白雪姫はノーネーム本拠地に保を進めながら大垣の居た世界の事を教えて貰っていた。
「俺の故郷はニックと言う名前の国だ」
「ニックですか」
「あぁそして俺の居た世界には犯罪者が大半を占めていて襲われないように壁を作り身を守るという作戦を取ったんだよ」
「だが、ある時壁の中に住む住人の中に魔力を持った子供が生まれたんだよ」
「その子供が生まれてから約一世紀立って魔力を持った人達が増えていき、その中で強い奴順に並べていき、順位を付けて順位の高い奴程危険な犯罪組織を順位が低いやつには基本調査などの依頼して順位が高い奴が討伐。みたいな感じで俺たち魔導師は過ごすんだよ」
「順位というのは具体的にどのぐらいでしょうか?」
ここまで黙っていた白雪姫が突然喋ったことで少し驚いた大垣は白雪姫に気づかれないようため息を吐く
「一桁、二桁、三桁、四桁の四つが主で四桁より下は低級魔導師で一括りだ」
「理解しました」
「みなみに一桁~四桁まではそれぞれ名前がなるんだ」
「どんなですか?」
「一桁をファースト、二桁をセカンド、三桁をサード、四桁をフォースそして一桁でも一位にはマーリンの名が貰えるんだよ」
「して、御幸殿の順位は?」
「俺か?俺は…っと見えて来たみたいだな」
大垣に言われ前を見る白雪姫、そこには大きな門があり二人はノーネームの拠地へと足を踏み入れる
「御幸殿、ノーネームにはどのような経緯で?」
「問題児達似合うのとギフト鑑定だ」
「でしたら白夜叉様が良いかと」
と言い白雪姫は前方を指差し、先頭に白雪姫続くように大垣という順になって、白夜叉のいる所まで案内してもらっていた
「ここに白夜叉様は居られます」
「そうかサンキューな白雪姫お前は待機だ」
「いえ、私も着いて行った方がいいかと」
「何故だ?」
「はい、私の神格は白夜叉様に頂いたもの私が白夜叉様に頼んだ方が良いかと思いみして」
「そうか、分かった」
大垣は渋々と言った感じで了承した。実際のところ自分一人で行って「ギフト鑑定して」と言って、はいどうぞと言ってもらえる気がしてい無かったので丁度いいと言ったら丁度いいのかもしれない
店の中に入り、白夜叉の自室の前で止まり襖の奥にいる白夜叉へと声をかける
「白夜叉様中に入っても宜しいですか?」
「白雪姫か、良いぞ入れ」
「わかりました」
白雪姫が入室の了承を得たので、白雪姫が入り後を追うように大垣も中に入る
「白雪姫にも等々男が出来たか」
「いえ、こと方は私のご主人様でございます」
「…!?ほぉこの男は白雪姫を倒したというのか」
白夜叉は一瞬驚くもすぐに冷静を取り戻す。
「ワシは白夜叉じゃ東区最強の
「俺は大垣御幸だ白雪姫の主人にあたるものだ。よろしく」
「あぁよろしのう、して今日はどんな要件じゃ?」
「あぁ俺のギフトを鑑定してもらいたんいだ」
白夜叉は少し口角を上げて大垣を見る、見る目は何かを企んでいる様な悪戯っぽい目であった。
「見てやらんこともないがタダでとは言わん」
「じゃあ力試しでもするか?俺は構わん」
「話が早くて助かるのぉ」
白夜叉が手をパン!と叩くと遠く薄明の空にある星は只一つ。緩やかに世界を水平に廻る、白い太陽のみ。まるで星を一つ、世界を一つ創り出したかのような奇跡の顕現。
そして白夜叉が大垣に向かって問いかける
「私は〝白き夜の魔王〟───太陽と白夜の星霊・白夜叉。おんしらが望むのは、試練への〝挑戦〟か? それとも対等な〝決闘〟か?」
数秒の静寂、
「勿論、決闘だ」
先に言葉を切ったのは大垣御幸だった
「なっ!?」
「ほう」
驚いたのは隣に立っていた白雪姫だった、当然の反応と言えるだろう白雪姫は白夜叉の力を知っているからだ。たが大垣は白夜叉を前に軽薄な笑みを浮かべ大垣は言う
「こと程度で最強?笑い死にを狙ってんたならお前の勝ちだな」
「…」
「こんなものを創ったところで俺に勝てるとでも思ったか?」
「…」
「残念だったなこんなもん幾ら作っても俺には傷一つ付けねぇよ白夜叉…いやカス夜叉」
瞬間世界が白夜叉の殺気で覆われた、その強さは白雪姫も片膝をつき意識を保っているのがやっとの程であった。がその殺気を一点に受けているはずの大垣は仁王立ちして白夜叉に見ていた
「ほんとに期待外れもいい事だ」
「!!?」
白夜叉の重圧を殺気を大垣はその全てを自身の殺気で吹き飛ばし、白夜叉より強い殺気で今度は大垣が白夜叉に向かって殺気を飛ばす
「どうだ?お前のと質も重圧も全てが違うだろ?」
(まさかこの私の重圧を押し返しそして私に先程よりも強い殺気ととばすとは…この餓鬼一体)
「…」
(この程度ならまだ余裕か…じゃあ)
「……なっ!?」
大垣は徐々に徐々に殺気の密度を上げていきその強さは空間を歪ませるほど強くなった時、白夜叉はたか膝を付き胸を手で抑えていた……
まるで心臓を押さえるかのように
「カハッ……!? ァ、ガ……!」
「まだまだ上がるぞ?」
大垣は更に殺気を強めていきいつしか白夜叉は気を失っていた。大垣は失敗したっと髪を掻きその場で座り新たな魔法を考えるであった。
「んっ………あっ…ん!?」
白夜叉が先に意識を取り戻し我に返る
「ようやく起きたか」
「私は負けたのか」
「あぁ」
そこでようやく白夜叉は自分が今ある状況を理解しようで、俯き拗ね始めた。
「早いことギフト鑑定してくんねぇか?俺が勝ったことだしよ」
「それはそうじゃが…なんか腑に落ちんの〜」
「つべこべ言ってないで早くしろ、俺も暇じゃねぇんだ」
「分かっておる」
白夜叉がパンパンと柏手を打つ。すると三人の眼前に光り輝く一枚のカードが現れる。
カードにはそれぞれの名前と、体に宿るギフトを表すネームが記されていた。
スペースグレーのカードに大垣御幸・ギフトネーム"
大垣は前に出できたギフトカードを手に取り物珍しそうに眺める
「はぁ〜こんなちっこいのがギフトカードか?」
「無くすなよ?再発行はできんからな」
白夜叉は笑いながら大垣にそう告げる
「わぁってるよ!じゃあな」
大垣はそう言って白雪姫を引きずりながら白夜叉の店を後にするのであった
本音トーク
「およよ?今回、私ほとんど出番ない?」
「あぁそうみたいだな」
「何でこの才色兼備で美少女の私をたった数セリフしか言わないうちに出番終わっちゃうのよ!!」
「仕方がねぇだろ?お前、気絶してたんだしよ」
「それはそうだけど……もう!知らない!」
「ハァ━(-д-;)━ァツカレル」
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