはvivid もう1人の聖王の末裔の物語   作:ゲストU

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漫画読んでて矛盾が出やがったので無理に矛盾しないようにねじ曲げます
次回でmemory:54 玉座の王に行ければいいなぁって
それでは本編どうぞ!


第24話

 

 

 

 

オリヴィエとシルヴィエがシュトゥラに「留学」に出かけてからふた月と少し経った頃

 

僕も予定通りシュトゥラに赴くことになった

 

名目は「シュトゥラ学術院への出向協力」

 

その時出会ったクラウス王子は若くしてよく出来た人物で

 

オリヴィエにもシルヴィエにも良くしてくれていたし僕のことも歓迎してくれた

 

そしてある日の事

 

 

「2人に聞いたんだが君も徒手の武術をやるんだよな?」

 

 

「ひとり旅をしていますと身に危険もございますゆえ……少しばかり」

 

「実は2人に聞いてからずっと興味をもっていたんだ」

 

「どうだろう?少し手合わせをお願いできないか?」

 

 

笑いながら言ってきたのです

 

ヴィヴィ様もシルヴィ様も「彼は強いから大丈夫」「きっと気に入る」

と、言ってきたのですが正直気乗りはしませんでしたが

 

彼の構えを見て考えは変わった

 

2人が強い、大丈夫と言っていたのが納得できそうだった

 

 

 

大地から足先へ

 

 

下半身から上半身へ

 

 

螺旋を描いて力を伝える

 

 

断空の一撃

 

 

正直すごかった

 

 

呆きれるほどにまっすぐで

 

面白いくらいに情熱的

 

当時の僕はまだ血統伝承のすべてを身につけてはいなかったとはいえ

 

曲がりなりにもエレミアの末裔

 

局所破壊技を封じ手にしてもなお

 

戦力は僕の方が上だったはずだけれど

 

彼の頑丈さと打撃力には目を見張るものがあった

 

 

全力で打ち込み

 

 

全力で避け

 

 

威力で殺す

 

物心ついてから呼吸をするように行ってきたはずのことが

 

 

「楽しい」と思えたのはあの時が初めてだった

 

 

その日から僕たちはオリヴィエ、シルヴィエも交えた4人で

 

時に競い合い

 

 

時にともに鍛え

 

 

同じ窓の内で学問をして

 

同じ食事をとって

 

世界のことと

 

 

日々のことを

 

 

同じように語らいながら

 

 

 

僕たちはおよそ4年あまりの平和な時を過ごした

 

 

 

 

 

 

 

────

 

 

「今のボクたちとあんまり変わらない青春時代って感じですよね」

 

 

 

 

「若いってな きっとそういうことなんだな」

 

「穏やかな時を過ごされていたんですね」

 

「4年間のエピソードはいろいろあるよ」

 

「クラウスとオリヴィエ シルヴィエがどんどん成長していったこととか…」

 

「三人が近隣平定任務で戦に出かけたこととか」

 

「リッドも修行と実戦を続けて次代に伝える技と経験を積んでいったこと」

 

「シルヴィエに鉄腕を使えるようにしたこともあるね」

 

 

 

 

────

 

ある日シルヴィエに呼び出されたがそこで彼が言ってきた事は信じられなかった

 

 

 

「なぁリッド、鉄腕の使い方教えてくれないか?」

 

 

いきなり何言ってんだこいつは

 

「は?」

 

「いや、だから鉄腕を」

 

「そうじゃなくって」

 

「?」

 

「どうしていきなり鉄腕を使いたいなんて…」

 

「来るべき時に対しての準備だ…」

 

 

来るべき時…何だ…?

なんて考えているとシルヴィエは続けた

 

 

「エレミアの技はとても素晴らしいものだ」

 

「確実に相手を無力化できる」

 

「知ってのとおり私はクラウスやオリヴィエのように一撃が重くない」

 

 

「だから鉄腕を使えるようになって少しでも補いたいわけさ」

 

 

「あ、ちなみにクラウスお得意の技術も本人から学んだよ」

 

 

「あなたは何でそんなに強くなることに必死なんですか…」

 

「さっきも言ったが来るべき時のためだ」

 

「その来るべき時ってなんなんですか?」

 

「悪いがそれはいえないが、教えてくれるか?」

 

「分かりました教えます」

 

「よしっ!」

 

 

 

結果からすれば使いこなすかはともかく使えるようにはすぐなった

 

 

 

「意外と軽いかと思えば結構重いんだな」

 

「よく言うよあっさり使えるようになったくせに…」

 

「そんな訳ないさ これでも試行錯誤の末にこれだからな」

 

どんだけ考えてたんだよこいつは

どんだけ使いたかったんだ

 

「あくまでまだ使えるようになったってだけだから使いこなせるように訓練頼むよ?エレミア」

 

「ああ、もちろんそのつもりだよ さぁこい!」

 

 

────

 

 

 

 

「そんな事もあったんやねぇ」

 

 

「この来るべき時っていつなんでしょうか?」

 

 

「それは読んでれば分かるんじゃない?」

 

 

 

 

 

手記を読み進めているうちにある単語を見つけた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──── 魔女クロゼルグ

 

 

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